駄弁りですが何か? 題:敗北者 後編
咲 「やっと章の終りまで来れた・・・
狂人 「2ヶ月以上放置した奴が何を言うか
咲 「うーあーごめんなさい!!
僕:「とりあえず近くにいた奴を適当に連れてきたよ」
僕は言われた通り小屋に6人で来ましたよ~
美里:「いきなり連れられて来たんだけど何? てか私そんなに近くにいなかったじゃない」
僕:「まぁまぁ、おじゃましま~す」
僕は美里の背中を押しながら小屋に入る
直子:「キシシシシシ! 話は大体聞いてますよ! 狂人のお友達の話ですよね?」
伊藤:「お友達? もしかしてお友達って『敗北者』さんのことですか!? 生きていてよかったです・・・」
そういえば伊藤と美里は敗北者に一度会っているんだっけ
心和:「・・・・・・・・」
守:「訓練しなくていいんだよな?」
守、お前って奴は・・・・
哲也:「・・・・・男1人しか連れて来ていないじゃないか」
中に入るといきなり哲也が呆れた顔をしていた
僕:「おや? 何か不満かい? こんな狭い小屋に5人も女の子がいるんだぜ?」
哲也:「いや、もし俺らがこの国の国王を、つまり狂人を殺そうとしたり人質にしたりとかする可能性は考えなかったのか? いくらこっちが2人だからってここは狭い小屋だ。無理をすればお前を捕まえるのは可能かもしれないぞ?」
おやおや随分と腕に自信があるようで・・・
僕:「笑わせてくれるねぇ。僕が君たち2人に捕まるとでも?」
智子:「なにそれ余裕のつもり? そうゆうの余裕じゃなくて油断というのよ」
僕:「油断なんてとんでもないよ。余談だけど僕は油断しないで有名なんだぜ?」
哲也:「フン。どうだかな。『敗北者の親友』というからにはなかなかの奴だと思ったが、一度仲間になった奴を時間もおかずに信用するとは王の器とはとても言えな」
直子:「おやおやぁ? ま・さ・か、お気づきではないのかにゃ~?」
いきなり直子が哲也のセリフに被せた
智子:「な、何よいきなり?」
直子:「あなたら2人ともこの国の危険人物に後ろを取られてるよ?」
美里:「誰が危険人物か」
心和:「なんで言うんですか」
哲也:「・・・この女2人が危険人物だと?」
はいそうです。とてつもなく危険です。危険生物です
直子:「あらら、智子さんの後ろにいるのはこの国で唯一好きな時に外出が認められている集団のリーダーですよ?」
智子:「え?」
美里:「全く・・・。改めて自己紹介するわ。『第5国民 人探し、調達役リーダー 「前田 美里」』。一応貴方達と初めて会ったこの国の国民なんだけど・・・」
直子:「そして哲也さんの後ろには国王のためなら何でもする気狂い」
哲也:「ん?」
心和:「初めまして。『第1国民 国王の側近 「大森 心和」』です」
心和ちゃんめっさ睨んでる・・・
僕:「ほらほら、そんな怖い目しないで座りなよ。ね? みんなも座ろっか」
哲也:「・・・・ふん。だから一番最初に美里さんを小屋に入れたのか」
僕:「まぁ、入った途端に襲われたら嫌だからね」
美里:「だからわざわざ私を呼びに・・・。てかその考えだと私真っ先に襲われそうだったの!?」
僕:「あぁいや万が一って話しさ! 別に美里なら襲われても大丈夫とか思ってないよ!!」
美里:「そう思ってたわけね・・・」
守:「実際大丈夫だろおまえ」
美里:「こっちはか弱い女の子なのよ!?」
心和:「美里さん落ちついてください。哲也さん、そろそろ話してくださいませんか? その国王の『親友』の話を」
哲也:「お、おお。・・・・まず狂人、お前の友である『敗北者』は俺たちの集落を壊した」
僕:「いやぁごめんなさいねうちの友人がそんなことして」
智子:「ちょっと真面目に聞きなさいよ」
直子:「狂人うるさい」
・・・ショボーン
