武神祭編lll
「いくぞタイロン、この一発でお前を倒す」
クレイは全身に<身体操作>を使った、地面には亀裂が入り空気が変わった
クレイは剣を1度鞘に戻した、恐らく抜刀をする気だ
抜刀なら速さに攻撃力を最大限に発揮出来る、だがそれを外したり耐えられてしまったらクレイの負けが確定してしまう、言わば諸刃の剣だ
「抜刀の構えか…あいつ<身体操作>を全身に使っていやがる、これで決めるつもりか…」
ドォォン!!
クレイが踏み込んだその瞬間、クレイの踏み込んだところには大きな亀裂が入り会場が揺れるのを感じた
今のクレイの速さは約3倍だ、タイロンは今のクレイのスピードに目で追う事とすら不可能だろう
クレイは限界を超える速さでタイロンに近ずき剣を鞘から抜き、そのままタイロン目掛けて斬った
タイロンは直前でなんとか気づいたが遅い、今のクレイに少しでも遅れたらもう追いついけるはずがない
「うぉぉぉ!!」
スパァァン!
クレイの剣によってタイロンの上半氏と下半身を真っ二つに斬られた、タイロンの体からは真っ二つにされたせいで見た事のないほどの血しぶきが起こった
「やったのか…?」
タイロンは意識を失い、先程の様に回復する素振りは見せていない、これでクレイの勝ちが決まったと誰もが思った、それは近くで見ていた空ですら思った程だ
「うがぁぁぁ!!」
突如クレイの一撃によって切られたはずの真っ二つになった上半身と下半身が紅く光だした、その紅い光は両方から出ており、その光か交わるとタイロンの体は治り、復活した
「ぁぁぁぁぁ!」
タイロンは体がくっついた後に更に強大な紅い光に身を包み姿を変えた、その姿は人と呼ぶにはおぞまいし程に醜く恐ろしくて悪魔だと錯覚してしまうほどだった
タイロンは意識なく暴れだし、やっとの思いで経っているクレイに襲いかかった、クレイはなんとかそれを防ごうとして体を動かしたが既に限界を迎えており体は言う事を聞かずに全く動かなかった
「くそ…!!」
タイロンはクレイの頭を持ち上げると背中に付いた翼を使い空高く飛び一気に地面にクレイを叩きつけた
クレイはとてつもない力で地面に叩き落とされたせいで一瞬意識を失った、次は黒く染まった長い爪でクレイを刺し殺そうとした、クレイはそれを<圧力操作>を使いなんとか防いだ、だが今のタイロンが1回で終わるはずなどなく猛攻撃を仕掛けた、クレイは剣で受け切ろうとしたが剣で受けてもなお威力に耐える事は出来ず、遂に意識を失ってしまった
「ぉぉぉぉぉ!」
タイロンは意識のなくなったクレイの体を自分の長くて硬い爪で突き刺そうとしたその瞬間、先程まで見ていた空が仮面を取り速攻服を着替え、自分の人形を消し、王の姿で止めに入った
「クレイよくやった、後は俺に任せろ」
気が狂ったように殺しにかかってくるタイロンの攻撃を避ける事も流す事もせずただ受けた、だがタイロンの爪は空の体を貫く事はなく空の体に当たった瞬間に弾けた
ドォォン!!
