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冒険 ケムックとツルッピ
森の中で楽しく過ごすクマのケムックとサイのツルッピは、ある日、森の外れにどんな願いも叶えてくれるという魔法の泉について耳にした。2人は、その泉を探しに旅に出ることにした。
旅の途中、2人は様々な困難に直面した。深い川を渡るとき、ケムックの毛は濡れて重くなり、動きが鈍くなった。しかし、ツルッピが丈夫な肌で水を防いで、ケムックを助けた。
また、暑い砂漠を越えるとき、ツルッピの体が乾燥してひび割れそうになった。しかし、ケムックが自分の毛で日陰を作り、ツルッピを守った。
ようやく魔法の泉にたどり着いた2人は、それぞれ一つずつ願い事をした。
ケムックは、ツルッピの肌が乾燥しにくくなるように願った。
ツルッピは、ケムックの毛がもっと柔らかくて軽くなるように願った。
魔法の泉が2人の願いを叶えたとき、ケムクジャーラさんの毛は今やふわふわで軽く、ツルピカーピンさんの肌はすべすべになったのを実感した。
「現実世界に帰れるおまけもつけとくね」
ケムクジャーラさんとツルピカーピンさんの冒険は終わり、元の世界に戻ってしまったとさ。