王族と平民
同級生が次々と入ってきて席に座りおしゃべりを始めていると鐘が鳴り響きマルシア先生が入室してきて教壇に立つと、起立そして礼を行い座ると今週から学校探検そして運動実習そして来月に野外実習を行うので6人グループを作り代表者を決め
お昼までに提出することと言うと授業に入り始め、私は生徒の数を数えると24人なので余りがないと言う事を改めて突きつけられ何とか一人で行動できるようにと先生に話をしないとと思っていると授業はおわりマルシア先生が出ていくのを追っていきその事を話始める。
後ろから「先生、先生」と呼ばれて振り返ると一番後ろが定位置のアポロニア君が私を呼び止めたので何の用かと聞くと、朝話した6人グループに入らないで一人で行動したいと言うことを言われたので何でぼっちが好きなのと顔には出さないようにしながら学校では団体行動の大切さも身に付けなければならないカリキュラムの1つで昼までに仲間を作り行動しなさいと言い、何か言いたそうなアポロニア君に昼までよと釘を指して絶望している彼をおいて職員室に戻ってきてしまった。
私は途中から顔をひきつらせ説教になってしまったマルシア先生を恨めしく思いながら釘を差され反論する前に廊下を急いで職員室に戻っていった先生の背中を見ながら教室へと戻ると、すでに二つほどが6人グループを形成しもう1つのグループも商人の息子である男の子が拝み倒しているところであり、急いで定位置に戻って座っている間にグループが決まったらしくお礼を言いながら紙に記入していき、最後に残った5人組を見てみると、王子と血縁と貴族が3人であり商人の息子が拝み倒した理由がわかり私にとっても不幸出しかないグループであることは間違っていない。しかしながら5人は5人で有ることを気にする訳でもなく話しておりうまく行けばボッチであり得るかもと密かな期待はすぐに打ち砕かれることになった。
休憩が終わり鐘が鳴り響きマルシア先生が入室して挨拶をするともう決まったグループは申請書を出してくださいと言うと、4人が立ち上がり申請書を手にもちマルシア先生に手渡していき席へ戻ろうとしたときに先生がロイド君と呼び止めると、提出した表の一番下を指差し話し合っておりおもむろにマルシア先生が私を指差し王子は私を見て驚き先生に一礼をすると階段を上がりながらこちらへ来る。
私は逃げ場のない状況で王子が来るのをただ待っていることしかできずに、私の前に立った王子を見つめると王子が「君の事を忘れていたすまない」と、学校意外ではまずあり得ない王族が平民に謝ることに動揺してしまい「目立たなくてごめんなさい」と自分でも後で考えるとなんと変な対応かと思える返答で謝り、王子が「良ければグループに入ってくれ」と言い「微力ながらお手伝いをさせていただきますロイド王子様」と言うと、「ありがとう、呼び方はロイドで良い」と言い書類を出してきたので震えながら一番下に自分の名前アポロニアと記入し手渡すと王子は「細かい話は休憩時間で」と言うと先生のところへ改めて提出した。
この時間の授業内容は右から左であり、終わりの鐘が鳴り響き先生が出ていくと王子が私の名前を呼んで手招きしたので急いで下りていくと改めて自己紹介をしようと王子が言い、「このグループのリーダーであるロイド・ワーレンよろしく」と言い私は無言で挨拶を返し、「マルス・ロックだ」と血縁であるが私を侮蔑したような顔で言うのを同じように頷く。残りの二人は伯爵と男爵そして子爵の息子でフェール・オクトとギニアス・マーキュリーそしてベレ・マルケスと名乗り平民に何で挨拶をと言うような顔で私を睨み付けたので、一歩引くと
「アポロニアと申します。不馴れで失礼なこともありますがよろしくお願いします」と返すと、
王子は立ち上がり手を出してきたので恐る恐る手を出すとマルスが「王子!」と声をあげたので手を引くと王子は手を伸ばし握り返してきて周りに「どんな身分で有ろうとアポロニアは私の友人でありもし身分によって差別をするなら許さないからな」とマルスに言い「仰せのままに」とマルスは王子に答えた。
