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旗振り隊長になっていれば

作者: 明日香狂香

 総裁選で岸田の勝機が唯一あったとすれば、一年後を見据えて、菅の旗振り隊長になることだったろう。


 権力欲の少ないと言われる菅なら、後継が決まれば一年後に総裁を降りる可能性もあった。若手を束ねて、党内の混乱を抑えられれば、一年後に支持を得られたかもしれない。しかし、いつまでも出馬にこだわっていたので、森が見えない人物との評価が出てしまった。


 私利私欲に走るかどうかはともかく、全体が見えてない人間は総理には向かない。菅はトップに立つより、番頭として実権を持つほうが性にあっていると思っているだろう。そして、ゴタゴタの一年を経て、表はこりごりだと思えば、安倍、麻生、二階に代わって、自分が裏のドンになる道を選ぶだろう。


 しかし、旗振り隊長になれなかった上、若手を押さえ込むこともできなかった。せめて混乱をさけるためにと、若手等の党大会要求を抑え込むという黒子として汗をかいていれば、きっと評価も変わったはずだ。


 人の家のことだから、余計なお節介だが、昔から大成しない人は、木を見て森を見ずといわれる。

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