非日常 1
咲 「いろいろやってたら投稿するの忘れてた」
狂人 「そうかい」
咲 「この頃どうだい?」
狂人 「雨の日に外で踊ってたら心和ちゃんに怒られた」
咲 「お前はアホか」
こんにちは。みんな大好き狂人だよ~
僕は今、心和ちゃんと一緒に小屋にいます
小さな空間に男女2人きり・・・
このままエロティックな方向に話が進まないか期待をしています!!
僕:「っとまぁ冗談は置いといて、じゃぁ心和ちゃん。順番に国民の声を言ってって」
エロティックは後で回収するとして、真面目に今の状況を説明すると、国民たちの国への不満を取り除く作業をしているところだね
心和:「はい。まず始めに守からの意見で、
『畑の土の水はけが悪い。あと肥料がない。これでは作物が悪くなる。てかまず土自体が少ない。後なんかいらない棒とかあったらくれ。さすから。』
だそうです」
僕:「そうか・・・。じゃぁその辺の畑から土を盗んでこよう。ここの土よりは良いだろうし」
ここの周りには畑が多いしなんとかなるでしょ
心和:「そうですね。では人探し、調達役の方々に頼んでおきましょう。次に直子の意見で
『なんでも役少なすぎぃ!! 死ぬわボケェ!!』」
僕:「つい昨日『智子』ちゃん達5人が国民になったからそのなかから2~3人派遣しようか」
そういえば智子ちゃん達はここへ来た時『狐のお面をつけた屑が』って口走ったんだよな・・・
後で詳しく聞いておこう
心和:「わかりました。おいおいこの5人の役割も決めていきましょう。次は勇人の意見で
『小屋が狭い。住めるとこ増やせ幸子がかわいそうだろうがカス』だそうです」
僕:「お前が住めるところ作れ。もしくは見つけて来いクズって言っといて」
心和:「分かりました。次に伊藤の意見で
『子供たちにお勉強を教えていいですか?』とのことです」
僕:「いいよ。数学と国語を中心的に教えといて。」
数学は大切だ。国語は文字が読める程度でいいかな
心和:「伝えておきます。次にロリコンですが
『新しい服がほしい』だそうです」
僕:「オーライ。調達リストに加えておくよ」
確かに服は必要だな。あと毛布も加えておかないと・・・
心和:「分かりました。それと幸子ちゃんから
『このまえ、すごい大きな鳥を見つけたの。すごい大きかったの!!』です」
僕:「石投げて撃ち落として食べよう」
心和:「良い考えですね。それから・・・・・」
*****
僕:「・・・・ふぅ。一応これで全部かな?」
心和:「はい。それでは国民全員に伝えておきますね」
僕:「ありがとね。本当は全員で会議を開ければいいんだけど、みんな忙しいからなかなかね~」
畑仕事に人探し、子供の世話やらで皆忙しいもんな~
僕:「っうし。じゃぁやることもやったし国民の様子見てこようかな?」
心和:「お供いたします」
心和ちゃんが僕の後ろに来る
僕:「いいよ別にお供なんて。心和ちゃんは休んでおきなさい」
心和:「いえ、大丈夫です。それに私は国王と共にいた方が休めます。逆に国王がいなければ死にます」
どういった体の構造してるんすかね?
僕:「う~ん。今日は晴れてるね!!」
僕と心和ちゃんは小屋の外に出た。すごい眩しい
卓也:「あ、こくおうさま。おはようございます」
伊藤:「狂人さんお仕事終わったんですか?」
するとすぐに卓也と伊藤が話しかけてきた
僕:「うん仕事は大体ね。今ビニール取ってんの?」
伊藤:「はい。昨日は雨でしたが今日は太陽も輝いてます!」
この国では雨が降ると拾ってきたビニールで一部に屋根を作る
それから、ビニールにたまった水はバケツなどに溜めている
伊藤:「浄水機も日光消毒できたので今から飲める水を作りますね」
僕:「そういうのは直子に任せればいいのに」
伊藤:「いえこれくらいは暇な私たちがやらないと」
確かにこの前直子に忙し過ぎるんだよバカ野郎ってスライディングされたな・・・
卓也:「これでほんとうにのみみずがつくれるんですかね?」
卓也が上下にふたが付いたペットボトル状の透明な物体を掲げる
僕:「それねぇ・・・。確かすごい砂とかで汚れを取り除いて下に飲める水が貯まるんじゃないっけか?」
心和:「はい。その前に汚れを食べる微生物がいて、そしてそのあとに砂をとうして飲める水が出てきます。微生物は砂にはばまれて飲む水には入っていません」
伊藤:「あと、微生物が汚れを食べて沢山繁殖しても日光消毒をすれば元の数に微生物が減るのでいつまでも使えますね」
たしかそれを見つけた美里は歓喜してたな
これでちゃんとした水が飲める!!って・・・
川の水がそこまで嫌だったのいかな?
