学園侵入編I
「そんなところで何をしてるんだ?」
「なんだオルヴァルか…別に変な事はしてねぇよ、ただ武器を複製してただけだ」
「武器を複製だと!?そんな事ができるのか…」
「別に大した事じゃねぇだろ」
「お前と言う奴は…まあいい、それより来てくれ話がある」
オルヴァルはため息をつきながら話があるから着いてこいと言ってる
「それで?話ってなんだ?」
「お前の仲間が倒した私の仲間が居るだろ?気づいてるとは思うがあいつらは弱い、それなのにあそこで戦わせた、その理由はお前らと戦う1週間ほど前に元々戦う予定だったあやつらの師匠達が何者かによって殺されたのだ」
「なんだと?そんな事一体誰が……」
「それは私にも分からない…だがそいつは暗殺したようだ、あいつらを殺すなんて只者ではない、お前も気
をつけろよ」
オルヴァルは消えた仲間を思い出すかのようにそう話した
「あぁ、分かったよ、それでこっちも話があるんだが…」
「なんだ?話って?」
「この国にある学園があるだろ?そこに俺も入りたいんだが…ダメか?」
「お前何を言い出すんだ!?だいたいそんな事してお前になんの意味が…」
「意味ならある、魔人国と戦うにしても戦力が居る(要る)、その戦力を学園で探したいって訳だ」
「なるほど…確かに理にかなってるな…分かった、許可しよう」
「助かるぜ、」
「それと1つ気になっていた事があるんだが…お前の私と戦った時に見せた最後の力はなんだ?」
「あれか?あれは俺の作ったスーツの力だよ、まああの時は制御出来てなかったけどな…」
「スーツ?なんだそれは?」
「説明するより見せた方が早いな」
異空間からスーツを取り出しオルヴァルに渡した、オルヴァルはそれを不思議そうに見つめていた
「これは一体どうやって使うんだ?」
「それを胸に付けて魔力を込めてみろ、スーツが起動する」
オルヴァルは不思議そうに言われた通りに魔力を込めた、魔力が込められたとスーツが認識するとスーツがオルヴァルを包んだ
「すごいなこれは…能力が上がっているのがわかる」
「だろ?俺の考えだとこれを兵士全員に使わせるつもりだ、もちろん俺達が使っているような物は流石に使いこなせないだろうから抑え目なやつだが」
「それでも充分過ぎるぞ…お前が考えてるよりこれは戦況を変える発明だ…他国にこれが渡ったらどうなるか…」
「多分だがこれを俺以外が作るのは無理だと思うぞ、これは俺のユニークスキルで作った物だしな」
「?お前のユニークスキルは攻撃スキルではないのか?」
「俺のユニークスキルは錬金術だ」
選ばれし者の事は秘密にしておく事にした、このスキルが一体何者なのかも正直な所俺には分からない
「錬金術だと??そのスキルは確かかつて人間国を収めて(治めて)いた王と同じだったような…」
聞いた瞬間に誰か分かった、おっさんの事だ
「そいつの事教えてくれ!?」
「急に慌ててどうした?王都の書庫になら情報はあると思うぞ…」
「助かる」
慌てた足取りでオルヴァルの元を後にし、書庫へと走った
「これか?」
書庫で古い記録書を見つけたそこには、あのおっさんの事が短く書かれていた
王アキレスは錬金術を使い国を納め(治め)、何らかによって亡くなった
「たったこれだけか、?」
おっさんはアキレスと言うらしい、もっと他の事が書いてあると期待してたが書かれていたのは名前だけだ
「アリスとサーヤに聞いても何も教えてくれねぇし、一体何者なんだ…」
2人に聞いてもそれは私達から聞くよりも、適任が居ると言われてしまい教えて貰えなかった
「はぁ…帰るか」
用も済ましたのでウェルブンドへ帰ることにした
魔剣も複製できたし倉庫にあった使えそうな物も持ってきたのだ、よしとしよう
「ハァァァ!!」
カァァン!
光の粒子を体に纏い、いつもよりスピードを上げてアリスに攻撃を仕掛けていた、アリスはそれを体の動きだけを見て全て避け、彩葉が決めの一発を放った瞬間にカウンターを入れた
「うっ…今日こそはいけると思ったのに…」
「今日の動きは良かったぞ、剣の腕なら文哉と遜色がないほどに仕上がっている」
「でも…私じゃ柚ちゃんには…」
「確かに今の柚は強い、だがお前も遜色ない程に強くなっている、この私が言うのだ自信を持て」
「皆さん魔力が乱れてきましたよ、もっと一定の速度で強い魔力を送り込んでください」
サーヤは麗達に水晶に魔力を流し込む練習をさせていた、この水晶は一定数を超える魔力を流し込むと耐えきれずに割れてしまう、かと言って弱すぎても割れてしまう、なんとも難しい品物だ
「うっ…もう限界…!」
パリィィン!
「まあよしとしましょう、初めてでこれだけ出来たら上出来です」
「これは何の意味があるんですの?」
「これは魔力の精度を上げる練習です、練度を上げれば魔法の効果も上がりますし、魔力の使い方に無駄もなくなります」
「前は魔力を増やして持久力を高めて今回はその魔力を上手く運用するって事か…」
「麗さんの言う通りです、今の貴方達は近接戦闘ができないので戦う手段は当然魔法です、その魔法も魔力が尽きれば使えません、そうならない為にこの訓練をしているのです」
「理由は分かったけどもう疲れたよぉ…」
絵梨花はもう限界と言わんばかりにその場に寝転がった
「時間もちょうどいいので今日はこれで終わりです、もう帰っていいですよ」
サーヤがそう言うと魔力を使い過ぎて疲れが溜まったのか、皆疲れきった様子だ
「あの…サーヤさん今時間いいですか?」
「?どうしました?」
「それにしてもこの魔剣凄いな…」
部屋に帰っきた空は異空間から魔剣を取り出し先程ゲットしたスキル<解明>を使用した
「なるほどな…炎の魔剣は火の魔石をベースに作られてるのか」
スキル<解明>は触れたり、見たものの情報を解明する物だ
「火の魔石は倉庫にあったから持ってきたけど他の魔石はどこにあるんだ」
他の魔石があれば様々な魔剣を作り出すことができる
そんな事を考えてるとある事を思いついた
「この魔石、スーツに組み込めるんじゃないか?」
スーツに組み込めれば、火の魔術回路の代わりになるかもしれない、試しに先程修復した俺のスーツに魔石を錬金術で組み合わせてみた、すると突然スーツが赤色に光りだしたのだ
「これは成功なのか…?」
赤い光は数秒経つと光は消えてしまった
「為にし(試しに)着てみるか…」
いつものようにスーツを着てみた、だが今まで味わった事のない痛みが俺の体を襲った
「うっ…!体が熱い…」
まるで体が炎で包まれているような感覚を覚えた
その痛みは数秒経つと消えていった
「とりあえずなんか魔法使ってみるか」
<ファイヤーボール>
スーツの手から炎の形をした熱を持った球体が現れた、それは間違いなく火の魔法そのものだった
「ま、まじか!!」
ついに魔法が使えるようになり俺は嬉しさでおかしくなりそうだった。そう俺はようやく念願の魔法が使えるようになったのだ
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