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狂人ですが何か  作者: 紅葉 咲
その男はヒーローか?
41/61

その男、ヒーローにして・・・ ・6

咲) とうとう今回、??の名前が決定!!


??) まじか!? いよしゃぁぁぁあ!!



??女) 平和だねぇ

俺らが階段を上がると、大きな穴がありそこからは久しぶりの空が見える


いい天気だ。太陽の位置からすると昼ごろか?


俺:「この階段から直接外に出るんだな」


松川:「いえ、本当は建物の中にこの地下へと進む扉があるんですが、どうやら扉は外の建物ごと壊されてしまったみたいですね」


俺:「・・・そうか。まぁ生物兵器たちに扉をちゃんと開けろとは難しい話だよな」


松川:「はい。しかもここから空が見えるということは、表側の建物も良い具合に壊されいますね・・・」


出たついでに研究所(表)を破壊か


瓦礫(がれき)とかで出口がふさがらなくてよかった・・・


俺:「表側、と言うより地表に出てる研究所はどんな感じだったんだ?」


松川:「地下のように生物兵器を研究する所ではなく、え~、受付? みたいなところでしたね?」


俺:「何故疑問形?」


松川:「私は生物兵器の特性を調べるためにここに入りましたので、そのこと以外はここの事をあまりよく知らない物で・・・」


ふむ。どうやら嘘をついてるようではないな


俺:「そうか。・・・・・で、さっきから緑は何してんだ?」


緑はさっきから目を緑色の手で覆っている


緑:「え? あっ、そのぉ・・・外に出たから太陽の光で目が痛くてね・・・」


松川:「あぁ、そうですね・・・。檻から出る機会はなかったんですよね・・・。すみません」


緑:「いいのよ。別に。その話はもう地下で終わらせたでしょ」


松川:「・・・ありがとうございます」


緑:「どういたしまして」


俺:「良い話してる所悪いんだが、そろそろ行くぞ。何分も出口の前でだらだらできねぇし」


緑:「そうね。こんな所もうおさらばね」


そう言いながら緑は一瞬地下に続く階段をみやり、すぐにまた前を向いた


まぁ、長年住んでた所だからな。いくら嫌だったからって愛着はあるんだろう


そう思いながら俺は一番さきに外に出た


松川:「そういえば、外に逃げだせた研究員たちは大丈夫でしょうか・・・」


松川はふとおれの後ろで言った


俺:「・・・・どうやら、大丈夫ではないらしいな」


俺が外に出てまず見たのは、死体だった


というかほとんど壊れたものや死体しかないぞここ


松川:「ッ!!」


松川もこの光景をみて声を失っているみたいだ


緑:「ここの死体全部食い散らかされてるようね・・・。ゾンビになってない所を見ると全員生物兵器に食われたのかしら?」


緑はまぁ、死体に慣れたみたいだな。冷静に死体の損傷を見ている


俺:「そうだな・・・。・・・・しかも、死体は人間だけじゃぁねぇらしいな」


俺は壊されまくった机等の物を見ていると、明らかに人間ではない死体を見つけた


緑:「おえ・・・何この生物? トカゲ?」


松川:「これは・・・『ドクトカゲ』ですね。体の表面に硫酸系の毒を危険時にまといます」


俺:「マジか・・・」


緑:「本当に生物兵器を作ってたのね・・・」


松川:「他にも色々と死体がありますが、あとは全部元の形を残していませんね・・・」


確かに人間以外の死体も多々あるが、元の姿が全く想像がつかない死体しかない


俺:「とにかく、外に出よう。なんか通れそうな道はないか?」


ここら辺死体や物のせいで足の踏み場がなくて困るな


・・・・・待てよ?


なぜ外にはこんなに生物兵器と人間の死体があるのに研究所の中にはゾンビしかいなかったんだ?


緑:「道ねぇ・・・。・・・!? ねぇちょっと!!」


何か引っかかるが、緑がなんか見つけたらしいのでいったん思考を止める


俺:「どうしたみど」


??:「Hei! そこのGirl(しょうじょ)! こんなDangerous(きけん)なところで何してんの!!」


俺の声を打ち消す誰かの声がこの場に響いた


松川:「あっ、!! 生きてる人です! もしかしたら研究所の生き残りか・・・・」


松川が声のした方を見て、また声を失ったみたいだ


俺:「おいおいどうした2人とも、いきなり黙り込んで」


そういいながら俺は2人が見てる方向を見た


??:「いやぁ、やっとTalk(はなし)ができる奴に会えたよ!! さっき会った奴なんていきなりAttack(こうげき)してきてさ~」


そこにはシルクハット?のような帽子をかぶった女がいた


長い黒髪だな。頭重くないのか?