力を半分程解放した今の空が放つパンチはタイロンの体をいとも簡単に貫いた、タイロンはそのまま地面に倒れ込んだ、だがすぐに復活をするだろう
<ファイヤーボール>
再生を繰り返すならば再生できなくなるまで燃やし続けるまでだ、ファイヤーボールをタイロンに放ち、タイロンは灼熱の中へと消えていった、タイロンは悲鳴を上げているが、やはりまだ威力が足りないようだ
ここで魔剣を使えば簡単に殺せるだろうがそれをすると辺り一帯が消し飛ぶ事になる、それは避けたい
何か方法は無いかと考えてたその瞬間、観客席の方から悲鳴が聞こえた
気になり視線をやるとタイロン同様に催眠をかけられて暴走している人間を複数確認した、いつものように俺が武器を放てばなんとかなるが…それをすると観客にまで被害が及ぶので使えない
「くそ…どうすれば…」
やはり観客諸共やるしかないのか…そう考えて武器を放とうとしたその瞬間、文哉達が操られている人を止めに入るのが見えた
「空!!お前はそいつに集中しろ!!こっちは俺たちでなんとかする!」
俺は忘れていた、今のこいつらは俺に守られる存在なんかではなく、今のこいつらは守側の人間だと言うことをだ、それに今ここにはアリスも居るのだ、なら任せない理由は無い
<解析>
スキルを使い操られいる人の体の中を確認すると脳の一部に呪いを見つけた、恐らくだがあれを壊せば呪いは解けるかもしれない
「文哉!!脳を狙え!!そこに呪いがある!」
「分かった!!」
異空間から1本の剣を取り出しタイロンの頭に目掛けて放った、タイロンは認識することもなく頭に剣が刺さりその場に倒れた、先程とは違い再生する様子はなさそうだ
どうやら文哉達の方も終わったようだ、これで一件落着かにも思えたその瞬間、近くにとてつもない程の魔力反応とオーラを感じた、恐らくそいつらがこの件の犯人だ
「どこだ!!正体を表わせ!!」
「くく…!!もう隠す理由もありませんね」
その男は観客席から闘技場の方まで降りてきた、そいつは学園の制服を身にまとっていた、普通に考えたら生徒のはずだが、そいつからは感じた事もない程の闇のオーラを感じた、それにそいつは姿を偽装している
「もう正体を隠す必要はなさそうですね」
その男は変身を時本来の姿を現した、その姿は明らかに人間の姿などではなく魔人の姿だった、オーラは本来の姿を表した事によって更に巨大なものになった
「私の名前は魔人国の1つを統べる王、エド・モラレスです、以後お見知りおきを」
その男は魔人国の1つを統べる王、エド・モラレスと名乗った、魔人国は首都オリオンとエストリアの2つに別れている、オリオンの王はオーガだと聞いているのでこいつはエストリアの王で間違いないだろう
「お前の目的はなんだ?」
「目的は簡単ですよ、人材の引き抜きと人間国に宣戦布告です」
「そんな事出来ると思ってるのか?お前はそもそもここから出られないぞ」
「確かに貴方1人ですら手強いのにそこに異世界人の皆様まで…少々きついですね」
こいつは口ではこう言ってるが焦りが感じれない、推測だがサーヤとオルヴァルと麗達魔法一派が居ないのはこいつのせいだろう
<魔術結界>
「これでこの空間には私と貴方しか入れません」
「サーヤ達を離れさせたのはこの為か…」
この結界、俺達じゃどうする事も出来ない程強力だ、こいつはこの空間でなら、俺を倒せると思ったんだろう
「お前は1つ過ちを犯した、それはこの空間ないだと俺は力を完全に使えるという事だ」
観客達の前で力を完全解放すると観客は俺の放つオーラに耐えきれずに死ぬ可能性がある、だがこの空間ないならオーラが漏れ出る心配はない
「これで終わりだ」
異空間から炎の魔剣を取り出し一振すると、辺り一面は豪華の炎に包まれた、このレベルの炎は俺ですら致命傷を受ける恐れがある、俺より弱いであろうエドが耐えれるはずなどない
「流石魔剣、とてつもない威力ですね」
焼き尽くされていた炎が弱くなり、僅か数秒で炎が消えた、煙の中からエドの隣に先程まで居なかった仮面を付けた女が居た、恐らく炎は女の持つ剣に吸い尽くされた、あれも恐らくは魔剣だろう
「どこから現れやがった…」
「ではやってしまいなさい!」
女はエドの命令に答え先程吸い尽くした炎を放ってきた、空はいつものように防ぐことはせずそのまま前進した、エドは馬鹿めと笑っている
炎と空の距離が無くなったその瞬間、空は<透視>を使い攻撃を透かした、女は驚き剣を構えた
空は<伸びる>を使い剣を振った、女は伸びてくる手に反応出来ず剣でなんとか耐えたが数メートル程吹き飛ばされた
「ちっ…!早く立て!!なかなかやりますね…ですがここからが勝負の始まりですよ」
すると上空に開いた謎の空間から魔物が飛び出し押し寄せてきた、そのモンスターは全員普通のモンスターとは違い催眠が掛かっており強さも何倍にも上がっている、そんな敵が100体ほど居る、まさに統一してから初の国の崩壊の危機だ
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