私は背中を滝のように流れる汗を感じながらこのやり取りを聞いており、緊張で気絶しそうな状態であったが、武術教官であるオルクが入室してきたので王子がまた後でと言いながらそれぞれの席に戻り、オルク先生がこれから装備を整えるので準備室に向かうのでついてこいと言い廊下で2列にならび無論私は最後尾につくとついていく、武術棟はこの教室の建物の裏手にあり建物の横に闘技場も備えた立派なものであり、準備室に向かうと革の鎧がいくつも並んで置いてあり自分が中古で買った革の軽装服と比べようもないくらい上等な物でありもって帰りたいなと思ってしまう。
オルク先生が各自で自分に合う鎧を試着しなさい、もしわからなければ順番にまわるので待機していなさいと言い助教と思われる先生3人と共に生徒の試着を手伝い始める。私は選び方の基準はギルドで教え込まれたのでサイズを確認して各ベルトの長さを調整すると革の鎧をすぐに装着し新品の匂いを堪能しつつ細かい調整を行っていると誰かが立つのが見えたので視線を上げると王子であり慌てて立ち上がると、王子は私の装着した装備を見て納得したように頷くと自分も装備を整えたいので手伝ってくれと言うので、私は王子が私と同じ背丈なので横にあった同じサイズの革の鎧を手に取り簡単にベルトを調整して立ち上がると王子は手を広げて「頼む」と言うのでおっかなびっくり装着して細かい調整をしながら動いてもらい擦れたりするところをさらに細かく調整終わると、王子は型なのか体を動かし装着に満足し私の肩に手を置くと「ありがとう、何時も城で着るときよりも動きやすい」と笑顔で返してくれ、グループの4人にも同じように手伝ってくれと言われたのでそれぞれに合いそうな鎧を取ってきて最初よりはスムーズに調整と動きやすい最終調整を行いマルスも不本意ながら礼を言ってくれた。
ようやく全ての生徒が装備を終わり整列するとオルク先生は自分達でこれから手入れなどを覚えていくようにと言い、私達にも持てるようにショートソードで幅が狭い物が配られ盾は学院のマークである鷹が舞い降りて来る姿が彫られた木の盾が配られるとさすがにまだ重いので悲鳴が上がった。私は刀よりはまだ軽いと思い鞘ごと持ち上げこれももって帰りたいなと思いつつ振り回してさすが良いものだと動きやすいなと思い学費がいくらなのかと思ってみたりしてしまう。その動きをオルク先生が驚きで見ているのを気がつかなかった。
私は武術教官のオルク。今年は第一王子が学院に入学され光栄にも私に指導教官としての栄誉を受けることになったのだが今日A-1の生徒達に野外活動用の装備を整えさせるのに準備室につれてきて鎧を装着させるのだが、この年齢の子供でも武門の出であれば鎧を装備する機会はあるものだがこの少年アポロニアは平民の身分で入学してきたあり得ない事で多分何処かの大貴族の私生児なのだろうと教官の間では噂になっていたが、私が皆が装着できないだろうと思いながら指示したら手慣れた様子で装備してあまつさえ王子の装備もさらにグループの仲間のも装備し終わり最初の栄誉をとられてしまって悔しいが、そもそもこの少年はどこで覚えてきたのかと思い人事部の名簿を担当管に頼んで一度見てみる必要があると考えながら少年の装備に問題がないかチェックをする。
オルク先生は皆を整列したあと私の装備を色々見て問題がないかと思ったようだがどうやら合格をもらえたらしく他の子を見ながら私に向ける何か含むところがある目線が気になりながらその場で装備を脱ぎ清掃やベルトなどの整備のしかたを改めてならいながらギルドでの講義よりも細かい整備のしかたで、冒険では毎回こんなにしている時間がない実戦的なものとの違いなのかと思いながら隣に座った王子から整備の質問が投げかけられるので正規の仕方ではなく冒険者の整備しかわかりませんと言うと、王子は驚き冒険に出たことがあるのかと聞かれたので野宿はないですが毎日生活のために学校が終わると採取や罠を使った狩猟を行っていますと言うと目を輝かせその事を話してくれと興奮ぎみに声を大きく言われたのでオルク先生から注意されてしまい「アポロニアすまない」と言いながら整備に集中して昼になり授業は終わる。
