僕は日本のサラリーマン、休暇を使って東京のホテルに泊まってきた
どうも皆さま今晩和。
雪野宮竜胆です。
僕は時々東京に行きますが、東京に行くときは普段はカプセルホテルに泊まっています。
というのは、どうせ夜遅くまで友達と飲んで帰って寝るだけですし、昼はどこかに行ってますので荷物の管理がきちんとできる寝床があればいいわけです。
というような話をお客さんとしていたら、GOTOで安いんだからたまにはいい所に泊れ、いいもんだぞ、と言われまして(その人はホテルステイが好きな人で、帝国とかハイアットの泊ってる人です
体験は作品にリアリティを生む!ということで、今回の東京行は良い所に泊ろう、と思い立ち新宿で一番いい(多分)ホテルに泊まってきました。
折角なので宿泊記など書いてみようと思います。
先に言いますが、この文章は完全な趣味の旅行記です。
ちなみにカプセルホテルは僕は結構好きです。安いだけで使ってるわけじゃないですよ。
合理的ですし大浴場がついているのがポイント高い。家の風呂とは違って広々と手足を伸ばせますし、サウナもありますし。
カプセル以外だと、ドーミーインが好きです、風呂がいいので。次点がアパホテル。
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今回泊まったのはキンプトン新宿。
アメリカのブティックホテル(ラブホではない)で日本初進出。10月2日に開業なので、開業してから一月も経っていません。
こいつはスペシャリティ感ある。ニューオープンは心が躍りますな。
そのお客さん曰く。
金曜の仕事が終わったらすぐ出発せよ、そうすれば2泊できる、とのことで実行しました。
金曜の仕事を切り上げて新幹線に乗り東京へ。
新宿駅からは歩いて10分ほど。都庁のあたりです。
この辺は巡回バスが新宿駅から出ているのでそれに乗るのもいいかもしれません。
正門
チェックインして部屋へ。
今回は一番お安いプレミアムキング。ダブルベッド仕様の部屋です。10階で眺めは良好。
部屋は広々。カプセルホテルとは比べものにならない(当たり前やぞ
これで一番下なのが凄い。一番上とかどんなのなんでしょう
風呂はホテルでは珍しく(ハイクラスなら珍しくないのかもしれんが、僕的には珍しい)きちんとお湯が貯められるバスタブ付き。
普通のシャワー以外に天井からシャワーが出るやつでした。初めて見たぞ。
写真撮ってませんが、部屋の入り口には浴衣とかヨガマット(室内でやるの?)とか傘とかブラシとかそういうのが収まったクローゼット的なものがあります。
水用のグラスとかワイングラスとかそういうものは殆どが引き出しの中に収められていて、シンプルな見た目の部屋でした。
着いた日は軽く食事して寝ただけでした。
……ちなみに、枕元にブラインドとサンシェードの上げ下げのコントロールパネルがあります。
サンシェードはしっかり下げないと朝日で起こされますので下げましょう(初日の夜にやらかした
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ということで、サンシェードを閉め忘れて太陽にたたき起こされた二日目です。
朝ご飯付きにしてたのでレストランへ。レストランは2階です。
外資系らしくスタッフさんにも海外の人がちらほら。
海外のスタッフさんも概ね日本語は通じますので大丈夫です。
そして、日本人の方もイケメンや綺麗な人ばかりでした。
僕は男ですけど、イケメンをみてると心が和む。格好いい&可愛いは正義。
朝ご飯はパン何種類か。
日によって微妙に違うようですが、クロワッサン?とソルトブレッドは両日とも出てきました。あとはバナナブレッドとかチョコ系とかの甘い感じの物。
美味しい上にお代わり自由らしいですが……朝ご飯自体にボリュームがかなりあるので、食べきれませんでした。無念。
朝ごはんはパン以外にヘルシー系メニューから一皿、メインから一皿、あとは珈琲か紅茶。
初日はカリフラワーライスとエッグべネディクト。
名前からして既におしゃれ感漂ってます。カプセルホテルの常連の僕は場違い感ありありですね。
カリフラワーライスはカリフラワーかおからかなにかをパラパラにして米に見立てたサラダのような料理でした。
軽くて食べやすい。
エッグベネディクトはマフィン生地の上にサーモンと半熟卵が乗っていてソースやウニをつけて食べるというもの。
卵とウニの組み合わせは個人的には謎でしたが、美味しかったです。
食べたことのない料理だったので早速小説でネタにしました。
両方とも食べ応えありでした。
11時まで朝ご飯タイムなので、朝ご飯というかブランチ的な位置づけなのでしょう。
メニューはかなり豊富で、追加料金発生しますがステーキとかもありました。
