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蒼い地球の最後

作者: 豊田直輝

地面がひび割れ崩れていく

地面だけじゃない

地響きと共に大空も赤黄色に染まりゆき

鳥達が叫びとも取れない声を張り上げる

圧倒的な世界観の歪み

そうか

世界は終わりに向かってるんだ

もっと早く教えて欲しかったな

崩壊につぐ崩壊で

生き物達は死を受け入れる覚悟が出来ていない

人もそうだ

パニックを通り越して

何だかよく分からない状態に成り果てている

もういいんだ

みんな

諦めろ

これが世界の崩壊であり

世界の終わりであり

キリスト教でいう最後の審判の時なのかもしれない

まあいいじゃないか

太陽系の星々だって

いずれは崩壊していく運命なんだし

たまたま今日が

地球という蒼い星の終わりなだけなんだ

慌てる事じゃない

生きるも死ぬも同じこと

宇宙が生まれて138億年

俺の年齢は21だが

たとえ100年生きようとも

宇宙から見ればどちらも変わらない

地球が消える今日の日に

俺は初めてささやかな祈りというものをした

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