魔人国統一編Ⅱ
エドを倒し結奈を取り戻してから1ヶ月が経った、結菜はこっちの生活にもようやく慣れたようだ
「お前達には集まってもらったのには理由がある」
俺は転移した来た元クラスメイト全員を集めた、その理由は俺達に掛かっていた催眠の事だ、その催眠とは…
「急にどうしたんだ空?」 「そーだよ空くん急にどうしたの?」
「お前達、他のクラスメイトの事は覚えているか?」
「クラスメイト?これで全員じゃないか」
そう、この様に文哉達は他のクラスメイトの事を覚えていない、元々俺達のクラスは40人ほど居たのに対して異世界に来たのは11人だ、普通に考えれば居ないことに気づくが俺ですら気づかなかった
俺が気づいたのはエドの催眠に一瞬掛かったあの時だ、あの時魔力眼によって催眠が一瞬で解除された時に一緒に解除されたのだろう
「そうか…」
覚えていないなら解除するまでだ、俺は<譲渡>を使い、全員の呪いを解いた
「うっ!?なんで忘れていたんだ…」
「恐らくあの王女のせいだろ」
考えられるのは転移でこちらに来れるのは数人に1人だろう、その場合に転移に失敗して亡くなった者達の事で迷わせない為にの策だろう
「忘れていたなんて…」 「皆死んじゃったのかな…」
「お前ら…なんだこのオーラ?」
今急になにかとてつもない者が人間国に居る、このオーラは俺を超えるかも知れないほどだ
「お前ら行くぞ!!」
「あぁ!!」
俺達は転移を使いオーラの元へ向かった
「誰だお前?」
そこにはとてつもない程のオーラの持ち主が居た
「私はオリオンの王タイアス・リヴェラだ、挨拶と言う名の忠告をしに来た」
やはりそうだ、この特徴的な角オーガだ…つまりオーラとこの姿を見るにこいつはほんとに首都オリオンの王なのか?だとしても一体なんのために…
「そうかよ…で忠告って?」
「簡単だ、お前達が私達の国と戦争をしないと誓うのと私の下に着く事だ」
「断ったら?」
俺達がこいつの下に着く?そんなのは駄目だ、そんな事したら俺達を慕ってくれている民と俺に託してくれたアキレスに顔向けできなくなる
「今この場でお前を殺す」
「だろうな!!」
<サンダーボルケーノ>
この魔法は炎魔法と雷魔法を混ぜて使う今空の出せる最大火力の魔法だ、空自身倒せないにしても致命傷は与えられると思っていた、だがタイアスは無傷だった、それに先程とは違いタイアスは炎を纏っている、あれは炎属性最強クラスの魔法だ
「いざ参る」
カァァァン!!
タイアスの剣の速さは空が魔力眼を使わないと目で追えないレベルのスピードだった、空は斬撃を避け自身も切りかかった、タイアスはその大きな体からは想像もつかない程の身のこなしで空の剣撃を避け、拳を腹に入れた
「かはっ!?」
「どうした?ただの拳だぞ?」
(あの殴られた感覚、ただの拳なわけが無い…スキルの一瞬か?)
今の空はスーツを展開している事もあり、ただの打撃程度が効くはずもない、だが空はタイアスの拳を受け一瞬だが意識が飛んだ
それに殴られた感覚もおかしい、普通殴られたら皮膚の表面やその奥の臓器などが痛むはず、それなのにタイアスの拳は体の中の臓器だけを殴られている感覚だった
「ほらどうした!!」
「くっ…!!」
空は拳で殴られた後の隙を狙われ数発程打撃を入れられた
「私の拳をここまで耐えるとは…中々やるではないか」
「うっせぇ…次はこっちの番だ!」
俺はエドを捕食した影響でエドのスキルを複数手に入れた、その内の一つが融合だ
「オーガにはオーガだ!融合!」
空が異空間から出したオーガを捕食しスキル<融合>を使用した、直後空の顔には特徴的なオーガの角が出現した、スキル<融合>は元々は魔物と融合するのではなくエドが見せたような人間と融合するものだった、そんなことするより高い身体能力を持つ魔物と融合する方が良いと思い研鑽を重ねた
「ほう…おもしろい」
「ハァァァ!!」
オーガと融合した事により俺の身体能力は1.5倍に加え身体強化を使用した事によって0.5倍、合計2倍も身体能力が上がっている、これならタイアスの身体能力を上回る事ができる
「くっ…」
タイアスは空の攻撃に為す術なく切られ遂には腕を切られた、空がチャンスだと思いトドメを刺そうとしたその瞬間
「能力全開放」
「なんだと…!?」
そう、タイアスはまだ全力を出していなかった、全力を出したタイアスは鬼の名に相応しい巨大な姿へと変わった
「アリスさん、あれは…!?」
「あれがオーガの本来の姿だ…昔はあのデカさのオーガも居たが今の時代は人間より少しでかいぐらいのはずだったはず…それなのにあのタイアスと言う奴は昔私が見たオーガと同等のデカさだ」
「皆さん!!一体これは!?」
オーラを感じ取りアリアとタイロンがやって来た
「あれは魔人国の王だ、今空はあいつと戦っている」
「どうして加勢しないんですか!!僕はいきます!」
「馬鹿者!!王同士の戦いに他の者が混ざるなど言語道断だ!!それに空様は先程私達に俺がやると言った、なら信じて待つだけだ!」
「うっ…でも…!」
「安心しろクレイ、空は強い、俺はそれを知ってる」
カァァァン!!
「かてぇぇ!!」
巨大化したタイアスの肌は空の剣を持ってしても肉は切れても骨までは切れないほどの硬さだった
「なら焼き尽くすまでだ!」
剣に炎を纏わせ先程切った肉に炎が周りタイアスは炎に包まれた
「小癪な」
ドォォン!!
タイアスのデカイ一撃をモロに喰らった空は地面に押し潰された
「小僧、中々楽しめたぞ」
「うっせぇよ、まだこれからだ」
瓦礫の山から出てきた空はボロボロで何とか経っている状況だ
「ほう…この私の一撃を喰らってもまだ経つか、ならばそれに免じて今は殺さないでやる、小僧を殺すのは半年後の戦争の時だ」
それだけ残すとタイアスは転移を使い去っていった
「なんだよあの野郎…」
「空くん大丈夫!?あんなの喰らってよく生きてたね…」
「まあな」
あの一撃は受け身を取らなければほんとに死んでいたかもしれない一撃だった、今空が生きているのは運に等しい
「半年か…」
先程戦って分かったが今の空じゃタイアスには勝てない、それに半年感普通修行して埋まる実力差でもない、ならばどうするか?答えは一つだ誰も思いつかない方法で強くなる事だ
面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちで大丈夫です!
ブックマークもいただけるとうれしいです。
何卒よろしくお願いいたします。