ていうか






なんで血まみれなんだ?






緑:「な・・・何よ・・あの死体・・」


あぁん? 死体だぁ?


そこで俺は気づいた。この女の後ろに明らかにおかしなものがある事に


鱗の付いてる巨大な体


背中から生える大きな羽


手には大きな爪が5本


何故かバケツをかぶってる頭


なんていうか、遠くからでも生物たちを合成したような形をしている事が分かるほど、その生物は統一性を持っていなかった・・・


俺:「松川。もしかしてあれは」


松川:「・・・・・・えぇ。原点にして頂点、『キメラ』です」


??:「あのね、僕今人探しをしていて・・・。ねぇ、僕の話聞いてる?」


俺:「あ、あぁ。聞いてるっちゃ聞いてる」


聞いてないっちゃ聞いてない


??:「そう? でねその人探しのために色々とこの町を歩き回ってるんだけどさ」


俺:「おう。人探しか。まずそれよりもあの死体について語らないか?」


なんでこいつはあの死体をガン無視してるんだ?


??:「え? ・・・・あ~、あの死体の事?」


俺:「あぁ。あれはお前がやったのか?」


松川:「いやいやフード君、さすがにそれはな」


??:「やったよ~。案外見掛け倒しだったねあいつ」









        ??

       ( ̄▼ ̄)

  俺     緑    松川

 (○ω○)   (○Д○)   (゜ロ゜)





*****






俺:「・・・・つまり、後ろからいきなり羽むしって頭にバケツかぶせてそのまま頭を貫いたと?」


俺たちは一旦落ちつくべく、研究所(故)の近くにあった駐車場で座りながら話をしている


??:「だから何回もそう言ってるじゃん。僕があのCorpse(したい)は僕がMake(つく)たって!まぁ羽むしったら一回おとされたけどね。なんとか足の健切ってバケツかぶせたんだ」


・・・何度聞いてもバケツをかぶせた意味が分からない


こういう奴は一番の年長者である松川(23歳)にマル投げしたいが


松川:「私たちが汗水たらして作った最強の生物兵器が・・・」


緑:「うんまぁ、なんていうかどんまいだね」


なんか松川はショックを受けていて役に立ちそうにない


俺:「・・・そうか、まぁ信じがたい事だがあの死体が真実を物語ってるしな。これ以上の追及はやめとこう」


??:「うんうん。そのほうがいいよ」


緑:「てか、なんであんたはこんな所にいるのよ?」


緑が松川を慰めるのをやめて質問した


??:「最初に言ったじゃないか。僕は人を探してるのさ」


俺:「そういやぁ言ってたな。どんな奴だ?」


??:「ふふん! よくぞ聞いてくれました!」


そういうや否やその女は立ち上がり喋り出した


??:「探している人の名前は『狂人』! 僕のStory(ものがたり)のヒロインさ!!」


・・・まぁた訳の分からんことを言いだしたな


??:「『狂人』は凄く可愛いんだよ! 肉まんをあげたらそれはもうAngel(てんし)のような微笑みで僕にありがとうって言ってくれるんだよ! あぁ可愛いなぁもう! 食べちゃいたいな!! くんかくんかしたいな! それに人類最弱最低のやつをも簡単に受け入れてくれる最高な人格者で、困ったことがあればすぐにのほほ~んと助けてくれる優しい心の持ち主で、そこらへんの不良よりも強い実力者で、しかも皆を狂わせる天才なんだ!! もうPerfect(かんぺき)だよ狂人! さすが僕のprincess(おひめさま)! あぁ会いたい! 早く会いたいなぁ!!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・あっ、終わった?


