魔国統一編
「クレイ!!明日の武神祭たのしみだね!!」
「うん、そうだね今度こそ優勝するよ」
オリオンとの戦争から1年が経った、僕達は2年生に上がった
「キャー!!!クレイ先輩にアリア先輩だぁぁ!!」
「アリア凄い人気だね」
「それはクレイも一緒でしょ」
僕達は学生にして戦争に行った事やその功績が空君達に認められ学園じゃ人気者だ、僕はというと今までの事もあり人気者の気分にはまだ慣れない
「く、クレイ君…この後の授業僕達に剣の使い方を教えてくれない…?」
「う、うん!僕でよかったら!!」
この後はミームの先生の授業だ、時間もないので僕は急いでグラウンドに行った。
チャイムが鳴り慌ててグラウンドへ走るともう僕以外の生徒は集まっていたようだ
「クレイ!!遅いぞ!!はやく座れ!!」
「ご、ごめんなさい…」
ミーム先生に怒られたので僕は大人しく適当な場所に座った
「お前達!今から実践を想定した武器の実践経験を始める!ただし殺しはするなよ!!対戦時間は1分だ!!その間気絶以外の棄権は認めない!」
今日は久しぶりに実践な事もあり皆顔を強ばらせていた、実践の授業は高確率で怪我や酷かったら骨が折れることもよくあるので皆が嫌がるのも無理は無い
(実践授業か…空君と会った日の事を思い出すなぁ…)
空君はあの後学校では家の都合で転校した事になっていた、空君の目的は学園からの引き抜きだったので僕とアリアを引き抜きいた時点で目的は達成していたらしい、空君は消えたイケメンとして今でもたまに耳にする
「2年生は今日は1年生も居るんだから手を抜いてやれ!!見本がてらクレイ!アリア!お前達がやれ!」
「はーい!!クレイ準備して!!始めよ!!」
「えぇ…」
(まさかアリアとやるなんて…だけどたまにはいいか)
僕とアリアは実はそんなに戦った経験がない、いつもアリスさん達に稽古をつけられている事もあってアリアと戦う理由が最近はないのだ
「はじめ!!」
ブゥゥン!!
アリアは足を踏み出すと同時に剣や鞘から抜いた、あれはアリスさんが教えてくれた抜刀だ、スピードは極限まで上がり普通じゃ避けるのは難しい
「お見通しだよ!アリア!!」
アリアの抜刀を読めていたクレイは試合開始の合図に合わせ身体強化を目に集め動体視力を強化したおかげでアリアの抜刀を避けた
カァァァン!!
クレイは身体操作を使い自身に掛かる重力を上げアリアに一撃を与えた、アリアは剣でクレイの一撃を流しふらついた体を風魔法を使い瞬時に体制を戻し風魔法の反動を使いクレイの顔を蹴り上げた
ドスゥゥゥン!!
「重…!!」
「止められた…!!」
クレイは蹴りをギリギリで止めた、だがモロに受けた事により手が少し痺れていた。
クレイもアリアも一度距離を取った、お互い次の一撃で決めるつもりだろう
「これで終わりよ!!」
アリアは剣に炎を纏わせ足に風魔法を付与した、恐らくアリアは風魔法のスピードを駆使しながら威力を上げた剣の一撃を狙っている
「す、すげぇ…こんなに距離があんのに炎の熱が伝わるぜ…」
他の生徒は15m程離れた先にいた、それだけ離れていてもアリアの放つ炎の熱風を感じてしまう程アリアの魔法性能は上がっていた
「来い!!」
クレイはアリアの一撃をカウンターで決めるべく、剣を鞘に納め抜刀の構えに切り替えた、身体操作の制度を上げ最大の一撃を放とうとしていた。
クレイの居る地面にはクレイの体に掛かる重力を上げた事によって亀裂が入っていた
アリアが飛び出しクレイも少し前に出て両者とも剣が当たりそうになったその瞬間
「お前達やりすぎだ!!!」
ドォォォン!!
ミーム先生の声が聴こえ慌てて地面に剣を振り下げたアリアの地面の周りは地面がえぐれていた
「お前達が本気で戦ったらグラウンドが壊れてしまうだろ!!」
「だって!!先生がやれって言ったじゃんー!!」
「だまれ!!とりあえずお前らは武神祭以外で戦うな!!」
正直ミーム先生に止めてもらって助かった、あのまま衝突していたらお互い骨の数本は逝かれていただろう、骨折程度なら柚さんに治してもらえるがその後説教を受けるのはなるべく避けたい
「アリア本気出してなかったよね?」
アリスさんとの修行を少しだけ見た時アリアは剣ではなくレイピアを使っていた、恐らく今のアリアは剣ではなくレイピアを使っているのだろう
「クレイこそ!私知ってるんだよ?クレイが双剣使ってるの」
アリアが言う通り今の僕は剣ではなく双剣を使っている、アリスさんと空君に言われて試しに双剣を使ってみたら2人の言う通り<質量を操る者>には双剣が合っていた、スピードに拘る僕自身にもピッタリだったので気に入って鍛錬を続けていた
「お互い武神祭で本気で戦おうね!!」
「うん、そうだね!」
武神祭は遂に明日だ、今回は今までとは違い優勝者は人間国の上位兵士と戦う事ができる、そこで勝てばラルフさん直々に武器を作ってくれるというので出場者は燃えていた
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