朝からステーキ?と思ったけど食べてる人がいました。パワフル。
レストランのキッチンはこんな感じでグリルが良く見える。朝からステーキ焼いていました。
一階は明るめのカフェ。宿泊者は11時ごろまで(時間はうろ覚え)コーヒーとかが無料です。
モーニングキックスタートというそうな。
ちなみにこのカフェのコーヒーは日本初上陸のバーチコーヒーなるブランドだそうです。
カフェは普通に宿泊客以外も入れるそうなので行ってみてください。
この珈琲は今は此処でしか飲めないそうな。
ショーケースのお惣菜も美味しそうですが朝ご飯食べた後では無理でした。
エスプレッソを頂いて一度部屋に戻って身支度。
ちなみに、今回は昼に親戚と会う用事もあって東京に来たんですよね。
夜の予定があいまいなままだったのですが、親戚が昼の会食で酒を飲んで帰ってしまって、夜の予定が空いたのは不覚でした。
◆
僕も酒が入ったのと特に行くところも思いつかなかったので(東京に来てゲーセンに入り浸るのもアレなので)午後は部屋に戻って執筆していました。
コーヒーを一階のカフェで買って部屋で飲みながら。
……文章にするとおしゃれ感漂ってますね。
やはり書いてる人間がそうじゃないのが痛いところです。
部屋は静かで香のような香りが漂っていて、落ち着いてとてもいい雰囲気でした。
ホテルで作業したくなります。
一応物書きとしてはこの雰囲気を言語化しないといけないんでしょう。
あえていうなら海外の知らない小さな街に行った時の静けさのようなものを感じました。人通りが無くて孤独な感じだけど、疎外感は無いというか、そんな感じ。
何かの間違いでヒット作飛ばしてホテルに缶詰めにされる日が来たらここに缶詰めになりたいです。
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このホテルは5時から6時の間にレストランではソーシャルアワーなるイベントがあります。
毎日やってるそうです。
宿泊客のみ参加可能で、カクテル何種類かとワインが飲み放題、あとはちょっとしたおつまみが食べ放題、というイベント。
この日は小さなチーズタルトと野菜のタルトと、魚のフライのタルタルでした。どれも美味しかった(語彙力
魚のフライのタルタルが一番美味しかったです。
ちなみにこのホテルはペットOKなんだそうで、この日のレストランでも犬を連れている人がいました。
スタッフさんは割と気軽な感じで、ワインのちょっとした説明から料理のアピールまで話しかけてくれます。
そう言うサービスのスタイルらしいですね。
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GOTOトラベルの地域クーポンがあったのと予約特典でレストラン20%オフがついていたので、この日はホテルのレストランで晩御飯。
メニュー構成は沢山の前菜と沢山のグリルって感じでパスタとかそう言うのは無かったです。
多分グリルがメインなんでしょう。
グリルは鶏、豚、羊、牛、魚と種類は結構色々あって、取り分け前提の大きめのも。複数で来てシェアするのもいいかもしれません。
ベジタリアンメニューがある辺りは当世風。
……松坂牛ステーキ30,000円とかそういうのもあったぞ(小声
色々考えましたが、この日はクーポンで賄えるので一番お手頃価格のコースにしました。
スープがまず出てきて一品目はクルードなる魚料理。カルパッチョっぽい、生の白身魚料理です。
レモングラスとジンジャーのソースに付けて食べます、さっぱり目で美味しい。
二品目は子牛のスイートブレッド。子牛の胸腺とかいうそうです。
個人的にはこれがダントツで美味かった。ソースが美味しく、これだけ食べていたかったというくらい。
次の機会があれば単品でオーダーしたい。
三品目はメインのステーキ。
赤身で食べ応えあり。わりときちっと火を入れる感じで、日本の様にレアの焼き方で霜降りの脂が効いた感じではなく、肉の味が強かったです。
コースなので控えめサイズかと思いましたがかなりの大きめサイズでした。
最後はデザート、キャラメル風味のチョコレート……かな、多分。
甘さ強めで濃厚。これは好み分かれそう。
その後はテラス席でカクテルを一杯飲んで締め。
テラスは木に囲まれていて自然のなかの東屋風になっていて、でも車の走る音が遠くから聞こえてくるのが不思議な感じを醸し出していました。
雰囲気はいいんですけど、この時期は外はちと寒いのが難点ですね。
カクテルはこんな感じ。
オリジナリティあふれる感じで面白かったです。こんなの初めて見たぞ。
僕は基本的にはスタンダードカクテル派なので新鮮でした。