緑:「・・・す、凄まじいわね。なんか」


同感だな


俺:「ふむ。まぁその『狂人』?さんにはあった事ないな。すまんね。というか俺達あそこから出て来たばかりだから外の事をあまり知らないのさ」


てか『狂人』って名前何だ? まさか本名な訳ないし・・・・


??:「あっ、そうなの? それは残念だなぁ・・・」


緑:「というか外見的特徴をなんにも教えられてないんだけど・・・」


??:「可愛いよ!!」


緑:「いやそれは分かったから。 可愛いだけじゃこの人が『狂人』だって分かんないから、なにか他にないの?」


??:「センスの良いお面をしてるよ!」


俺:「すんごい分かりやすい特徴だな」


松川:「どうしたんですか?」


緑:「あ、松川もう大丈夫なの?」


松川:「えぇ。少し心が折れ掛けましたが大丈夫です」


折れ掛けたじゃなくて折れたよね


俺:「なんかこの女人探ししてんだって」


??:「む、僕には『狂人』からもらった大切なName(なまえ)があるよ!」


松川:「『狂人』?」


ん? なんか松川が反応したぞ?


緑:「そういえば貴方はなんて名前なの?」


??:「『道化師(どうけし)』だよ☆」


俺:「絶対『狂人』ふざけてただろ」


緑:「『道化師』とか『狂人』とか本当の名前?」


道化師:「本名ですよ~だ」


俺:「はたして『道化師』が名前として通るものなのか・・・」


道化師:「まぁいいじゃんか。というか、『狂人』の事は知らないんだね?」


緑:「えぇ。知らないわ」


道化師:「じゃぁまた探しに行かないとね」


緑:「一緒に探す?」


道化師:「NO(いや)、僕は1人で探すよ」


松川:「え? それは何でですか?」


道化師:「僕はこれでもDevilish homicideだからね。人と一緒にいちゃいけないのさ」


Devilish homicide? どういう意味だ?


と言うかこいつなんでさっきから英単語まじえてくんだよ翻訳すんの面倒なんだけど


俺:「そうか・・・。まぁ俺らもそれらしき奴を見たらお前が探してた事を伝えとくよ」


道化師:「おお。それは助かるね!」


緑:「本当に一緒にこないの?」


道化師:「Yes(うん)。もうここには用もないしすぐに行くよ」


松川:「え? もうすぐ夜ですよ? この時期は暗くなるのも速くて危険ですよ!」


道化師:「僕は速く『狂人』に会いたいんだよ。じゃぁね」


そういって道化師は俺らから離れていき、時期に見えなくなった


松川:「不思議な人でしたね」


緑:「不思議って言うか、変?」


松川:「そうですね。フード君、私たちはどうします?」


俺:「フード君言うな。・・・一応今日はここから動かないで火でもたいていよう。ここにはゾンビがいないから気を付けていれば明日の朝までなんとかなるだろう」


緑:「そうね。でも、明日からは明日からはどうするの?」


松川:「とりあえず食糧を見つけなくてはなりませんね」


俺:「じゃぁ、明日の目的は食糧探しだな」


俺はそういい、いい加減うざくなってきたフードをとった


緑:「ていうかここには死体しかないわね・・・・。まさか全部あの『道化師』がやったのかしら?」


松川:「さぁ? それはどうでしょうかね・・・」


俺:「まぁ別にどうでもいいじゃねぇか。とにかく燃やす物を集めに・・・・なんだよ」


2人が喋り出した俺を見てポカーンとしてる


緑:「あんたフード取ったらなかなか良い顔してんじゃん」


俺:「マジか。嬉しいね」


松川:「ふむ。なかなか綺麗な髪ですね」


俺:「なに俺実はイケメン?」


緑:「図に乗るな」


俺:「すみません」


松川:「フード君は」


俺:「フード君やめろ」


松川:「・・・・それではどんな名前がいいんですか?」


俺:「んなもん『緑』みたいに適当でいいよ」


緑:「やっぱりあんた適当につけたな名前!」


松川:「では、その綺麗な髪から名前をとりましょう!!」


緑:「いいわね!! そうしてやりましょう!!」


お前らノリノリか


こうしてようやく、おれの名前が決まった











緑&松川」:「あんた(あなた)の名前は『茶髪』だ(です)!!」

咲) これにて「その男、ヒーローにして・・・」完!!


茶髪) 名前適当じゃねぇか!ふざけんな!!


道化師) まぁまぁ。Coll(れいせい)になりなよ


茶髪) だいたいなんでお前はここにいるんだよ!?


咲) そりゃ『最後の主人公』だからね?


茶髪) え!?


道化師) どやぁ


咲) ここには主人公以外これないのさ!!


茶髪) 主人公全員名前酷いな!?


咲) 覚えやすくしたのさ!!



咲) それでは次回新しい章、『国の発展』です!!


道化師) それでは次回、


咲&道化師) お楽しみに~!!




茶髪) この章の主人公無視か!!?

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