哲也:「・・・まぁ、『敗北者が集落を壊した』ことは別にいいんだ。あんな集団、あいつが壊さなかったら俺と智子が壊してた。だから俺らが問題にしてるのは『敗北者』自身のことだ」
そこで哲也は口を閉じた
美里:「・・・? どうしたの? というか問題が『集落』の事じゃなくて『敗北者』のことって?」
美里が哲也に聞く
こいつの話はどうにもまどろっこしい。何がいいたいのか分からない
まるで自分で話している内容から少しでも逃げようとしてるかのような、へんな話し方だ
僕:「まどろっこしい話は省いてくれないかな? さっさと本題に入ってくれない?」
僕の言葉で哲也が話を再開した
哲也:「あいつは殺しても死なない『化け物』だったんだ」
直子:「・・・・・・・・はぁ?」
伊藤:「すみません・・・意味が・・・・」
守:「スゲー」
おいおいこの空気どうすんだよ哲也さん・・・
僕:「ちょっと落ち着こうよ。まず、人は、生物は必ず死にます。OK?」
智子:「いや、本当にあいつは死なないのよ!」
心和ちゃんと美里が2人の後であきれ返っている
哲也:「・・・あいつは頭を思いっきり割られた。それこそ、頭蓋骨が砕けるくらいにだ」
哲也は話を続ける
哲也:「あいつは一度完全に死んだ。後処理をした俺が言うんだ、間違いない」
守:「後処理?」
哲也:「死んだ奴を集落においとくわけにもいかんだろ。適当な所に捨ててゾンビ共の餌にさせようとリーダーの意向で俺が敗北者を捨てに行ったんだ」
直子:「わぁお。人でなし」
直子が呟く。きっとここにいる僕の国民は全員そう考えてるだろう
哲也:「悪いな人でなくて。それで、俺は血の匂いかなんかでゾンビに囲まれたんだ」
僕:「よく生きてたね。どうやって逃げたのさ?」
哲也:「逃げたんじゃない。ゾンビが全員死んだのさ。訳分からん『化け物』のせいでな」
僕:「『化け物』って『敗北者』のことかな?」
哲也:「いや、バカでかい何かさ。胴体が長くて足がたくさん生えてたな。気持ち悪かったぜ?」
僕:「もしかしてそいつが集落を?」
哲也:「・・・いや、その化け物に命令してた少女がいた。そんで、訳が分からないままつっ立ってた俺に死んだはずの奴が話しかけて来たんだよ」
僕:「・・・・・そいつが、敗北者?」
哲也:「あぁ。そうだよ」
伊藤:「どういうこと?」
直子:「化け物とそれを操る少女、そして死なない男? B級映画でもあるまいし」
守:「もしかして俺たち、バカにされてる?」
智子:「信じられないだろうけど本当なのよ!」
僕:「・・・・・どう思う? 美里」
僕は1人思案顔の美里に声をかける
美里:「確かに、この世界にはゾンビ以外にもおかしな生物をたまに見かけているわ。でも操れるかって言われたらちょっと・・・・」
僕:「って言ってるけど?」
哲也:「俺だって信じられないさ。だが俺は自分の見たこと以外信じないからな。見ちまったからには信じねぇとよ」
・・・・・2人とも、嘘を言ってるようには見えないな
僕:「へ~。・・・・まぁ昔から『こいつは殺しても死なねぇだろうなぁ』とは思ってたけどまさか本当に死なないとはね」
美里:「確かにタダでは死にそうになかったわね」
伊藤:「転んでもただでは起きないってやつですね」
僕:「いや、転んだらもう起きないだろうねあいつ」
僕の言葉に敗北者に会ったことのある2人はすぐに同意してくれた
智子:「・・・・信じてないでしょ」
僕:「チョー信じてるよ。ね、みんな」
美里:「こんな化け物が飽和状態の世界なんだ。 死なないからなんだって話だわ」
直子:「いやぁ、まぁ国王の友達ですしねぇ」
伊藤:「哲也さんの話、信じますよ」
守:「すげーな死なないのか」
心和:「国王が信じるのなら」
僕:「・・・・ね」
うちの国民は良くも悪くも素直です