教室へと戻り教科書をロッカーに仕舞い急いで自宅に走って帰った。家の前では朝と変わらず住民が集まっており、朝から男達がレッドベア狩りをギルドの依頼で行っており狩人に関係がある配偶者が私の家の前に集まっているのだった。ただいまと言いながら私の制服に目を丸くして見ている女性陣の間を通り抜け、制服を脱ぐと布の服の上に左肩と胸と肘そして膝に革の防具を装備して何時も使っているナイフの他に使い古され何度も磨いだためもと作られたときより小さくなったショートソードを腰につけ、お情け程度の厚さがある木の盾を装備するとリュックを担ぎ1階へと下りる。女性陣はその私の姿でさらに驚き採取に行くの?と皆から聞かれたので自分もレッドベアの捜索に加わるためギルドで依頼を受けると答えると皆が口々にやめなさいお母さんが心配するよと言うので、ギルドカードを胸のポケットから取り出し先日Gランクにアップしたのを見せるともうビギナーじゃないんだと驚き、危なかったらうちに旦那の後ろに逃げなさいと女性陣に次々に言われお礼を言うと一目散にギルドへと向かった。
ギルドに入ると依頼書の最新は掲示板に張られるが、私は背が低く見ることができないのでカウンターに行き空いている席によじ登り座る。顔は出るので受付のお姉さんにレッドベアの探索と討伐の依頼を見せてほしいと言うとファイルの最初の方に書いてあるのを見せてくれ、探索は1日銅貨5枚そして討伐は最初銅貨30枚と書いてあったが2回ほど訂正され銀貨1枚にもなっており怪我人が結構出たようで最近では一番の注目されている依頼であると言うので、探索に参加したいが学校があるので午後からと言うことで銅貨2枚で参加できないかと言いながら自分のギルドカードを提出すると、お姉さんはファイルを取り出しこの調査書はアポロニアさんが書かれた調査書ですよねと言うので頷くと、オブザーバーとして参加してもらうので半日でもいいので銅貨20枚で良いですかと聞かれ喜んで頷きオブザーバーとしての依頼書を作成してもらい、レッドベア討伐のために城外に本部を設置したので向かってほしいと言われ、私は椅子から急ぎ下りると門の外にある討伐本部へと全速力で向かった。
大通りを装備を着けた子供が必死に走っていくので大人たちは避けながら見送っていく。通用口の衛兵に手を上げただけの挨拶で全速力で通りすぎ街道をさらにいくとこないだレッドベアに追跡された最後の地点にギルドのテントが設置されており、そこにはギルドの初心者講習でお世話になったドグさんが入ってくる情報から冒険者に予測をたてて情報を提供しているようだが裏をかかれ空振りになっているようで困り果てているようで、自宅の前に集まっていた女性陣の旦那さんである狩人が同じように呆れ顔で座り込んでいるところに私は「お疲れさまです」と元気よく挨拶してドグさんの前にいくと依頼書を手渡した。
周りの冒険者は私が討伐に参加するのかとひそひそ話をしており荷物だが餌にはちょうどいい等と喋っており、ドグさんが睨むとその場から離れていった。ドグさんが依頼書を確認して私に疲れた顔だが笑顔でよく来たと言いオブザーバーとして頼むぞと言われたので、頷いて状況の説明を頼んだ。ドグさん曰く最初は漁師を中心に包囲を狭めていったが途中大怪我をした猟師がでたため討伐料を上げたら冒険者が大挙して来てしまい統制が取れなくなり、冒険者同士のいさかいもありレッドベアの逆撃等でかなりの負傷者を出していたがまったく補足できずにいて、猟師も冒険者の無知さに呆れてここで休憩を取っているところだと教えてくれる。
