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学園侵入編Ⅱ

「おいこら雑魚!!そこに跪け」

こいつの名はタイロン・ロドリゲス、体も大きくて態度もデカイ見るからにいじめっ子の奴だ

「うっ…」

そんないじめっ子にいじめられている僕の名はクレイ・ロマンスだ、僕はあいつとは違い体も小さくて病弱ないじめられやすい人間だ、先程殴られた傷を抑え、よろけながら言われた通りに跪いた


「ギャハハ!こいつほんとにしやがったぜ!!」

甲高い嫌な声で笑いながらそう言った、悔しくないのかって?悔しいに決まってるさ…だけど僕じゃこいつには太刀打ちできない、なんせこいつは僕みたいにな劣等生とは違い、こいつは1年生にして人間国の兵士に推薦されている次元が違う


「今日はここまでにしてやるよ」

そう言うとタイロンは手下を引き連れ満足そうに帰って行った


「うっ…痛い」

タイロンに殴られた所を抑えなんとか立ち上がり寮へと帰った


「明日から新学期…やだなぁ…」

少し古い寮に帰ってき部屋のベットに体を休めながらぼんやりと考えていた、明日からは冬休みも明けて新学期だ、またあいつらにいじめられると思うと憂鬱だ


「もう寝ようかな…」

考えても憂鬱なのには変わりないので目を瞑り寝ようとしたその瞬間、部屋のドアがノックされた音がした

こんな時間に一体誰だ?


「クレイ!!明日は武器を使った実践訓練があるから武器の手入れ忘れちゃダメだよ!!」

扉を開けてそこに居たのはアリアだった

アリアは僕の幼なじみで僕達は2人とも親を戦争でなくし孤児院で育った、アリアは境遇は同じなのに落ちこぼれの僕とは違い成績優秀で当然僕なんかよりも強い


「あっそうだった…ありがとアリア」


「気にしないで、じゃあおやすみ!!朝遅れちゃダメだからね!」

アリアはこうやって昔の好で僕に優しく接してくれる、アリアが昔と変わらず仲良くしてくれるのはありがたいがアリアは僕と違い人気者だから周りからの視線が痛い、それに僕と絡んでる事でアリアの評価が下がるのも心苦しい


「手入れだけして寝ようかな…」

20分程使う武器の手入れをしてその日は眠りについた

その日僕は夢を見た、それは僕が今よりも強くなっめタイロン達を倒したり、アリアを守ったりする夢だった、その夢は僕は現実のこんな弱い僕とは違い強くて理想の僕だった


「うぅ…もう朝か…」

魔道具の目覚ましが鳴り、音で起こされた僕は学校の用意をして食堂に向かった


「おはようクレイ!ほら早く食べて学校に行こ!」

アリアは朝から元気で僕の分の朝ご飯も一緒に取ってきてくれた、時間もあまりないので少し急ぎめに朝食を食べていた


「あの劣等生またアリアと飯食ってるぜ、羨ましい」

朝ご飯の容器を置きに行った時にそんな会話が聞こえた、こんな事を言われるのは毎日の事なのであまり気にせず通り過ぎた


学校に着いた僕とアリアは教室に入りアリアは友達達と久しぶりの団欒を楽しみ友達の居ない僕は1人寂しく机に突っ伏せていた、僕は別に皆から嫌われいる訳ではない、ただアリアと一緒に居て妬まれているのとタイロン達にいじめられていて皆助けないようにしているだけだ


