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エストリア侵略編Ⅱ

「空ー!!また怪我してぇ…!!」


綺麗な黒い髪を靡かせ俺に怒りながらも心配してくれている彼女の名前は一条結奈、俺の唯一の友達だ


「だってぇ!!あいつらが結奈の悪口を言ったんだ!!悪いのはあいつらだ!!」


この頃の俺は転移前の弱虫で気の弱かった時とは違い、明るくて皆から好かれ弱虫とは程遠かった

今思うとこの頃は家に帰ると家族が居て結奈も居て一番幸せだった気がする


「空が私の為に怒ってくれるのは嬉しいけどさぁ!!怪我しちゃ私が悲しいじゃん…!!」


今考えるとこの時俺も結奈もお互いに好きだったのだろう、当時はまだ小学校低学年という事もあり意識はしていなかったが今考えれば好きだったのだろう、結奈は学校でも可愛いと評判で有名だった、顔も可愛いくて明るくて運動もスポーツも出来て皆から好かれていた


「ねぇー空?大きくなったら結婚しようね!!」


「うん!!する!!」


今でもこの会話は頭に残っている、単純に言われて嬉しかったのもあるがこれを境に結奈は姿を消した、僕は結奈が居なくなったショックで毎日泣いていたのを今でも覚えている、警察は結奈が消えたのを誘拐事件だと思い調査していたが、今考えれば異世界へと飛ばされたなど考えれるはずない、結奈の家族は一人娘を亡くし自殺したと後から聞いた


俺の人生がおかしくなったのはここからだろう、この後俺の両親は交通事故で命を落とし、俺は親戚の家に引き取られた、だがその家はあまりにも酷くその家の長男に俺はいつもいじめられていた


「おら!!弱虫!!お前邪魔なんだよ!!」


こんな感じで俺は毎日学校から帰る度に殴る蹴るなどの暴行をされ続けた、新しい両親は俺の事を嫌っていたようでそいつらからも暴力を受けていた


中学校に上がる頃になると俺は家を追い出され六畳程しかない小さなアパートに住むことになり、転移をするまでそこに暮らしていた、俺の性格が暗くなったのは結奈か居なくなり両親が他界し、新しい家族に虐げられたせいだろう、あの時の俺は思い出すと泣きたくなるから無意識の内に結奈との記憶を封印していたんだろう


「結奈…??結奈だよな!?」


「うっ…?空…??うわぁぁぁぁ!!」


結奈の呪いは先程よりも遥かに暴走を繰り返している、恐らく結奈自身が呪いに抗っているからだろう


「じれったい…!!ルドル!!この娘の呪いをマックスにする!!お前たち2人で奴を殺せぇぇ!」


「いいのですか?あの娘は死にますよ」


「構わん!!完全解放!」


「うわぁぁぁぁ!!」


結奈の呪いが完全に解放され、長年魔人のエドの呪いと魔力を流し込まれた影響で結奈は魔人へと姿を変えていた、今の結奈はもう人間ではないほどに変わっている、オーラを見るに今の結奈の強さはオルヴァル以上だ


「うがァァァ!!」


結奈は襲いかかってくると思い覚悟していたが一向に攻撃してくる様子がない、それどころか自分の体を傷つけている


「私の呪いよりも意思が勝つだと!?」


俺には今の結奈からは俺を攻撃しないように自分の体を気ずつけている感じがする、その予想は的中し結奈は自身の体を魔剣で貫いた、魔人の姿に変わった結奈の姿は人間の姿へと変わり地面に倒れた


「クソがァァァ!!私自らお前を殺す!!ルドルあれをするぞ!!」


「わかりました…!エド様」


エドとルドルのつけていた指輪からは謎の光を発して2人は一つになった


「殺してやる、殺してやる!!どけ!!」


合体した2人からは2人の力に加えエドの持っていた魔物の力までもが加わっていた、その力は今の俺を超える程だ


エドは歩き出し地面に倒れた結奈の体を蹴り飛ばした、その瞬間俺の中でなにかが崩れた

大切な幼なじみをこんなに目にされた時点で腸が煮えくり返る程に腹を立てて居たがさっきの事で全てが崩れた、怒り狂いそうになってるはずなのに頭は冷静だ


「もう黙れよ」


<魔力眼を手に入れました>


「は…?」


バァァン!!