伊藤:「狂人さんと心和ちゃんも浄水します?」
僕:「そうだね。じゃぁ」
勇人:「幸子よお兄ちゃんは帰って来たぞー!!」
・・・・うるさいのが帰ってきたな~
僕:「・・・じゃぁ僕たちは人探し役たちから話を聞かなきゃいけないから遠慮するね」
伊藤:「あはは・・・。分かりました。頑張ってください」
伊藤が乾いた笑いを浮かべる
僕:「お帰り~」
僕と心和ちゃんは帰ってきた奴らを迎えに行く
美里:「あっ、狂人ただいま。今日は人っ子1人見つからなかったわよ」
美里はすぐに近づいてくる僕たちに気付き報告をする
僕:「そうか・・・。まぁ2日前に5人見つけた方がまれだからね~」
美里:「そうよね。こんな何にもない所に人が来るなんて稀よねぇ・・・」
美里はそう言って頭を抱える
勇人:「幸子や~い。お兄ちゃんだよ~!!完全無敵なかっこかわいいお兄ちゃんだよ~!!」
うるせぇ
真:「かっこよいけどかわいくはないね」
真が突っ込みを習得いたしました
僕:「ゾンビはいた?」
美里:「ゾンビはいたわよ? 確か4匹ねこの頃増えたわね~。邪魔くさくて仕方ないわ」
僕:「ふむ・・・。まぁあれから17日だもん。増えるのは仕方ないね」
美里:「全く・・・。案外早くゾンビに慣れちゃったわよね私たち」
僕:「そうだね。『はいはいゾンビねワロスワロス』状態だね僕たち」
勇人:「お~い幸子ぉぉおお!! どこだぁぁぁい!!」
心和ちゃん。殺れ
勇人:「!?」
心和:「少し静かにしてください」
心和ちゃんは小さな紙を勇人の目の前で破こうとする
勇人:「そ、それは幸子が描いた『勇人お兄ちゃんの絵』!?」
心和:「その『勇人お兄ちゃんの絵』を少しでもうるさくしたら破きます」
勇人:「クッ・・・。この悪魔が・・・・!!」
バカか
僕:「まぁとにかく、ゾンビが増えてきたということは生存者が減ってきたってことだね」
美里:「そうね。早く生存者がゾンビになる前に助けないと・・・」
僕:「そうだね・・・。よし、明日は僕も行こう」
美里:「? 行こうって?」
僕:「国の外にさ!」
ビリッ!
勇人:「あぁぁぁっぁぁあぁぁああ少し破けたぁぁぁぁああ!!?」
心和:「国王! 外は危険ですから駄目ですとあれほど!!」
心和ちゃんがいきなり動揺し始めた
真:「え? こくおうもあしたくるの?」
僕:「いや、明日は街近くに行くのさ」
心和:「街!? なおさら駄目ですゾンビがたくさん! たぁっくさんいるんですよ!?」
僕:「ゾンビは沢山いるけど生存者も沢山いるはずさ。なんせ沢山の人間が住んでいた町なんだから」
心和:「ですが何も国王が行かなくても!!」
勇人:「やめて! それ以上興奮しないで!! 絵が! 幸子の絵が!!」
僕:「国民が危険を冒すのに国王が危険を冒さず安全なところで報告を待つのはちょっと、ねぇ・・・」
心和:「し、しかし・・・・!」
美里:「はいストップ」
白熱した口論を止めたのは人探し・調達役リーダーの美里だった
僕:「何?」
美里:「明日街に行くのよね?」
僕:「うん。そのつもり」
明日晴れたらね
美里:「真は連れて行きたくない」
真:「え!?」
僕:「あたりまえだよ。真は連れて行かないよ」
真:「え!!??」
え!!?? じゃないよまだ子供だろ君は・・・
美里:「でも街には大勢で行った方が心強い」
僕:「うんうん。みんなでやれば怖くないってやつだね」
美里:「少し違うけどね。だから、狂人が来るなら心和も来なさい」
心和:「! いいのですか?」
美里:「だれも最初からダメなんて言ってないわよ」
僕も言ってない
心和:「・・・わかりました。私を連れていくなら国王の外出を認めます」
僕:「え? なにそれ理不尽」
美里:「それじゃぁ明日のために今日はちゃんと休みましょうね」
僕:「む、なんか諭された気分・・・」
心和:「さぁ国王!! 明日のためにもう休みましょう!」
心和ちゃんノリノリだな
何故だ?
こうして、終わりの日から18日目の明日、僕たちは初めて街に繰り出すことになった・・・
勇人:「幸子の絵を返してくれぇぇぇぇぇえええ!!」
狂人 「次回は街に行くんだね」
咲 「いや、一回変なの挟むね」
狂人 「変なの挟まないでほしいな・・」
*
咲 「次回! 『駄弁りですが何か? 題:敗北者』」
狂人 「うわ~興味ねぇ~」
咲 「・・・・」
狂人 「・・さて次回を」
咲・狂人 「お楽しみに~!!」