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雲の唄

作者: 燃えない薪


雲の唄


寄る辺を失いて一人道端に坐す


灰雲天に広がり星月の標無く


路を歩きても踏み締める歩無し


曇雲の天蓋宙を覆い


寒風我が心中を包む


一つとて天に見ゆる星も無く


ただ輝くは頬に伝う涙のみ



本年の皇室歌会のテーマに沿って


望月の 独り看る夜の 過ぎる間に 

星も渡るか 雲の浮橋


恋愛をテーマに

君に逢い 共に過ごせし 初春の

八十八夜も 一夜なるかな


遠き他の 君に見せよや こいのぼり


旅路の唄


白雲天河を流れ行き


地は深く穿ちて動くことを知らず


天地の間に我が身ありて


天を見上げては九天の果てを思い


地を見下ろしては無き思い出に涙を注ぐ


小人の目虚空の外星に届くも


未だ銀河の一片を見渡す能わず


理を修めし博学の熟眼


六つの童の晴眼に尚及ばざりき

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