私は猟師だけなら多少手こずる事になってもなんとかできたはずですよねと言うと、大っぴらに討伐報酬を上げずに褒賞金として討伐後に渡す方式にすればよかったと嘆いていた。私は同意して作戦を考えますと言うと猟師の集まりに顔をだしお疲れさまですと挨拶するとカリュウの命の恩人のアンネ先生の自慢の息子だと知らない猟師には紹介してくれる。私は猟師の現場のお頭であり私に猟の追跡などを教えてくれた頑固じいさんではなく師匠のアライが見当たらないので聞くと、冒険者の横柄さに頭にきて帰ってしまったと言うので私が頼みたいことがあるので来てほしいと頼むと猟師の一人が城へと走っていった。その間にレッドベアについて聞くと私の報告書にかいてあったとおり老練で狡猾なレッドベアでありカリュウもアライじいさんの指示を忘れ不用意に動いたせいで待ち伏せをくらい結果大怪我を負ってしまったと言うことで、私が逃れられたのは運が良かったと言うことであると改めて認識した。
一時間ほどすると行きを切らせながら無愛想なアライじいさんが走ってきて到着するなり「年寄りを呼び出すとは何事だ」と不機嫌に言うので、「私です」と手を上げると、にやけそうな顔を押さえ「なんだアポロニアか、何かあったのか」と言うので、レッドベアのオブザーバーになったので討伐のために知恵と経験と猟師の力を結集してほしいというと、「ああ冒険者がいては見つけることさえできない」と顔を真っ赤にして言うので、私は「狩りをする時間は夜なので冒険者は宿に戻っているので大丈夫です」と言うと、アライじいさんは「夜はレッドベアの時間でありいきなり不意打ちを受けるので無理だぞ」と当然の事をなぜ言うと言う言葉を周りの猟師に聞かせるようにいってきたので、餌は私で餌になる理由を話始めアライじいさんは初日にすぐそこの森に入ったときにレッドベアが暴れて木が倒れワイヤーが放置されていた理由を私の話から理解し囮となることは承知したのであとはどうすると言う話をしはじめ、わざと私が夜に森を巡回して火をおこし数日キャンプをすれば疑り深いレッドベアも周囲に危険がないと認識したら襲って来るだろうと言うことになり後はどうするかと言う話になり、周りには人が居れば警戒して近寄らないと言うことなので毎晩キャンプする場所で座る場所に穴を2mほど堀って誰かが入り込んで私を穴へと引きずり込み入り口には回収したワイヤーで罠を作り私を攻撃してきたレッドベアを捕獲し合図で猟師達を向かわせて倒すと言うことになり、罠の準備などは任せるとして穴に潜み私を引き摺り込み罠を作動させ猟師が到着するまでに耐えられる人が猟師ではいないと言う話になり私はテントにいるドグさんを指差し、来てもらい作戦を説明し穴に一晩金属製の盾をフタ代わりに持ち込みもしもの時は私を引き摺り盾でフタをして罠を作動させると言う大任を否応なしに押し付け、寝たら死にますからねとプレッシャーをかけて作戦を実行することにした。無論ドグさんの返事は関係なくで。
私は今回のギルドの対応の不味さに皆が苛立っておりテントにいるギルド職員共々解決の糸口が見えないこの現状にオブザーバーで依頼を受けてきた初心者講習を大人に混ざり何とか卒業した少年が糸口をもってきてくれた。猟師達と協力しあい私に提案してくれるのは大変有り難がったが、私がもし寝てしまうと少年はレッドベアに食べられてしまいこんな批判じゃ済まなくなり私が責任をいかに取ろうとどうすることも出来ない役割であり、断りたいのは山々だが討伐をしなければ王都のすぐ近くが危険ではギルドの責任問題にも発展するためそれを見透かした少年は同意ではなく聞くまでもないがするよねと言う感じで話をしてきて、少年の思い通りに動くしかなかった。救いなのは猟師の頭をしているアライが少年も私も死なせない為の準備は行うと言ってくれ少しだけ安堵した。