「お前ら席に着けー!」

チャイムが鳴りこのクラスの担任のハーフエルフのミーム先生が入ってきた


「お前たち冬休みは楽しかったか?家族と過ごした者も入れば友達と過ごしたりと様々だろう!だが今学期は武神祭もある!!気を引き締めるように!!」


「それと連絡事項がある!!今日からこのクラスに転校生が来る!!仲良くするように!」

ミーム先生がそう言うとクラスは転校生の事で騒ぎだした

転校生か…一体どんな子なんだろ


「入れ!!紹介するぞ!!転校生のムーア・スカイ君だ!!」

教室に入ってきた転校生は身長は180cm程で高くガタイもしっかりとしていた、そこまでは普通なのだがムーア君は仮面を着けていた


「転校してきましたスカイ・ムーアです、仮面は昔傷を負ったのを隠すために着けています、よろしくお願いします」


「ねぇ、あの子かっこよくない、?」 「うん、あの仮面もミステリアスな感じがして良いかも…」

こんな感じでムーア君は皆から歓迎されたようだ


「ムーア、席は窓際のそこの席に座ってくれ」


「えっ…?僕の隣!?」

なんと転校生のムーア君は僕の隣に座るようだ


「よろしくな、君の名は…?」


「あえっと…僕はクレイ・ロマンス!!気軽にクレイって呼んで!」


「分かったクレイ、なら俺の事もスカイって呼んでくれ」


1時間目のモンスターの整体についての授業が終わった後、僕達は次の実践訓練の授業をしにグラウンドへと向かった


「お前達!今から実践を想定した武器の実践経験を始める!ただし殺しはするなよ!!対戦時間は1分だ!!その間気絶以外の棄権は認めない!」


「はぁ…嫌だな…」

僕は実践訓練が何よりも苦手だ、だって当たると痛いし…


「おいこら、お前は俺とだぜ?」

後ろから肩を捕まれ振り返るとそこにはタイロンが居た


「えっでも…」


「あ?俺に逆らうのか?早く準備しろよ雑魚が」


「では1回戦!タイロンvsクレイ!開始!」


「うぉぉ!」

タイロンは剣を大きく振り上げながら力に任せて突っ込んできた、まともに受けるとまずいのでなんとかギリギリ躱した、僕に躱された事に腹を立ったタイロンは先程よりも素早く攻撃を仕掛けてきた


「くっ…!」

その速度は僕じゃ目で追うのがやっとのレベルで一撃軽いのを喰らってしまった、地面に倒れ込んだ体をなんとか起こし立ち上がると、タイロンはボロボロな僕を見てニヤニヤと笑いながらお腹に強い蹴りを入れてきた


「うっ…」

お腹を蹴られた事で目の前が真っ白になり膝にも力が入らなくなるのを感じた、だがタイロンは崩れ落ちそうになった僕の顔を容赦なく蹴り上げた

顔を殴られたせいで口から血の味がする


「おいタイロン!やりすぎだぞ!」

タイロンはそんな事気にもせず僕を痛ぶり続けた、僕の意識を刈り取らない程度に僕を痛めつけている


「クレイ…」

アリアは悲しそうな顔で僕を見つめていた


意識がなくなっていくの感じる、タイロンもそれに気づいたのか最後の一発だと言わんばかりに剣を振り上げ僕の頭目掛けて振り落とした


「お前!」

流石に先生もマズいと感じたのだろう、先生はタイロンが剣を振り上げたその瞬間全力で近ずいてきた、だが先生と僕達の距離はおよそ25m程、追いつくのは厳しい


「だ、だめぇ!」

先生より近くに居たアリアが僕を助ける為に走ってきた、仮に追いつけたとしてもまともに受けたらアリアが怪我をする、声を出して止めようと思ったが意識朦朧とした僕は声が出なかった


「これで終わりだぁぁ!!」

僕の頭にタイロンの剣が振り落とされ当たりそうになったその瞬間、当たるはずだったタイロンの剣は僕の頭ギリギリで止まっていた


「これは少しやりすぎじゃねぇか?」

なんとスカイ君が僕を助けてくれたのだ、スカイ君は先生より早く動き僕を助けてくれた、確かに先生より近くに居たのは事実だがそれを差し引いても驚異的なスピードだった

面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちで大丈夫です!


ブックマークもいただけるとうれしいです。


何卒よろしくお願いいたします。

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