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魔人国統一編Ⅲ

「ついにか…」


タイタスが人間国に宣戦布告してから1ヶ月が経った、この1ヶ月空達は死に物狂いで修行をしていた


「空…ほんとに始まるんだね…」


「結奈か…あぁ始まる」


結奈はエドに操られている時は何度もの戦争を繰り返していたものの、実際の経験は0だ

戦争に対して恐怖を抱くのにも無理はない


先程クレイとアリアと会ったが同じく2人とも緊張で食事が喉も通らないようだ、彩葉も大きな戦争初めてだが、小隊国との戦争にも参加していた事もあって精神的に安定しているようだ、文哉達は流石としか言いようがない程だ


1時間程準備をし俺は戦場へと向かった、向かうともう先に俺以外全員集まっていたようだ、俺が着いたのを確認すると団長のオルヴァルは兵士達の心を奮い立たせた、正直こう言うのは俺は向いていないので助かる


「兵士よ!!私に進めぇぇ!!」


オルヴァルに続き文哉、静香達の小部隊、その後に一般兵が続き敵軍へと走り出した、軍達は衝突し魔法の音や武器の弾かれる音などがする


俺は王と言う立場なので戦場に足を踏み入れるのはあまり良くないが俺が出ないことには俺らの国は負ける、今までの戦争は一日程で終わったが通常の敵国との戦争は短くても1週間は掛かる程だ、今回は今までのようにはいかないだろう


「文哉行くぞ!」


「はい!オルヴァルさん!」


オルヴァルと文哉は1番に敵国に突っ込み道をこじ開けた、2人は敵国の兵士に囲まれたが難なく斬り伏せた


「オラオラどいたぁ!!」


「なっ!?」


ドォォン!!

文哉は敵国の方から突っ込んできた、文哉は剣で防ぎ、1歩後ろに下がり反撃を加えた


「はぇぇな!!だが俺よりは遅せぇ!!」


「くっ…!」


「文哉!大丈夫か!?」


「オルヴァルさん!先に行ってください!」


オルヴァルは文哉を心配し後ろを振り返った、文哉は俺に構うなと言い、先を急がせた


「おっさんあんたの相手は僕だよ」


「私の事をおっさん呼ばわりするとは…」


「僕の名前はロイア・ マーニだ、よろしく」


オルヴァル力を解放した、オルヴァルの前にいるこの男は顔は明るいがなにやらどす黒いオーラを感じる、それに…魔力量もとんでもない程だ


「ほぅ?俺とやろうってのか?」


「あぁ、どうやら俺の相手はお前のようだ」


「やるじゃねえか、俺の名前はシルバス・ロゼリア、お前の名は?」


「俺は文哉だ」


「いい名だ!!」


「速い!?」


シルバス先程よりも更にスピードを上げ文哉に突進してきた、シルバスは武器を使わず戦う拳闘士のようだ、文哉は初めて戦う拳闘士に戸惑っていた


ドォォン!!


「うはっ…!?」

文哉は思い蹴りを一撃腹に喰らい反動を抑えるために吹っ飛ばされた


「はぁはぁ…」


反動を抑えてもなお文哉の腹には痛みが残っていた、文哉はアリスに教えて貰った拳闘士との戦い方を思い出していた


「いいか文哉?拳闘士はその肉体を魔力で覆い身体能力を強化し、攻撃してくる戦い方だ」


「それの何が戦いづらいのですが?リーチも武器を持たない分短いのにどこが…」


「確かにリーチは短いがその分小回りも効く、それに1番厄介なのは…あのスピードだ」


文哉はこの時アリスの言う意味がわからなかったが今ようやくわかった、体の動かし方、魔力の使い方のレベルが違う、一定以上の距離に近づかれると剣は振れないのに対して拳闘士は近ければ近い程効果を発揮する


「ほらほらどうしたぁ!!」


シルバスは文哉に近づき顔に一撃、その反動を使い更に一撃、後ろに下がる文哉に対して距離が出来たので蹴りを打ち込んだ


「ぶはっ!」


「おいおいこんなもんかよ…つまんねぇなぁ!!」


文哉はトドメの一撃を喰らいそうになったその瞬間、アリスに言われた弱点を思い出した


「じゃあ拳闘士に勝つ方法はないんですか…?」


「馬鹿かそんな訳ないだろう」


アリスは笑いながら答えた


「これは武術の基本であり、1番難しい事だ」


「それは…」


「体の動きや目の動きに呼吸を見ろ、そうすればおのずと相手の次の動きが見える」


新しい扉を破った文哉は次にシルバスが繰り出す攻撃が分かる、シルバスの重心が左に寄った瞬間シルバスは右のパンチを繰り出した


(すごい…アリスさんの言う通りほんとにシルバスの動きが見える)


「くそ!!なんで当たらねぇんだよ!!」


シルバスが焦り出し大振りな回し蹴りを文哉に放ったその時、文哉はチャンスだと思い相打ち覚悟でシルバスに斬りかかった


「うぉぉぉぉ!!!」


<スラッシュ>

シルバスの大振りな回し蹴りより先に文哉の渾身の一振が先に当たりシルバスはモロに斬撃を喰らい倒れた


「はぁはぁ…なんとか剣聖を使わずに済んだ」


文哉は剣聖を使うのを渋っていた、その理由はあれは1体1などの短期戦などには有効だがこう言う多人数で戦う戦争などでは魔力切れを起こしてしまうのであまり向かないので使い勝手が悪い


「文哉も片付いたようだな…ならこちらも速く終わらせるとするか」


「おっさんなにをいって…」


バサッ


その瞬間オルヴァルは近づいた事すら分からない速度で腕を切り落とした


「うっ…!!僕の腕を…」


「これで終わりだ」


ブシャ


オルヴァルに剣で切り裂かれ地面に倒れた


「私達は片付いたが…空頼んだぞ」


面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちで大丈夫です!


ブックマークもいただけるとうれしいです。


何卒よろしくお願いいたします。

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