ドクさんは責任を押し付けられ断る事も出来ず真っ青な顔をしていたがアライじいさんの言葉により少しだけホットしたようで、段取りを言い渡されるとテントへ戻り猟師たちは私が夜営と逃げ込む穴堀り、そして接近してきた時の警報のための鳴子を準備しに冒険者が森へと入り、私はレッドベアに存在を示すために小動物用の罠を仕掛けて回りワイヤーを所々で木に接触させ意識させるように仕向けた。それが終わると夜営地点に戻りアライじいさんの指示で準備が着々と出来上がっており、穴もドクさんが立ったままでも良いように腰の当たる部分をへっこませたりしていて、鉄の盾を持って穴の中へ心配そうなドクさんが入り実際防ぐために盾を持ち上げるところに段差をつけ押し潰されないようにと細かい細工もしてあった。わたしの座る場所も私は入るギリギリの大きさのポンチョで作った簡単なテントをつくりそこと穴のところを囲むようにワイヤーの穴を設置してドクさんが引くとバネで獲物を締め付ける手はずになっている。
夕闇も迫り冒険者が戻り始めているのを横目で見ながらアライじいさんが鳴子のさらに内側に小さい糸で警戒線を3つ入ったのでもし動かされればドクさんの膝辺りに浮いている重りが足先に落ちるのと同時に髭まで引っ張るように細工したと私に話し私は穴の中をのぞくと顔をひきつらせたドクさんが私を見返して「任せろ」と弱々しく言ってくれたので「無事討伐できるように頑張りましょう」と言い焚き火の前にあるテントに座った状態で潜り込みそれを確認したアライじいさんが何もなければ明日夜明けには来ると言ってくれ森を出ていった。
ドクさんと二人だがレッドベアがどこかで聞いて感ずかれてしまわないためにお互い沈黙して過ごすことになり昼間の疲れと共に私は船をこぎ始め気がついたらアライじいさんが目の前に立っており、私にこんな時に寝てるのは小僧くらいだなと笑いながら穴からドクさんを猟師仲間と引き揚げ私と対照的に目の下を黒くし憔悴したドクさんは無事で良かったと私を見て言い、私は恥ずかしくなり「ありがとうございます、学校いってきます」と朝焼けのなか家路についた。
家につくと前でガヤガヤしていた女性陣の姿はなく城外のテントのところへ炊き出しにいったようで、私は水浴びをして制服に着替えると今度は学校へと人もまだまばらな大通りをかけていった。
学校に到着したのは何時もより遅い時間になり教室に入り自分の定位置に行こうとすると王子から挨拶があり私も止まってお辞儀を返す。王子は後ろにいないでここに座ったらどうかと自分の隣を指差し有無を言わせない態度に私は心のなかでため息をつきながらそこに座ると、王子が「昨日は急いで帰ってしまったが急用があったのかい」と聞いてきたので「申し訳ないです知り合いがレッドベアに襲われてそれの対応に言っていたのでと言うと、少し嬉しそうに王子が「君は鎧をつけるのが上手かったりと興味を引かれる行動をするが、レッドベアの対応とは何なんだい」そう聞かれ余計なことを言ったかなと思いつつ、私がレッドベアを最初に見つけ知り合いがそれを狩ろうとして怪我をおったことそしてギルドにオブザーバーでレッドベアの狩りのためにあと数日は急いで帰る事を話て付き合いが悪くてごめんなさいと伝えると、それなら顛末について後日聞かせてくれと言われて了承しました。一息ついているとマルシア先生が入室してきて私が王子の隣に座っているのを見て一瞬動きを止めると慌てて教壇の前に移動し、平静をよそおって挨拶をすると数学の授業を始め動揺が続いているのか前日したところをまたしそうになり王子の指摘に顔を赤らめながら昼迄の三時間とも何かしらミスをしてしまいそのたびに王子からの指摘に動揺する悪循環にはまっているようでした。
今日はいきなり平民のアポロニア君が王子様の隣に座っていることに動揺してしまい、前日にしたところを始めて王子様から指摘をされてさらに動揺してミスを重ねてしまい自己嫌悪に陥るのと、この評価が王子様経由で上に知れてしまい担任解任となってしまったらどうしようと気持ちが沈んでしまっている。しかし王子様とアポロニア君が何でそんなに親密になるのかが昨日私が6人グループにしなさいと言ってしまったせいなのかアポロニア君が一人で行動したいと言うのをOKすれば良かったと今更ながらに考えてしまい、明日からの授業も気が重くなってしまう。校長からはよろしく頼むと言われているけど自信が今日で無くなってしまった明日が来なければと思いながら必死に目を閉じて忘れてしまい寝ようと思う。寝たい。忘れたい。
