人間国統一編Ⅸ
「大変です!!オルヴァル様!ここ最近勢力を伸ばしていたウェルブンドから手紙が届きましたぞ!!」
「ほう…そこにはなんと?」
「俺たちはお前達の国を貰う、だが無駄な争いは避けたい、なのでそっちから5人とこっちから5人でお互いの国を賭けた勝負をしよう…と書いてあります!」
「こう伝えろ、受けて立つと」
「はっ!!!」
側近は颯爽と走り出して行った
「お前達は戦いの準備をしておけ、決して舐めてかかるなよ」
「我が四天王にお任せよ」
「あの国の奴らが何を企んでるかは知らないが俺達に戦いを挑んできたんだ、せいぜい楽しませろ」
「よし…これでおっけいだな…」
俺が最終確認をしていると志保達が集まっていた
「一ノ瀬君話って…?」
「次の戦いは5対5のタイマン勝負だ、そのメンツを伝えておこうと思ってな」
誰を選ぶか…この選択は正直今でも迷っている、だけど可能性はあると俺は思っている
「メンバーは俺とサーヤ、アリス、文哉、そして…柚だ」
「え!?私!?」
柚は目を丸くさせ驚いていた
「あぁそうだ」
「でもなんで私なの…?私より彩葉ちゃん達の方が良いんじゃ…」
柚の言っている事も分かる、なにせ柚は志保達とは違いユニークスキルは戦闘向きではないのだから
「柚の言いたい事も分かるが、今のお前はアリスに鍛えられて今じゃ文哉とも並ぶ程の戦闘力だと俺は思っている」
「待ってくれ空!!確かに今の柚からは以前よりもオーラを感じるが…危険じゃないのか!?」
どうやら文哉は柚が戦闘者じゃないのに戦うのに疑問を持ってるらしい、今の柚の実力を知っているのは姉の咲良とアリスぐらいだ
「そこまで言うなら軽く柚と戦ってみろ」
「え…?お前何を言って…」
「分かった、文哉君やろう」
柚は俺の言葉の意図を汲み取り戦闘準備に入った
「分かったよ…こうなった以上手加減はなしでいこう」
そう言うと文哉は剣を抜き構えた
文哉は<縮地>を使い素早く柚の元へ近づき一撃入れようとした、柚は文哉の速さに驚く事もせずカウンターを合わせ先に攻撃が当たったのはなんと柚だった
柚のパンチは文哉の顔に当たり、その衝撃を受けきれなかった文哉は吹っ飛ばされてしまった
「なっ!?」
文哉は柚の攻撃があまりにもの威力で困惑していた、それもそのはず柚の魔力だけの威力は文哉を大いに超えているのだ
その秘密は柚の魔力回路にあった、この魔力回路は魔力が魔力タンクから体に行き渡る為の回路だ、通常の魔術回路は細い糸程しかないのだが柚はなんと太さが約2倍もあるのだ
「まだまだ!!」
次はこっちの番だと言わんばかりに文哉に近づいた、文哉は一瞬の隙に近づかれまたもや柚に一撃を入れられてしまった
ドスン!!
鈍い音が文哉のお腹から鳴った
「カハッ!!」
<身体強化>
柚に重い一撃を喰らい流石にマズいと思ったのか身体強化を使い速度を上げた
すかさず攻撃をしてくる柚の拳を綺麗に避け剣でカウンターを放った
柚は反動をなるべく殺す為に後ろへ大きく下がった
「そこまでだ」
俺が止めようとするよりも先にアリスが止めに入った
「これ以上お前達が戦っても怪我をするだけだ」
俺には分からなかったが恐らく何かのスキルを使おうとしていたんだろう
「確かにこれだけ戦えていたら大丈夫か…」
文哉も今の柚の実力を見て納得したようだ
「ありがとー!でも私の場合パワードスーツ着てこの実力だから文哉君には敵わないよ」
「その割には何か隠していたみたいだが??」
「それはお互い様でしょ?」
文哉の隠していた物が何かは分からないが恐らく奥義となる物だろう、柚は柚であのスキルを使っていなかったので結局どちらか強いかは分からないままだ
「今の私じゃ…」
志保が小さい声で何かを言ったが小さ過ぎて俺には聞こえなかった
「とりあえず話も済んだだろ?一旦解散しようぜ」
今の2人の実力も十分に分かった、恐らく今の2人なら負ける事もないだろう、サーヤとアリスも幾ら力を失っていたとしてもあの二人が負けるなんてのは考えられない
それに俺の作戦において先に戦う2人が連続で勝ったなら残りの2人には棄権してもらうつもりだ
問題は俺だ、サーヤ達の話だとオルヴァルは今の俺より強い可能性もあるみたいだ
確かに能力値などは上がってはいるがそれ以外は王女を倒した時とまるで変わっていない、だからパワードスーツを作ったがこれでも少し足りない気がする
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一ノ瀬空17歳 男
ユニークスキル:<選ばれし者 ><錬金術>
筋力:23000
体力:21000
耐性:19000
敏捷:21000
魔力:22000
魔耐:16000
スキル:<伸びる> <硬くなる> <錬金> <身体強化> <毒耐性>
<捕食> <縮地> <自己再生> <武器作成> <念力> <殺気> <異空間> <透視> <属性耐性> <スキル使用短縮> <譲渡> <複製> <???> <???> <???> <???><魔力拳> <ブースト> <身体強化> <カウンター> < 魔王拳> <隠密>> <魔力感知> <攻撃妨害> <アクセル> <テレポート> <マネキネシス(質量操作)>
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「もう少し調整してみるか…」
自分用のスーツの性能をもう少し上げる事にした
だが魔耐を持ってる俺でもスーツの能力値を上げすぎると耐えれなくなってしまう、
「どーしたらいいんだ…」
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