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敵なんて

作者: メイ
掲載日:2026/04/30

「ちょっと! なんで こんなことになっているのよ」

「はい すみません…!」

「もう これじゃ どうしようもないじゃないのよ」

わざとらしく 大きなため息をついて パートさんが作業に戻る

大きな声で 注意されていたのは アルバイトの新人さん

もう 内心 ドキドキなのだろう

何とか 冷静を保とうとは しているようだけど

オドオドしていて 多分 ちょっとイライラもしちゃって

だけど 決して 言い返しは出来ないんだよね

あーあ 空気が悪い


「何か 手伝えることはありますか? 大丈夫ですか??」

私は にっこりしながら 二人に話しかけた

そうすれば この場の空気は 一瞬で和やかになる

周囲の人たちも ホッと 安心したのが分かっちゃう

パートさんは 私の顔を見て 少し表情が緩くなった

「そうね 頑張って 皆で立て直しましょうか」

そこから パートさんは 優しく指示出しをしてくれて

その場は あっという間に 収まった


「あの ありがとうございました」

アルバイトの新人さんが こっそり 私に伝えに来た

私は また にっこりしながら言う

「全然!

私も 最初の頃は もっとたくさん 大きなミスをしたし

今日も すぐに収まったから 大丈夫だよ」

こうやって言っておけば こんなふうにミスしちゃうのは

自分だけじゃないんだって 安心できるでしょ?

安心感を与えてくれて 助け舟も出してくれて

とっても 優しい先輩になれる


それに パートさんは 

他の人に話しかけられても イライラは収まらなかったでしょうね

あの時 周囲にいた人たちが 話しかけたんじゃ

まるで 火に油を注ぐような行為

今回のは 私だったからできたこと

私が普段から 何を言われても どんな状況でも

ニコニコと 愛想を良くして

困っている人には 手を差し伸べて

好感度を稼ぎまくっているからこそ

いがみ合ったって お互いに しんどくなるだけでしょ?

ニコニコして 皆で 仲良く楽しくしていれば良いのよ

敵なんて作っても 損しかしないんだから

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