授業が終わり私は王子に「お先に失礼します」と挨拶をすると、王子は「楽しみにしておくよ」とプレッシャーを無意識なのだろうか私に与えてくれました。私は頷くと急いで自宅に戻り制服から冒険者の格好に着替えると郊外の炊き出しに向かいアライじいさんが私が来るのを見つけ先ずはご飯を食べろとおかみさん達がいるところに押し出し、おかえりと皆が迎えてくれて肉や野菜などがたくさん入ったスープを貰うと私は食べはじめ色々な味が楽しめお腹もすいていたので3杯もおかわりをしてしまいおかみさん達は嬉しそうによそってくれる。
落ち着いた後人のいないところに移動をして日課の素振りをするため背中に下げた刀を抜くと上段からの素振りや脇に構え突き刺し等教えられた形をひたすら繰り返し午後を過ごすと夕飯を食べるためにおかみさん達の所へ戻り昼にも増して渡されたご飯を食べると、業務を終えたのかドクさんも到着し私の横でご飯を食べはじめ「今日も無事に終わりたいものだ」そう言いながら夜中起きていなければならないドクさんは私に苦笑いをしながら頭をくしゃくしゃにし両手で自分の頬を叩き気合いをいれると昨日と同じ準備をはじめた。
私は焚き火の火を絶やさないようにしながら眠気と戦っており、昼間の日課を何時もの何倍もしたので気がついたら意識の奥底に沈み混むのも難しくなかった。私は夢を見ていた昼間の形を教えられているのだがその頃の私は今よりもさらに小さく刀を振り上げることも困難であり、からだが前後左右に泳ぎ泣くと木刀で叩かれるのがわかっているため歯を食い縛りふりつづけておりベットで寝ている父は少しでもぶれると無言で容赦なくその部分に木刀が飛んでくる。臍の下の丹田に気を集めコントロールすればふらつくこともない、それを意識しろとその辺りを木刀で突かれ小さいながらもなんとか耐えて父が私の隙を試すための攻撃を足裁きと状態を右に傾け避けようとしたときに夢が覚め気がつくと穴へ逆さまに落ちており暗闇の中で上ではレッドベアの野太い怒りを含んだ叫び声が聞こえ、ドクさんは「うぉ」「早く」など声を殺しながらも叫んでしまっており、罠が作動したのかすごい音とレッドベアの叫び声が聞こえ穴の上から危険が去ったのかドクさんは穴のなかと言うか私の上に腰砕けに崩れてきて押し潰されてしまい漏らしてしまったらしいアンモニアの臭いが私に重圧とともに迫ってくる。
上ではアライじいさん達猟師が到着したようで互いに声をかけながら罠にはまったレッドベアを追い込んでいるようで、でもまだ衰えていない吠える声が響き地響きも続く。逆さになり暗闇のなかどれ程の時間が経ったか分からないが仕留めたらしく歓喜の声が上がるとともにドクさんが引っ張りあげられ、私は狭くて引き上げられないので両足にロープを縛り付けて引っ張りあげられた。
地上では猟師がレッドベアを囲み嬉しそうに話しており、私はアライじいさんに漏らしたのかと笑いながら背中を叩かれすまなそうにしているドクさんを見ていると否定できるわけでもなく小川で水浴びしてきますとすぐ近くに流れる小川に向かうとドクさんも一緒いついてきてくれ水浴びをはじめ、ドクさんは私に近づいて来たときいびきをかいて起きる気配がなかった私に焦りロープを引っ張ったが間に合わず焦ったが私が急にドクさん側に体を傾けたので間一髪だったと言いながら私の左の肩当てを指差した。
肩当ては爪の後で引き裂かれており夢で右に避けなければ死んでいたと言うことを今さらながらに認識し、寒気と鳥肌がたち急いで裸になると小川に入り水浴びをはじめ体を水で洗い流すと、アンモニアの臭いがする洋服も水洗いをしたのち服は抱え刀を背中に背負い装備はドクさんに持って貰うとアライじいさんのところへ戻った。
