プロローグ
こんにちは、とある作者です。相変わらず文才がない自分ですが、どうもよろしくお願いします。基本的にこの小説は作者の気分転換的に書いていることと、作者の家にあるパソコンは、インターネットに繋がっていないと言う悲劇のせいで、ものいっそい不定期更新です、以下の二点を踏まえてお読みください、また、この小説は小説家になろうの影響を受けており、小説家になろう的な点も多く見られます。
「…ここどこだ」
現在起きてしまった、そんなありえない非現実的な現象に、山崎 真 は、ついついそんな事を、空しげにつぶやいてしまったのであった。
目の前には、まさしく、のどかな草原と山々、そして遠くに見える、まるでアルプス山脈のような高々とした山脈が広がっていた。
とりあえず彼は何故驚いているのか、おそらくそれは、この言葉を聞いただけでは想像することは難しいであろう。しかし、タイミングよく真は、次の瞬間こう言った。
「…電車から降りたら、こんな世界が広がってるとか…可笑しすぎるだろ」
そう、彼はさっきまで地球の、日本国の、東京にいたのである、しかも電車の中…真は、今日一日中暇なので、暇つぶしに秋葉原にでも行くか、そう思い、自らの家の近くにある最寄りの駅から、秋葉原へ、電車で行ったのであった、そして、十分後、電車はきちんと、それこそ異常なほどぴったりに、秋葉原駅に着いたのである…ここまでは問題なかったはずであった、しかし、問題はそれからであった。
(…ここまではいいよな)
真は、自らのここまでの行動を確認した後、そのあとどうなったかを、まるで走馬灯のように思いだしていた。
(電車のドアにはそれまでは、ちゃんと秋葉原駅構内を出口としていたはずだ、俺の記憶がそう言ってるいるのだから間違いないハズ!!)
真はそんな感じに、今までのことを思い出すのに成功した。
(しかし、俺が意気揚揚と、電車のドアから飛び出した瞬間)
「…きれいな自然の風景だな」
である。
「…どこのラノベ的展開だよ」
山崎真、彼は大の小説好きである、読む本は紙媒体、電子媒体問わずである。もちろん、ラノベだろうが、小説を読もうだろうが、所せましと読んでいるのである、そんな彼がまっさきにそう思ったのは当然のことかもしれない。
しかし、もちろんそれだけで彼の心が静まるはずもない。
(確かに…確かにさ、自分もラノベ的展開になってくれて、ハーレムだとか、チートだとかやってみたいとか思ったことあるよ!!毎日繰り返される日常に飽き飽きしてた時もあったさ、だけどさ…さすがにこれはないだろ…)
真はそんな感じに半分キレながらそう思った。
「…おそらく、ここは異世界だな」
真は、それこそ毎日と読んでいた、小説を読もうで流行?していた異世界トリップ物を元に直感的にそう思った。
「・・・・・・・・・・・・・」
ひゅーーーーーーーーーー
しかし、この異世界トリップはないだろ…と彼は思った。
(せめてさ、美少女が俺を勇者として召喚してくれたとか、そんな感じだったらいいのに)
真はそう思ったが、もちろん、目の前に召喚用の魔法陣も、召喚師としての美少女もいなかった。
ひゅーーーーーーーーーーーーーーーーーー
風が…ただただ貫くように吹いてゆくだけだった…
「…ん?なんか違和感が」
真は、お尻に何か張られているような違和感を感じ、自らのおしりを触ってみた。
「…なんで、尻に紙が張られてあるんだよ!!」
なぜか、自らの尻に感触的に紙らしきものが張られていることに気づき、ちょっとばかりイライラしながら、紙を尻から取り外し、なんだこれ?そんな感じに紙を見た。
形状は大学ノートの一ページを荒々しく破いたような感じの紙であった、もうちょっときれいに破れよ!!そう真が思ったが、その紙に何かが書かれてあることに気づき、改めて紙を見つめた。
そこにはこんな事が書かれてあった。
説明書
1、あなたは、異世界へ転移しました。
2、それだけでは、つまらないので、あなたは自分の世界で存在していた、もしくは存在している物を、1日に3つだけ、あなたの視界内の何処にでも召喚させる事ができます。
3、あと、あなたの精神をちょっと弄くりました。
あなたはこの様に異世界に突然転移しても取り乱したり、パニックも起こしませんし、人を殺してもそれは同じです。
最後に、のんびり異世界ライフをおもいっきり楽しんでください。
「・・・はぁ?」
そんな感じの、かなりふざけたような内容が、その乱暴に破かれた感じのノートに書かかれてあった。
「…」
真は、茫然としながら、周りを見渡した。
もちろん見えるのは、彼を今まで色々な、危険やらなんやらから守ってくれた、馴染みのある大都市ではなく、のどかな草原と山々、そして遠くに見える、まるでアルプス山脈のような高々とした山脈…簡単にいえば、ここには人間の形跡も…彼を元の世界のように保護してくれた国、警察、家族もいない。もちろん、知り合いも頼れる人も…
「…」
しかし、真はさらに違う意味で茫然としてしまった。なぜなら、そんな、普通の人にとってみれば、狂ってしまいそうな環境に置かれたということを認識してしまったのに、それを何とも感じない、まるで今までもそうだったじゃないか、という、そんな感じの自分に、茫然としてしまったのである。
「…これから俺はどうすればいいんだ」
ひゅーーーーーーーーーーーーーー
と、風が山脈を下り、そして山々、次に近くにある大量に木々が生い茂る、森の中を通り、最後に、真のいる草原を駆け廻り、真を、その自らの風で貫いたあと。
これまた、青々とした、大空に向かって、溶けていった。
感想は、作者を動かす燃料です、(称賛、批判等問わず)どうか燃料の補給をよろしくお願いします。