独りぼっち
私の名前はアポロニア。王国の元師範で今は隠居した父親を持つが母親が平民出身のため公式には認められておらず私生児として父親の姓を名乗ることも許されていない。当然今の師範である孫(私からすれば兄の子供)からは無視をされており、もうろくした年寄りが生ませた厄介者でしかない幼い叔父でしかなかった
しかしながら私の事を不憫と思ったのか利用価値があると思ったのか師範が王国の王立学校の入学許可書を私に渡し名前は名乗ることも許さないし手助けもしないと静かに言われ、父親である曾祖父からは唯一の形見分けだと封印された刀を渡されると静かに目を閉じて100歳は越えるであろう生涯をおえた。
私はその時はまだ4才になったばかりで入学は6才になる年に入学をすることが決まっており、王立に入学するものは大なり小なり家庭教師と言う名の騎士や魔法使いに入学するまでにしっかりと基礎的な事を教えられてから入学するが、私には家庭教師はおろか毎日の糧を採って来なければ町の医者をしている母親と飢え死にしてしまう状態なので、毎日森に罠を仕掛けたり食べ物を採って来たり罠にかかった動物の皮を鞣して材料屋に卸したりして毎日の家計を支えており、母親は中々なヒーラーの技術を持っているが貧しい人のため無償で治すことがおおく雨の日で暇な時は私にヒーラーとしての技術も教えてくれる。
刀に関しては曾祖父が亡くなる一年ほど前から隠居している別邸に呼び出しては基礎と体作りを教え込まれ物心が前から厳しく教え込まれ、赤ん坊の頃は母親が子供を育てながら生活はできないので別荘に一時的に(使用人の部屋で)厄介になりその時曾祖父から私の腕や足に細い木の棒で打撃を繰り返され反射神経の訓練を行い母親の顔が毎日のように泣きそうになっていたらしいと父親の別荘にいた執事から亡くなる前に聞いた話です。
そして動き回り始めると体の柔軟を中心に反射神経と感働きを意識するように生活するように言われていて、同時に封印でまだ抜くことも出来ないが刀を背負い重さを体に慣れさせるようにお言われ歩くことも最初はままならず最初は転びそうに何度もなった。
そうして数年がたち6才の年になり王立ロイヤルマギ学院の入学式を迎えた。
私は国王から下賜されたオリーブグリーンの制服を着ると母親は治療があるのでと言うことで一人で向かう。城へ向かい左手は師範たる当主等が住んでいる貴族の館がならび、右手にはロイヤルマギが広大な敷地を有して並んでおり左手から右手へと馬車が次々と学校の門へと入校していく。
歩いて学校にはいるのは私だけではと思われ、馬車の中から私に向けて視線が向けられていくのがわかる。わかりきっていたことだがこれからの学園生活は楽しいとは言い難い結果を入学前から気がつかされながら衛兵が護る門をくぐり中へとはいる。
中は校庭に送迎の馬車がならんで止まっており、馬車の向こうに壮大な入学式が行われる石造りの講堂が見えておりその前に次々と馬車が止まりオリーブグリーンの制服と保護者が講堂の中へとのみ込まれていく。私はそのまま校庭を横断し始め停車している馬車の間を進み講堂へと歩き、次々と停車し出発する馬車の間をタイミングを計りながらなんとか横断すると王都の中心にある大聖堂並みに大きい扉をくぐるとライトブルーの制服を着た上級生が進み出てきて名前を確認してきたので
「アポロニアです」
そう答えると上級生は姓はと聞かれ無いですと言うと声には出さないが平民が何でこんなところにと言う顔をしながらリストを確認するとA-1かとさらに驚かれ、A-1と彫られているバッチを取り出すと私の胸へ取り付けてくれオリーブグリーンの生徒が座っているいっかくまで連れていってくれ座るように指示を受ける。
私は空いている席に座ると最前列には金髪の少年と赤毛の少年が座っており、次々と上級生に誘導されてきた新入生が私の前を埋めていき程なく満席となり入学式が始まり、学院の校長である国王の右上で前宰相であったガスコイン伯爵が挨拶にたち入学の祝辞をのべて国王の代理人たる公爵が祝辞をと続く。私は誰が誰だがも分からず眠気を押さえながら最後まで眠らずに耐え式は終了しそのまま教室へと移動になった。
上級生につれられ講堂から教室がある円形の真ん中が空いている建物で、中に入ると手前に教壇があり奥に扇状に生徒の机が広がっており生徒は前列から座っていき中盤まで埋まったのを見て私は目立たないつもりで一番後ろのはしっこに座る。前の方ではお互い顔見知りなのかそれぞれかたまって座っており周囲を見ながら色々と話しているようであり、さらに一番上にいる私には気がつかないのかホッとした気持ちで眺めていた。
何処かで鐘が鳴り響き授業の合図なのか扉が開き眼鏡をかけローブをまとった女性と、白いプレートメイルを装備した男が入ってきて教壇の前にたつ。女性は優しそうな顔をしており、男性は歴戦の戦士なのかいかつい顔をしており起立と私達に号令をかけ私達は立ち上がり、きおつけそして一呼吸おいて礼と号令し頭を下げて礼をする。そして着席と言われる。
女性は担任で魔法の教官であるマルシアと自己紹介をして、男性は武術教官でオルクと自己紹介をすると生徒一人一人に挨拶と自己紹介をするように言う。TOPはこの国の国王の王子であるロイド・ワーレンが自己紹介を行い王子と言う立場をきにせず接してほしいと言うが、誰も立場を気にしながら接するのが当然でありこんな歳から建前をしなければならないと思うと近寄りたくはないと思わざるおえなかった。そしてその御学友として私の血の繋がりがあるマルス・ロックであり王子以上に近寄りたくはない同級生であり私が挨拶をしたときの反応を想像したくもないと思いながら聞いており、貴族の子弟が18人と商人が5人そして平民が私と言うことがわかり教官であるマルシアが私を忘れスルーしてくれないかと思ったが、最後に一番後ろの生徒と呼ばれてしまったので消極的に立ち上がると簡単な自己紹介を始める。
「平民のアポロニアと言います。よろしくお願いします。」
そう言うと当然のことながら何で平民がと生徒がヒソヒソと始めマルシア先生が私語を誰が許可したと言い黙らせ、ここでは身分は関係ない成績と実積にのみ評価を受けるそれをまず忘れるなと優しい顔をしながら生徒に話し王子だろうと結果を出さなければ退学となることを忘れるなと言うと、今度はオルク先生が今日はこれで終わるがこの後は講堂で部活動の説明があるので見ていくようにと言い、マルスに号令の担当を任命するとそれでは終わるといい、マルスは起立礼と号令をかけて終わる。
この学校は基本寮に入ってそこで集団生活をすることいなっているが、私は月金貨3枚の寮費をとてもじゃないが払えず、学校が終わったあとも生活費を6才なのに稼がなければならないので自宅から特例として許可されており、号令と共に教室の下へおりていき先生が教室を出るより早く「お先に失礼します」と言いながら学校での初日を終えた。