アライじいさんは私とドクさんが戻ると私の頭を撫でながら「よくやった小僧、どこも怪我はないか」と言うので「自分は無傷だけど装備が引き裂かれた」と言うと、「ちゃんと役目を果たしたんだな」そう言うとギルドで何か良いものを見繕ってやれとドクさんに言うと頷いてくれる。レッドベアはすでに解体が始まっておりしばらくすると初老の猟師がやって来て葉っぱの上に肉をのせており、戦った相手の供養だと心臓を小さく切り分けた物を渡してくれてそれを食べればこの老練なレッドベアの供養になると言うのでドクさんと頷き食べてしまう。
朝も開けきらぬなか森を出たところの炊き出しの場所に向かうと、倒したことが伝わっているらしくおかみさん達から次々に「頑張ったわね」と頭を撫でられ準備してあったご飯を食べおえると、丁度日の出での時間になり私は下着にだけの姿で服を抱えて「学校にいきます」そう言うと城へと走っていった。
自宅につくと服を干してから制服に着替え学校へと向かい、まだだれも来ていない教室にはいると一番後ろの席に座りうつ伏せになり寝てしまう。
気持ちよく寝ていると「起立」そう聞こえてきたので反射的に立ち上がり訳が分からないが礼をして椅子に座るとオルク先生が教壇に立っており、王子は国賓を迎えるために1週間ほどお休みになられると言いながら剣術の歴史の授業を始め、私は何度か頭を左右にふって目を冷まし教科書を開いて聞き始める。この国には騎士団の他に近衛がおり騎士団と近衛は西洋と東洋それぞれの剣術であり、近衛の師範をしていたのが父親であり教室の前に座っている血縁関係のあるマルスの父親が現師範を勤めているのであり、近衛は通常この学校を卒業した者のみがなれる特別なものである。
そんな話を2時限オルク先生は講義を行い来週には実技も始めると言うと皆が興奮した声をあげている。講義が終わり帰宅しようとおりてくると呼び止められたので嫌々ながら振り替えるとマルスが手招きしており、私は悟られないようにため息をしながら返事をして向かうと、マルスは
「ロック家が代々師範を勤めてきたすごさがわかるだろう、来週からの実技でやと言うほど教えてやるぞ」そう言うので
「お手柔らかにお願いしますマルス・ロック様」そう言うと、
マルスは満足げに頷き
「ロイド殿下の事だが本来お前のような平民には教えられることもない情報を教えてやるぞ」
そう言いながら今回はロイド王子の后候補となる3人の皇女が今日やって来て顔合わせと、来週からここに通うことになると言われくれぐれも平民のお前は居るだけでも失礼なのだから失礼の無いようにな、そう釘を刺され解放された。
私は授業を受ける何倍もの疲労感を得て自宅へ一目散に走り抜けると洋服に着替え刀を背中に背負うと、診療所をのぞき母親に久しぶりに声をかけるとギルドへと走っていく。疲労しているらしく汗をかきながらギルドへ到着し中へはいると空いているカウンターに向かい今回の受書を職員に渡す。猫耳のお姉さんはしばらくお待ちくださいと言うと事務所へ入っていきしばらくするとこちらへと事務所の横の会議室に通されソファーに座り待ってみる。
しばらくするとドクさんが立派な身なりをした男性と入室してきたので、立ち上がり挨拶をする。ドクさんは疲れてはいるみたいだがレッドベアの重圧から解放され嬉しそうにしており私に3日分の報酬銅貨60枚と国王からのボーナスと銀貨1枚をテーブルに起き、横に座っている男性は宰相であるマクシミアン・フレデリック侯爵の代理人でマックス・モンズレー伯爵と自己紹介をしてきて私はもう一度ソファーから降りると挨拶をすると座るように言われたので改めて座り直す。モンズレー伯爵は今回外国からお客様を迎えるにあたり城外のすぐ外でレッドベアが出ていたと聞いて治安責任者として憂慮したが直前に見事討伐をしてくれた事感謝すると言い、ギルドから私の壊れた装備をお願いされたので宰相の了解を得て国庫から出すことに決まったと伝えてくれ、ついては指定する防具屋に行き装備を新調してくれと言いながら青色のカードを渡されそれを持っていけば話は通じると言ってくれ、私は新しい装備が嬉しく何度もありがとうとございますと頭を下げた。