哲也:「・・・そうか。まぁ、俺が言いたかったことはこれだけだ」
守:「え? これだけ?」
哲也:「あぁ、この世界にはゾンビや訳が分からない化け物以外に『変な能力を持つ人間』がいるってことを狂人に教えておきたかったんだ」
直子:「え? その敗北者さん以外にもまだ変な奴いるの?」
智子:「いや可能性の話よ」
僕:「確かに『死なない能力』に『化け物を操る能力』を持つ人間が沢山いるとは言えないけど、『いる』ってことが知れただけでもいい情報だね。ありがとうね2人とも」
哲也:「あぁ」
智子:「え、えぇ・・・」
僕:「そんじゃ、ぼちぼち解散かな。あぁ後、みんなはこの話を言いふらしちゃ駄目ね?」
伊藤:「なんでです?」
僕:「国民に無用な心配は掛けられないでしょ?」
まぁこんなのは建前だけどね
守:「わかった」
こうしてみんなは守を先頭にぞろぞろと外に出る
小屋にはもう哲也と智子に僕、そして僕の隣に心和ちゃんがいた
僕:「・・・・出ないのかな?」
哲也:「・・・・なにか、言いたいことがあるんだろ?」
僕:「うん。よくわかったね」
智子:「そんな目で見られたらバカでも気づくわよ」
え~、これでも『一応』抑えてたよ?
哲也:「押さえてたつもりらしいが見られてた当の俺ら2人とあの男はすぐに気付いたぞ」
僕:「守が?」
智子:「終わりになるなりすぐ出てったじゃない。あんたが怖かったんじゃない?」
僕:「だろうねぇ。まぁいいや、とりあえずいいかな?」
哲也:「いいぞ」
俺:「・・・お前らよく殺した人間の親友の前に普通に出てこれたな? 何? 恥とかないのか? もしかして別に自分ら直接手ぇ出してないから無関係ですってか? 死んでないからいいじゃないとかお前ら思ってねぇよなぁ? なんで私が俺がとか思ってないよな? あぁ? ふざけんじゃねぇぞ? 敗北者殺した奴の仲間だったんだろお前らだったら同罪だぜ? もし敗北者がちゃんと復讐してなかったら俺がてめーらに復讐してたとこだぞ?」
智子:「うっ・・・・」
哲也:「・・・・・・」
心和:「・・・・・・」
僕:「とまぁ、言いたいことが山ほどあるんだけど~。 僕は生きる良心だから許してあげるね」
だけど
僕:「もしこの国で同じことしたら殺すぜ?」
*****
僕:「ん? どうしたの心和ちゃん。明日は早いから寝たら?」
あの後、別に何事もなく話し合いは終わり、僕はいま夜の見張りをしていた
すると見張りではない心和ちゃんが僕後ろにいた
てかどうでもいいけど寒い。 今は何月ぐらいだろうか・・・
心和:「明日早いのは国王もですよ。・・・・・あの、私は国王にとってどれくらい大切ですか?」
僕:「すごく大切」
僕はすぐに答えた
心和:「敗北者さんと私ではどちらが大切ですか?」
僕:「敗北者」
僕は、すぐに答えた
心和:「・・・・そうですか」
あら、心和ちゃん悲しそう
僕:「しかたないよ。だって付き合いの長さとかもろもろ負けてるじゃん心和ちゃん」
心和:「えぇ、それは分かってます。・・・・いや、分かってたつもりでしたが、やはり、グスッ、く、悔しいです。わ、私よりたい、大切な、グスッ、人がいるのは悔しいのです・・・」
え、ヤバイ泣いちゃった!?
僕:「あ~ごめんごめん!! いやほら僕が悪かったね少しストレートすぎたねほんとごめん!!」
心和:「いえ、だ、大丈夫です・・。ヒック。こ、国王、私、頑張ります」
僕:「え、あ、何を?」
心和:「私、絶対、国王の1番大切な、人になります!」
そういって心和ちゃんは僕に抱きついた・・・・
・・・・意味分からん
別に1番じゃなくても大切なのは変わらないのに
こうして、僕は心和ちゃん(泣いてる)に抱きつかれながら夜を過ごすことになった
まだ書いてないからいつものできねぇーーーーー!!




