表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【一旦連載休止】最強転生者のゆかいなスローライフ生活SS ~モフモフとハーレム付きのスローライフに「さらに(S)」「しっかり(S)」しがみつく!~  作者: 茉莉多 真遊人
レブテメスプのトンデモ発明品(夢見る枕編)

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5/6

SS1-5. 夢見る枕は並行世界を見せる(ムツキとナジュミネ その5)

約2,000字でお届けします。

楽しんでもらえますと幸いです。


この話に登場するキャラの簡単な紹介

ムツキ:男性、主人公、紫髪、黒い瞳。紫のパジャマ、ナイトキャップも紫。

ナジュミネ:女性、ムツキのハーレムの1人、ウェーブのある赤い髪をサイドテール、赤い瞳。今は黒のタンクトップ、ピンクのドルフィンパンツでかなりラフな格好。

レブ:レブテメスプの縮小コピーで夢先人、夢ガイド。人族の始祖の1人でトンデモ発明家、黄緑色の髪、灰色の瞳、少年博士のような白衣姿。

 この世界のナジュミネこと夢ナジュはナジュミネとほぼ同じだが、髪の長さだけがセミロング程度に短く切り揃えられており、ロングヘアのナジュミネに比べて、活発的な印象を与えている。


 質素ながらも真っ赤に染まっている彼女の着物によって、彼女は全身で炎を表してるようだった。


「お兄ちゃん? もう、どこ行ったの? お兄ちゃーん! いたら、返事してよー!」


 夢ナジュの「お兄ちゃん」という言葉に、ムツキとナジュミネが互いに顔を見合わせて首を傾げる。元の世界において、ナジュミネは一人娘であり、兄という存在を見たことも聞いたこともなかった。


 しかし、ナジュミネはピンときたのか、目を見開いた。


「この世界の旦那様が、この世界の妾のお兄ちゃんかもしれないな」


「え? 俺がナジュの兄? ……まあ、それもありえるのか?」


 ムツキはナジュミネの推測を聞いた瞬間だけ少々懐疑的だったが、夢なのだからどんなことが起きても不思議ではないと考えるに至って、明確に否定するような言葉を呟くことがなかった。


 いずれにしても追いかけないと始まらないと察したムツキ、ナジュミネ、レブの3人が夢ナジュの後ろをついていった。


「村の柵をぐるっと回っているようだな」


「どうしてだろうな?」


 その後、しばらくして、夢ナジュやムツキたちはこの世界のムツキこと夢ムツキを見つけた。


「もうお兄ちゃん! 私の声が聞こえたら返事してよ!」


「ん? ナジュか? どうした?」


 夢ムツキは容姿や雰囲気はムツキとまったく同じであるものの、服装がナジュ父のような作務衣であったり、手が少し泥で汚れていたり全身から汗をかいていたりと動き回っているような素振りが伺える。


 彼は村の周りにある柵の修理を手際よく行っているようで、慣れた手つきであることから、彼が仕事としてこれまでに幾度となく行っていることが十分に分かる。


「旦那様が……仕事をしている?」


 ナジュミネが驚いた様子でボソッと呟くと、ムツキが彼女の方を向いて、ふるふると首を小刻みに左右へ振りながら口を開く。


「……ん? んん? ちょっと待ってくれ、ナジュ。元々、俺は仕事をしていないわけじゃないぞ? 世界樹の樹海の管理人というお仕事をもらっているからな」


 ムツキは基本的に「世界樹の樹海の管理人」という仕事を担っている。定期的に樹海の各地区を巡回し、動物や植物の観察および調査が主な仕事である。


 ただし、しっかりとした観察や調査は妖精族の方が長けていることもあって、彼の仕事はパフォーマンス的な要素も多分に含まれているのであった。つまり、しなくても特段の問題が発生しない仕事である。


 ナジュミネは申し訳なさそうにぎこちない笑顔でムツキの方を向いていた。


「あ、いや、すまない……違うんだ、旦那様、言葉が足りなかっただけだ。私の村で仕事をしていることに違和感を覚えたからだ」


 ナジュミネのぎこちなさが周りに十分伝わっている。


「そ、そうだよな……でも、それだと意味、だいぶ変わるから、心臓に悪すぎる……。仕事をしていないと思われていたら辛い」


 ナジュミネのぎこちなさにつられてか、ムツキもどこかぎこちない様子で胸を撫で下ろす仕草をする。


「実際、そんな仕事しているわけでもないでしょ☆」


「こら、レブ! 容赦なく事実を突きつけて、旦那様の心を抉るのはやめてくれないか!」


 ニヤニヤとしてムツキをいじろうとするレブの行動を見て、ナジュミネはうっかり口を滑らせて、ムツキがそれほど働いていないことを大きな声で叫んでしまう。


 ムツキは膝から崩れて四つん這いの状態でうな垂れている。


「……えーっと、ナジュミネの言葉の方が効いているみたいだね☆」


「ああっ! 旦那様、すまない! そういうわけではないんだ」


 踏んだり蹴ったりのムツキはしばらくすると、清々しい笑顔で立ちあがった。


「いや、いいんだ……そう思われているってことは、スローライフを謳歌しているってことなんだから! ……ははっ」


「旦那様、すまない。妾を許してほしい」


「許すも何もナジュのことを怒っていないよ」


 ムツキが勢いのない笑顔と笑い声を発したので、ナジュミネが慰めるかのようにそっと抱きつく。さらに、彼もまた気落ちしている彼女を慰めるかのように抱きつき返していた。


 すっかり2人の世界に入り込んでいる様子である。


「おーい、戻ってこいよ☆ ちなみに、夢ムツキと夢ナジュが話し始めているけど、聞かなくていいのかい?」


 レブは呆れた様子で、2人に夢ムツキと夢ナジュの方を見るように仕向けるのであった。

お読みいただきありがとうございました。


作者の励みになりますので

・ブックマークに追加

・評価(広告の下にある☆をポチり)

・読んでみた感想

・いいね

などの応援をいただけますととても嬉しいです!


次回予定:11/24(本作は隔週日曜で更新予定です)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