エドは訳も分からず吹っ飛ばされた、武器を全て放出してエドに放った、エドは攻撃を喰らいながらも進み続けた


「くそがぁぁ!!」


エドの繰り出す魔法全てが遅く感じるまるで止まって見える程だ、それにさっきから魔力効率が異常な程にいい、これが魔力眼の力か


エドは怒り狂いながら炎・闇・光の3つの魔法を放った、その威力は麗を超えるほどの威力だ透かす事など不可能な程の力を持っている、盾なんて意味が無いだろう、喰らうと致命傷は免れないだろう


「やってみるか」


<念力>

エドの放つ魔法に向けてスキルを使うと3つの属性の魔法は当たる寸前で止まり力を失い消えた


「そ、そんな…!!魔法が止まるだと…!?まさか魔眼か!?」


(魔眼?魔力眼とは何が違うんだ)

そんなのは些細な物だ、それに今の俺には関係ない


「お前はもう死ねよ、邪魔なんだよ」


ドォォン!!

エドの首を掴み空高く持ち上げた、首を強く締め続ける度にエドは呻き声を上げた


「くそがぁ…!!ならこれは…!!」


エドはありったけの魔力を使い呪いを俺に使ってきた、一瞬程呪いにかかったが魔力眼のおかげで呪いは跳ね返された


「少し黙れよ」


グサッ

エドの心臓に剣を刺すとエドは泣き叫びながら殺さないでと願っていた、心底気持ち悪い


「これで終わりだ」


<捕食>

エドの体から力が奪われていき力の全てが俺の中に流れ込んできた、エドは抜け殻となり死んだ


「うっ…!!使い過ぎたか…」


手に入れた直後に魔力眼を使い過ぎたようで眼が焼けるような感覚を覚えた、気絶してしまう程の痛みだ

今の俺にはやる事がある


「空様!!一体何が…」 「3人とも死んでる…!?」


「お前たちどうやってそんな速くここに…」


「空様の魔力を探り当てここまで来ました」


サーヤ曰く今の俺の魔力は漏れ出過ぎて遠く離れた場所からでもサーヤなら感知できたようだ


「その前にその眼は…」


「魔力眼って言うらしいぞ、なにか知ってるか?」


「はい、その眼はあの方の持っていた眼です」


やはりこの眼はアキレスの眼らしい、なんでこの眼が開眼したのは謎だ


「2人には今からある事を頼みたい」


「いいけどなんの事?」


「あの3人を治す」


「!?空あの子達はもう…!」 「空様もう…」


「あぁ分かってる、だけど今の俺ならできる」


「まさか死者を復活させるのですか!?」


サーヤの言う通り俺は今から死んだ3人を復活させる、可能性はゼロではない


「あぁ、2人はあいつらに回復スキルを使ってくれ」


3人を寄せ合わせた、体が冷たい


<錬成>

スーツを完全解放し魔力眼を使い3人の体の魔力回路を新たに作り出す、<解明>を使った時にこいつらの魔力回路は確認してあるので不可能では無いはず


開始すると俺の体から元々の分の魔力は全て失い、スーツが自動的に魔力を補給する、これで魔力切れの心配はない、魔術回路を植え付けるのには成功した


こいつらは既にエドの呪いによって自己再生を持っているはずだ、魔力回路が備わって今ならそれが発動するはず…頼む発動してくれ


「空様…時間が経ち過ぎてて体の臓器が死んでます…」


「しまった…」


俺は一つ忘れていた、この方法は臓器が生きている事が前提なのだ、死んだ直後ならなんとかなったが時間が経ちすぎてる…なにか方法は無いのか…


「これなら…」


「なにをするおつもりですか…!!」


<錬成>


臓器が死んでるなら作り直せばいい、俺はこいつらの臓器を再び作り出し、体に植え付けた

こんな神の技のような物に体が耐え切れるはずもなく魔力回路はボロボロになりスーツは耐えきらず壊れそうになっている

あともう少し、もう少しで…


ドクゥン!!


臓器を移植したその瞬間、弱いが心臓が鼓動を始めたのを感じた


「2人とも!!早く回復魔法を…!!」


「まさかこんなことを成功なさるなんて…」


成功だ、成功した…!!

緊張の糸が解けると俺は意識を失いその場に倒れた

面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちで大丈夫です!


ブックマークもいただけるとうれしいです。


何卒よろしくお願いいたします。

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