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3日目の朝ご飯です。
この日はアボガドトーストとキンプトン風ドンブリ。
アボガドトーストはトーストにアボガドのペーストのようなものをたっぷり塗ったもの。
見た目より割とさっぱりめでした
キンプトン風ドンブリは、コリアンダーで香りづけしたチョリソー入りご飯に色々なトッピングを載せたもの。
トッピングは選択制。僕はサーモンとツナにしましたが、鳥とかフライドエッグとか海老とかありました。
個人的にはこれは好き。お勧めです。
コリアンダーというかパクチーは最初に一応注意されましたけど、気になる程ではありませんでした。
フレンドリーなサービスが売りのようで、前日レストランで接客してくれた人がわざわざあいさつに来てくれたりとかしてました。
僕は割と話したがりなので、こういうのは好きです。
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チェックアウト後は国立新美術館に行って東京を舞台にした創作の展示を見て帰りました。
国立新美術館の展示は30分ごとの入場で原則的に予約。入口で体温測定がありました。
創作を通じて東京の歴史をたどるというような企画。
パトレイバーやアキラ、新旧ゴジラ、三月のライオン、エヴァ、ラブライブなど割と知っている作品も多くて展示は中々楽しめました。
良かったので興味がある人は行ってみて……と言おうと思ったけど、明日で終わりやんけ。
先週中にこの旅行記をアップすべきでした。
いつか僕のもこういうところに取り上げられたい。
そして、久しぶりに行ったのですが……最後に行ったのは4章の六本木の取材&ミュシャ展を見た時以来でしたが……国立新美術館は雰囲気がとてもいいですね。
館の外を散歩しているだけでも結構楽しい。
その後は食事して富山に帰還。
あわただしい2泊3日でした。次はもう少し周到に作家の誰かと連絡を取って飲み会でもしたいなぁ。
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ちなみに、月曜日。
上記のお客さんのところでキンプトンの話をしたら、俺もその時居たぞ、と言われて衝撃を受けました。
話を聞いている感じ超絶ニアミスしてたっぽい。多分朝食は同時刻にしてたと思います。
僕の特技の一つは、知っている顔を見つけることなので我ながら気づかなかったのは迂闊でした。
レストランが下段と上段の二層構造っぽくなっていてその人は下段のソファーで食事してたそうです。
僕は上段のテーブルだったの気づかなかった模様。
富山の人と東京の同じホテルでニアミスしたのはこれで二回目です。
一回目は別の人とカプセルホテルで。しかし日本は案外狭いですね。
その人は朝ご飯とルームサービスをホテルで食べたそうですが、どっちも美味しかったということなので、やはりここの朝ご飯は美味しいと思います。
お泊りの際は是非朝食付きにしてここで食べてみてください、独特のメニューが多くて見てるだけで楽しめます。
僕はあと一泊いたら多分ガレットを食べていたでしょう。
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ちなみに、3階にはジムもあるらしいですけど、今回は利用しませんでした。
ていうか、ああいうのって自前のジャージとか持っていくものなの?
トレーニングウェアとか貸し出してくれるんでしょうか。この辺は使ったことないので謎です。
普段はホテルは荷物を置いて寝るだけの場所でしたが、今回は珍しく日中にホテルにいて執筆してました。
旅先では出たがりでじっとしていられないタイプですが、こういうのもとてもいい感じでした。
ホテルにいてその空間を楽しむというのは良い経験になりましたね。何事も経験してみるのは悪くない。
レストランもありますが、近くには新宿西口街があるので、他で食べるとしても食事の不便は無いでしょう。
ただ朝ご飯はホテルを強く推奨します。
カフェやレストランは宿泊客じゃなくても利用できます。
一階のカフェにはタルトとかキッシュとかサラダとか美味しそうなものがあったので、カフェだけの利用もよさそうだと思いました。
レストランの方には超絶個性的なアフタヌーンティーもあるらしいので、次はトライしたいです。
新宿駅からは少し離れているのが多少難点で、上記のお客さんはタクシーを使ったそうです。
僕は歩くのが苦にならないのであまり気になりませんでした。歩きで10分ほどです。
個人的にはフレンドリーなサービスがとても好きです。
まあ値段が値段なので流石に気楽には行けませんけど、また行ってみたいですね。
では、ご清聴に感謝。