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召喚


第一章

プロローグ


負け組の人生


「はぁ……今日から学校嫌だなぁ…」


僕の名前は一ノ瀬空

なんの変哲もないただオタク趣味を持っている普通の高校1年生だ、だけど僕はいじめられている理由は簡単だ、それは僕が何も言い返せずただやられるだけしか出来ない弱虫だからだ。


いじめられた事ない人はきっとこう言うだろう、そんなのやり返せばいいじゃないかってね、そんなのはいじめられた事がないから言える事だ。


そんな事を考えていると学校に着いた


ガラガラ

僕がクラスの扉を開けて中に入るとクラスの人達からの嫌な視線や陰口などが聞こえてくる

そんなのはいちいち気にしてると死にたくなるだけなので出来るだけ耳には入れずに席に座った


「おいキモオタ!今日も相変わらずキメェな!」

タバコ臭い匂いを放つこいつの名前は毒島英樹といい、いつも俺の事を馬鹿にしてくる嫌なやつだ


「おい一ノ瀬、パン買ってこい」

僕の事をパシリのように使うこいつは鬼頭隆二といい、この学校じゃ有名なヤンキーだ。


「わ、わかったよ…」

そう言い僕が購買にパンを買いに行こうとしたその瞬間

「おい、ちょっと待ってオタク、一発殴らせろ」

その直後毒島の肩から伸びた拳が僕の顔目掛けて飛んできた


パァン!


僕は拳の威力に耐えきれず地面に座り込んでしまった


「やっぱり朝からこのキモオタを殴るのが最高にいいんだよな」

毒島はこうやってことある事に僕を殴ってくる


「今のパンチ誰が効くんだよ、パンチはこうやって打つんだよ」

鬼頭は毒島に説明しながら僕の腹を思いっきり殴った

毒島と違い喧嘩慣れしている鬼頭のパンチはお腹を殴られたというのもあって耐えきれず地面にうずくまってしまった


「ちょっと!何してるの!」


流石にやばいと思ったのかクラスの委員長の志保彩葉が助けてくれた、この子は良くアニメや漫画に出てくるような勉強も運動もできて、おまけに顔も可愛いという完璧な子だ


「一ノ瀬君大丈夫?怪我はない?」


「う、うん大丈夫だよ…」

こうやって志保は良く僕の事を助けてくれる、僕は志保に助けられる事が嬉しいと同時に情けなかった


「あ?なんだよ志保、邪魔すんなよ」


「邪魔なんてしてないわ!委員長として注意しに来たのよ!」


「うぜぇな、」

毒島はそう言いながら僕と志保を睨んだ


「彩葉あんなやつらと関わらない方がいいよ」


「でも文哉私たちは委員長なのよ?クラスの揉め事は解決しないと…」


「確かにそうかもしれないけど、彩葉の為にもあんなやつとは関わらない方が見の為だよ」


「で、でも…」


「私も文哉の意見に賛成だ」


「麗までそんな事…」


志保が僕を助ける事に反対しているこの2人は如月文哉ささらぎふみや雫石麗ぐすいしれいといい、志保の幼なじみらしい


如月文哉は俺と正反対で勉強もスポーツも出来るやつだ、羨ましい…


高坂麗(こうさかれい)は彩葉や文哉程ではないにしろ文武両道を極めていて志保同様に男子からの人気も高い

3人とも俺とは正反対過ぎて同じ人間なのか疑いたくなる。


「おっはー!」

無駄にでかい声で騒いでるこいつは桐野江絵梨花、このクラスの一軍女子だ

「絵梨花おはー」「お、おはよー、」

この2人は久遠静香くおんしずかと十三楓)とさかえで)だ


「ぐ、ぐへへ、推しのまいたんかわいぃぃ!」


「分かりますぞ明氏!」

このいかにもオタクなこいつらは山本明と草薙昭平(くさなぎしょうへい)だ、クラスではキモオタコンビと言われ嫌わている、毒島ですらいじめたくないと思う程の嫌われ者だ


「そこ邪魔なのですが?」

そう2人に吐き捨て去って言ったのは学校では有名香月(かずき)姉妹だ、姉の咲良さらはクールで勉学に優れていて先生達からも好かれている


「もー!おねーちゃんそんな事言わない!」

姉とは違い妹の柚は勉強はそこまで出来ないがいつもニコニコしてて顔も可愛いのでこのクラスのアイドル的立ち位置だ


「はぁ、ラノベみたいに、転生して最強になれたら…」そんな事をボソッと言った矢先に教室全体が白い光に覆われた


「な、なんだ!?これ!」


「うっ、まぶしい!」

クラス全員が白い光に飲み込まれた、

目が覚めるとそこはさっき居た教室とは違い海外のような雰囲気を醸し出していた


面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちで大丈夫です!


ブックマークもいただけるとうれしいです。


何卒よろしくお願いいたします。

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