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狂人ですが何か  作者: 紅葉 咲
終わった世界での日常
26/61

狂人の日常 6

咲) お巡りさん。それは街の身近なヒーロー・・・


狂人) お巡りさん。それは僕らの身近な敵・・・


咲) お巡りさん。それは危険人物がいたら追いかけ民を守る守護神・・・


狂人) お巡りさん。それは僕らを見た瞬間追いかけてくるハンター・・・


咲) お巡りさん。それは街の悪を消しさる断罪者・・・


狂人) お巡りさん。それは僕らだけを限定した断罪者・・・

 僕:「あ~何で僕、追いかけられてるんだろ・・・?」


僕は今日久しぶりにバイトがなく、平日の街を昼間に闊歩していた


そしたら何か知らないけどお巡りさんのおっさんが 「そこの女子中学生! お面をかぶって何をしている!! 今日は平日で今は学校の時間だろう!?」とか言い出して追いかけてきました


なんでお面してるのに女子中学生に見えたんだろうか・・・?


とりあえず今は何とかまいたみたいだけど、またいつ見つかるかわからないな~


お巡りさん:「見つけたぞ!!」


僕:「え!? 僕見つかるの早ッ!!」


自動ドアの向こうからお巡りさん(おっさん)が走ってくる!


ウッソーン・・・ここ女性専用のマンションのリビングだよ?


あぁ、ちなみに僕は何故かここにいても注意されたことはない。なんでも女の子だからいいらしい


17歳の男なのに(しかもお面してるし)・・・・


お巡りさん(おっさん):「ハハハッ!! こんな場所に隠れても無駄だ!!」


お巡りさん(おっさん)がすごい悪そうな顔して、客観的に見たらいたいけな少女を捕まえるために高笑いしながら女性専用のマンションの入り口に特攻してくる!!


・・・・・あっちが捕まるべきだ!!


お巡りさん:「さぁ! かんねんしなさい!! そして学校に行きなさい!!」


そう言い、おっさんは全力で走ってきて、





自動ドアにぶつかった





お巡りさん:「ブルゥゥゥゥウウァァァァァァアアア!!?」


どんな悲鳴だよおい


おっさんが女性専用のマンションの自動ドア前で転がりながら奇声を上げている・・・。てか自動ドア開くまで待とうよ


??:「今何か大きな声が・・・・・・・え? なに? 変態?」


がたいの良いおばさん(57歳)が現れた


僕:「助けて!! あの人、いきなり追いかけてきてここまで付いてきたんです!!」


うん。嘘は言ってないぞ僕は


おばさん:「何ですって!? 分かったわ! あなたは裏口から逃げなさい私がここであの人を食い止めるから!!」


おお!! がたいの良いおばさんカッコイイ!! あと50歳若かったらプロポーズしてたよ!!


お巡りさん:「くそっ、透明な壁があるなんて思わなかった・・・・・・・・・!? どなた!?」


おばさん:「性犯罪者が!!」


最後に見たおばさんは、立ちあがったお巡りさんにラリアットを食らわせていた


あとで捕まらなければいいけど・・・







*****







お巡りさん:「やっと見つけたぞ!!」


僕が路上で3匹の猫と格闘をしてたらお巡りさん(おっさん)がまた現れた


僕:「復活早っ!」


お巡りさん:「さぁ観念!!」


僕:「あぁもう!! なんでそんなにしつこいんですか!!」


お巡りさん:「この街では今、色々と変な事件が多発しているからだ!」


僕:「答えになってませんよ!? 色々って何ですか!?」


お巡りさん:「そうだな、例えばおかしな服を着た爽やかな女が夜中に1人でいる人を驚かしたりする事件、学ランを着た特徴のない青年が人を廃人にする事件」


あれ、たぶんその事件の犯人僕の親友だぞ!?


お巡りさん:「あっ! 今思い出したが、お面をしている中学生くらいの少女はこの事件の犯人と繋がりがあるらしいということを聞いたことがあるぞ! しかもその少女は他人に迷惑をかけてるらしいしな!」


お面をしている中学生くらいの少女? う~ん。 15年間ここに住んでいるがそんな子に会ったことないな~


お巡りさん:「つまり君が『狂人(きょうじん)』か!!」


何故にそこで僕の名がっ!?


僕:「僕はそんなに他人に迷惑かけたなんて身に覚えないぞ? それは言いがかりだ!」


僕はここぞとばかりに言いきった!!


お巡りさん:「その少女は、5000円のゲームを無理やり2000円に値切ったり、いきなり降ってきたり、夏の夜に学校のプールで無断に泳いでたり、お墓に訪れる人達にお塩をまいたり、夜に誰もいない道で奇声を上げながら踊り狂っていたり、さらには子供たちを何十人も集めてラブホテルに特攻させてみたり、そしてなんと」


僕:「すみませんでした!!」


僕は身に覚えがありまくっていたので謝った。そりゃもう全力で謝った


だけど夜の奇声事件は僕だけじゃなく道化師も関係しています!


ついでにラブホに突撃事件は敗北者が関係しています!!


お巡りさん:「・・・・・分かった。」


おお!? 謝ったら許してくれたぞ!! さすが市民の平和を守るお巡り様だね!


その光るお頭が神々しい!!


お巡りさん:「署でゆっくりお話をしよう」


僕:「また次回!!」


僕は逃げ出した!


お巡りさん:「あっ、こら待ちなさい!!」




















こうして、僕のバイトがない時は高確率でお巡りさんと追いかけっこをするようになった

咲) おまえ、バカだろ


狂人) そうゆうことは言わない


咲) で、実際逃げれたの?


狂人) 当然!!


咲) そんないい顔して言うことではないね



咲) 次回からは新しい章です!


狂人) この章ゾンビが欠片ほども出なかったな・・・


咲) 章の名前は『終わった世界の日常』です


狂人) なんか普通そうだな~


咲) 良いじゃん普通。最高だよ


狂人) そうかな~・・・・あっ、それでは次回の章を


咲・狂人) お楽しみに~!!

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