表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/34

21

 なんとかソフィアのところへ到着した俺だったがソフィアが戦っているところは結界のようなもので覆われていた。


『魔弾タスラム』


タスラムを一発撃つ。しかし結界はびくともしない。大概の物は貫通してきたタスラムなんだけどな。


『タスラムチャージ』


タスラムに魔力を吸わせてから再び射出する。魔力を纏って貫通性が上がったタスラムは容易に結界を突き破る。


「この弾丸はタスラム・・・助けに来てくれたのねアダン!」


「さすがはソフィア、戦闘中にこっち見て叫ぶ余裕があるとはな」


そんな余裕があったようには見えない。最高のヒーラーであるソフィアが回復もできずズタボロだ。


「よかった。アダンが助けに来てくれ・・・て」


本当に間一髪というところだったんだな。はぁ・・・こんなんだからソフィアの中で俺のポイントが駄々上がりなんだよ。


手持ちのポーションを飲ませて後ろに避難させる。


「大切な俺の仲間を傷付けた罪は、死を以て償ってもらおうか」


敵は翠の刀身の剣を持った黒髪の女だ。女が相手でも容赦はしない。ここまでソフィアを傷付けておいてまさか生きていられるとでも?


「ふふふっ。あの自信過剰な魔術師はやられたのね。私はあんなナルシスト男とは違うからあなたを殺させてもらうわよ」


『武具召喚:黒帝の剣』


『武具召喚:英雄巨人の腕輪』


『武具召喚:砕牙の鎧』


砕牙の鎧は物理攻撃のダメージの十分の一を反射する鎧だ。


『技能召喚:ペンタスラッシュ』


五閃。女は華麗にこれを受け止める。


『技能召喚:オクタスタブ』


八条。音速を軽く超える速度で繰り出した突きで女の体を穿つ。


『技能召喚:ポイズンニードル』


毒状態にして体力をじわじわと奪う。


『技能召喚:スタンボルト』


「あああっあああああっっああああ!!!!」


『アンロストフレイム』


3分間敵を焼き続ける消えない炎だ。せいぜい苦しめ。炎が消えるまでソフィアの側にいた。


炎が消えると女の皮膚は焼けただれていた。それを蹴り飛ばす。


「もうやめて!なんでも言うこと聞くから!」


「ふぅん、なんでも」


反芻するように繰り返す。


「そう、なんでも!私たちのバックにいるリモーア帝国のことだって話すしこの剣だって渡す」


「じゃあ死ね。もうちょっと弄んでから殺す」


上級ポーションを顔面に投げつける。どうやら火傷の跡もなくなるようだ。


『武具召喚:魔弾タスラム』


肺と脚、それと肩に合計6発の弾丸を撃ち込む。


「ひぎぃっ!」


「五月蝿い」


喉を撃ち抜く。女は口から血を垂れ流す。


「そろそろ死にたいか?ソフィアの痛みは理解できたか?」


「わかった!わかったからもうころしてぇえぇぇえええええ!!!!」


「そうか」


『武具召喚:光魔砲フォトンカノン』


光エネルギーを破壊力に変える大砲で女の心臓を消し飛ばす。


うん、まだソフィアは起きてないな。仕方ない、もうちょっと寝かしておいてやるか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