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幼なじみがただまったり過ごすだけのお話

作者: 黒羽楓

「おじゃま〜!」

「ん?あぁすずか…」

「なんでそんな残念そうなの!!かわいいかわいい幼なじみちゃんが来てあげたって言うのに〜」

「お前が毎日来るから冷めた反応になっても仕方ないだろ」

「むぅ〜」

「まぁいいやとりあえずいつも通り過ごそうぜ」

「りょ〜。ねぇねぇ世間はまだお正月ムード冷めてないみたいだけどシューはなんか予定あるの??」

「お前がここに来てこたつの中でゴロゴロしてる時点で予定もクソもねぇよ」

「あはは!!そっかそっか!私のこと優先しちゃって出かける予定もなかったか!!」

「うるせぇ追い出すぞ!!」

「シューめ照れ隠しなんてしちゃって〜」

「真面目に追い出すぞ」

「ごめんなさいシュー様仏様この暖かいこたつから追い出すのはご勘弁を」

「追い出すのはこたつだけじゃなくて家からだっつーの。はぁ…」

「まぁまぁまぁ落ち着いて。私を追い出してもいいことないよ〜?日々の癒しである幼なじみちゃんが居なくなってシューは大丈夫なのかなぁ?一人で寂しいでしょ〜?」

「一人暮らしなんだから一人はなれ…いやお前が毎日来るからほぼ一人じゃないのか…というかお前も一人暮らしだろ!!ほんとに寂しいのはお前じゃないのか??」

「なぬ!?バレてしまったか!!流石名探偵シューだね!」

「茶化すな茶化すな…。はぁもう追い出す雰囲気も何も無くなったじゃないか。お前が来ても来なくても予定なんてなかったから別にいいんだが」

「やっぱり照れ隠し〜!シューは可愛いのぉ〜。ぐふっ」

「お前はそのみかんでも食ってろ」

「ふんふあふはつへゆふっり」

「あ?みかんはこたつでゆっくりってか?仕方ねぇもう一個やるから待ってろ」

「もぐもぎゅもぎゅ。わかった〜ありがと〜シュー!でも私1人で寂しくみかん食べたくないな〜!!」

「俺も一緒に食べればいいんだろそう言うと思ってみかんは2つ持ってきてある」

「さっすがー!!私のことわかってるぅ!!」

「ったく。何年一緒にいると思ってるんだお前のことはだいたい知ってる」

「えっ?もしかして私のサイズも知ってるぅ〜??」

「なっ!?えっとそれは…ぇっ…くぅ〜…」

「あははははっ!!何顔赤くしてるの〜?私は身長聞いただけなんだけどなぁ〜?何想像しちゃったかなぁ??」

「ちっ!身長かよ!!!紛らわしいことすんな!!」

「ごめんごめん!!でも身長でもそっちの話でも対して変わらないでしょ〜?私たち幼なじみだし」

「は??何言ってんの?幼なじみだからってそうはならないだろ。俺は男でお前は女。意識するっつの」

「はぇ!?ちょっと待って!!いきなりそんな事言わないでよ!!今シューの顔見れないんだけど!!」

「そうかなら俺がお前の顔見に行くなこたつ挟んで真ん前な訳だしすぐ見える」

「ちょっとまって!来ないで!来ないで!」

「分かったよ…顔は見ない」

「えっ?顔…は?」

「耳はいいんだよな?すず。お前のことが好きだ。付き合ってくれ。これからも俺の家でこんなゆったりとした日々を過ごそう。あっお前が外に一緒に出たいなら遠慮せず言ってくれ。」

「はひ!はぃぃ…その…わたしも好き…こっこれからよろしくっ」

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