ギルド職員である私ドクでもモンズレー伯爵と会うのは緊張するのにこの少年はただ嬉しそうにしており拍子抜けする。あの夜も早くから少年は寝息をたてはじめしばらくするとイビキにかわりその瞬間にあの巨大で老練なレッドベアが現れ私はアライじいさんが設置した警報用の仕掛けが全て無力化されたことを認識し戦慄した。直ぐにも少年を穴に引き入れたいがそうしてしまうと逃げて2度と同じては使えなくなるし、何よりも明日には国賓を迎えるためにこの横にいるモンズレー伯爵から終わらせるようにと厳命を受けている。レッドベアは周囲を異様に警戒しており中々近づいて来ないまるで私の忍耐力を試しているようであり、厳命がなければ少年を早々に引っ張ると言うかそもそもこんな危険なことをさせてはいない。ようやくレッドベアは警戒からこの少年を襲うと言うことにしたらしくこちらへと一歩ずつ確かめるように進んできており少年を引っ張りたい気持ちをさらに押さえつけていなければならない。後3m程7歩ぐらいで到達し私的には後2歩着たら引っ張りこむと決めているときにレッドベアは予備動作をせずにいきなり跳躍して右前足で少年を切り裂こうとそのまま動作に入り、とっさに私は少年を引いたがとても間に合いそうにない、心で悲鳴をあげながら少年を名一杯引っ張ったときに奇跡は起きた。イビキをかいて寝ているはずの少年が上半身を右い捻りながらこちらへ倒れてきたのである。私はさらに力を入れて穴へと引き込み本来は足元に足から着地するはずが少年は頭から落ちていき、私も間一髪レッドベアの攻撃をかわしながら穴の下へとしゃがみこみまだ1m程の距離があるとはいえ生暖かい鼻息を吹きかけられ生きた心地がせず少年に心のなかでゴメンと思いつつションベンを漏らしてしまい同時に罠を作動させ、レッドベアが罠にかかった腕を振り回しながら穴から消えたのを確認すると腰が抜けてしまったようで少年には申し訳ないがしばらくこのままでいることになった。
モンズレー伯爵は忙しいのでとドクさんを連れて行ってしまい、ドクさんは部屋を出るとき私にウィンクしながら出ていった。テーブルにおかれている今回の報酬も嬉しいが何よりも装備が新しくなるのがとても嬉しくカードを両手に持ち書かれているサインを見ながら待っていると、猫耳のお姉さんがこちらへとカウンターに誘導しカードをと言われたので手渡してから今回税金はと聞くと国の依頼なので免税ですと教えてくれる。カードを返して貰うとギルドランクがGからFに初心者からようやく抜け出せ更にランクアップしていたのでお姉さんに「良いの」と聞くと「今回の頑張りでドクさんからも推薦されましたし、ただしドクさんからもう少し大きくなるまでは採取と狩猟のみで討伐はしないことだそうです」私はそれを聞き頷くと猫耳お姉さんに礼を言うとアライじいさんの元へと城門を出て炊き出しをしていたところに向かうと、撤収準備をしておりアライじいさんは先に城へと戻り多分酒場かなと教えてくれたのでまた城門をくぐると自宅近くにある酒場へと入っていった。
酒場の中は今回の報償金銀貨1枚が入った人々で昼間からごった返しており、アライじいさんは一番奥のテーブルで一人不機嫌そうに飲んでおり回りはそれを察知して誰も近づいていなかった。私は少しおっかなびっくりでマスターに果汁の飲み物を頼むとアライじいさんの横に立ち
「ありがとうと生きてかえれた」そう言うとアライじいさんは私を見てしわくちゃな手を私の頭におくと
「一歩間違えたら死んでいた、わしの警戒の罠も避けられたようで申し訳ない」
そう言いながら空いた手で酒をあおるとおかわりと叫んだ。
私は「でもそのお陰で新しい装備が手に入るしお金もたくさんもらえたから」
そう言いながらアライじいさんを慰め、しばらくジュースを飲みながら過ごした。
酒場でおかみさんに料理を自宅に持ってく来てくれるようにたのみ、久しぶりに親子水入らずで食事を久しぶりにできたのは嬉しかった。




