決着 勇人視点ですよ
咲) 今回は短いです
触手:「ひゅんひゅんひゅんひゅん!!」
狂人:「キモい!!」
俺:「キモい!!」
触手がめちゃくちゃ速く動いてる
ひゅんひゅんいってる。凄い風切ってる。なんなのこいつ?
俺:「あっぶな!? こいつさっきよりも倍は速くねぇか!?」
俺と狂人は動きまわってでたらめに動く触手を避け続ける
狂人:「そうだねぇ、1.8倍速いね。でも木下は動かないから動ける範囲が固定されてるのはいいね」
俺:「それだよおかしいのは! なんで木下は気絶してるのにこいつは動いてるんだよ!?」
狂人:「触手自体が1つの生命体なんでしょ」
俺:「何それ怖い!って、そうなると木下は触手に操られてるのか?」
狂人:「さぁ? そこは直接聞いてみた方が早いでしょ」
そう言いながら狂人は動きを止める
俺:「!? おま、動きとめたらっ!!」
触手は動きを止めた狂人に容赦なく襲いかかる
狂人:「いくら早くても行動範囲が制限されてたら動きなんて直ぐ読めるさ」
狂人はいつの間にか持ってたツルハシでブン殴る
触手は勢いよく地面に叩きつけられた
俺:「あぁ!? 俺のツルハシじゃねぇか!」
狂人:「勇人、武器は常に持っておくべきだね」
確かに俺は店に入った後どこかの壁にツルハシを立てかけた
まさか、あの動きの速い触手をかわしながらツルハシを見つけて持ってきたのか!?
狂人:「ちなみに、僕の武器はいつでも使えるように肌身離さず腰に巻きつけております」
そういうと狂人は服の中に手を入れごそごそしだした
どうでもいいが女の子が自分の服の中に手を入れごそごそしてると非常にこう、見てたらイケないような気分になるよな? 俺だけ?
ちらっと見えるお腹にロマンというものがだな・・・・
狂人:「取れた取れた。きつく結びすぎたかな? ん? ・・・・・・何見てんのさ? お金とるよ」
俺:「だだだだだれが見るかバカ!!」
狂人:「なにあわあわしてるんだよもう・・・」
そう言いながら狂人は腰に結び付けていた『縄』をだし、ツルハシに結び付ける
狂人:「てれてれってれー。簡易鎖鎌~。を、こう振り回します!!」
狂人が縄とツルハシを組み合わせた武器を振り回し始めた
ツルハシが遠心力で結構なスピードで動く
ぶっちゃけ危ない
俺:「狂人それ凄く危ねぇからやめろ!」
狂人:「あははははははははははははははははははっ!!!!」
ぶっ壊れた! いや初めからこいつは壊れてたけど!!
俺:「!? おい、触手がまた動き出したぞ!!」
触手がまた身体を起こして動き出した
狂人:「あ~らよっと!!」
その触手に狂人は振り回しまくってスピードが上がっている縄+ツルハシをぶつける
結果
触手と縄は交互に絡まり、ツルハシが地面に刺さって触手は動けなくなった
狂人:「捕獲完了」
狂人はにんまりと笑っていた
咲) 狂人vs触手が思った以上にすんなり終わったからこんなに短く・・・
狂人) 生きるのに必死だからザコに構う時間はないのさ!
*
咲) 次回、「木下と触手」
狂人) 次回こそは僕視点に・・・!!
咲) それでは次回を
咲&狂人) お楽しみに―!