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狂人ですが何か  作者: 紅葉 咲
コンビニに行こう!!
21/61

主人公は基本的に謎

咲) 戦闘パートがあるよ!


狂人) またかいな。今度はちゃんと書いてるんだよね?


守) ・・・・そんなうまくかけてないな。


狂人) !! なんで虫がここに!?


守) 酷ッ!


咲) まぁ虫がここにいる真相はこの小説を読めばわかるよ


 おっさん:「おいおめーら!その食べ物全部おいてけ!!」


いや~ん追い剝ぎよ~!



・・・・ちゃんと説明しようか







回 想ッ!!







僕たち5人はコンビニから食料(+日常製品・サプリメント)をたんまり持ってゾンビを警戒し、ゾンビが少ない通りを歩いていた


僕:「あっ、猫だ」


直子:「あらかわいい」


心和:「首輪がありませんね。野良でしょうか」


綾:「まったくもってマイペースねあんたら・・・」


はしゃぐ3人を呆れた風に綾が言う。その時、虫 (守) がつぶやいた


守:「ってか、猫とかはゾンビにならねーのか?」


僕等は戦慄した


あの、臆病で、この中で1番力が強そうなのに何も活躍しない虫がもっともな疑問を呟いたのだ


ありえない・・・


守:「何でお前ら驚いてんだ?」


どうやら他の4人も僕と同じ心境なんだろう


心和:「・・・・そうですね。守さんの言うように何故でしょうか?」


綾:「単純にゾンビに噛まれなかったんじゃないの?」


そうして、僕たちが猫の事を考えだしたときに


??:「そこのおめーら!止まれ!!」


・・・後ろからつるはしを持った太ったおっさんが現れたのだ







回想終わりっ!!







おっさん:「おい聞いてんのか!?」


回想してんのにおっさんがうるさい


綾:「聞いてるも何も、何で私達があなたに食料を渡さなくちゃいけないんですか?」


綾が男のつるはしにもビビらずに言う


おっさん:「あぁ!!? うるせーよ!! いいから食料を渡せ!!」


僕:「嫌ですよ」


おっさん:「何だとてめぇ!!」


心和ちゃんたちが僕を心配そうに見る


僕は目で4人に大丈夫だとサインを送る


守以外はサインが分かったようだ


守、お前・・・


おっさん:「おい!! よそ見すんな!!」


はぁ、こういう輩の相手は敗北者が得意なんだけどなぁ


僕:「僕等はこの食料を国に持ち帰らなくちゃいけないんです。だからあなたにはわたせな」


おっさん:「うるせーよ!! とにかく渡せよこのがきどもが!!」


あ~、だめだ・・・


こいつは僕と違う方向に狂っちゃってる。国民にしてあげようかな?


僕:「そうですね、では僕の国民になりませんか?そしたらこの食料を分けて」


おっさん:「うるせーって言ってんだよ!!」


おっさんが僕につるはしを振り上げて襲ってきた




SAID OUT






SAID 守





おっさんがいきなり狂人に襲いかかっていきやがった!


怖っ!!


心和:「国王ッ!!」


心和が隣で叫び、飛び出そうとする


俺も飛び出そうとしたが、狂人が手で俺らにくんなと手で示す


綾:「待ちなさい!!」


直子:「心和ちゃん!!落ち着いて!!」


綾と直子は飛び出そうとする心和を止めてる


狂人はそれをほほ笑みながら見ている


そんな狂人におっさんのつるはしが迫る!


俺:「狂人危な」


俺の叫びは途中で止まった・・・


狂人はつるはしを軽くかわし、おっさんの太った腹にキックを決まらせたのだ


おっさん:「ぐふッ!!」


おっさんは肺の中にあった空気を無理やり吐き出され、一瞬動けなくなる


そして追い打ちで狂人はおっさんの背中に肘鉄を食らわせた


狂人:「全く危ないなぁ。でもこれでわかったでしょ? あなたでは僕に勝てませんよ」


狂人は心底つまらなそうに言う・・・


狂人:「今からでもおそくはありません。私の国民になりませんか?」


狂人よ、お前どんだけ国民ほしいんだよ・・・


おっさん:「グッ・・・ハッ・・ハッ・・・。・・・・クソがぁ!!」


おっさんはしばらく動かなかったが、いきなり凄い形相でつるはしを持ったままこっちに走り出してきた


ん? こっちに?


・・・・何でこっち来るん!?


直子:「きゃ! こっちに来た!!」


綾:「顔キモ! どんだけ必死なの!?」


綾、そうゆうこと言うなよ・・・


おっさん:「死ねクソがぁ!!」


おっさんが俺に向けてつるはしを振り上げる・・・


・・・えっ!! 俺すか!!?


無理よ俺!? かわせませんよ!?


綾:「え!? 守!!」


直子:「守さん!!」


心和:「国王、無事ですか?」


心和、せめて俺になにか関心を示して!


なんて考えてるうちにおっさんがもう近くまで!!?


クソ、俺は死ぬのか?


こうして、俺が半場あきらめた時


狂人:「止まれよ、おっさん」


凛とした、支配力のある声が通りに響いた


そして、驚いたことにあんなに暴れてたおっさんが止まった


何事?


狂人:「おっさん。自分の身の程も知らずに僕の国民に手、出しちゃだめだよ?」


狂人を見てみると、怒っているような、楽しんでるような表情をしていた


たぶん怒ってるんだろう・・・


だがおかしいな・・・


狂人:「罰を受ける覚悟はあるんだね?」


狂人の雰囲気、いや、狂人の近くにある空気すら変わっているような気がする・・・


狂人:「そうだねぇ・・・・。殺しちゃうかな?」


瞬間、あたりの空気の温度が変わったのかと思えるほどの悪寒が俺を支配した


まるで、精神を根こそぎ奪われたかのような錯覚に陥ったほどだ・・・


こいつには絶対逆らっちゃ駄目だ


いや逆らおうとしても逆らえない・・・


そんなことを思ってしまうほどのプレッシャーが俺を襲った


おっさん:「う、う、うううう、うわぁぁぁぁぁぁぁあああああッ!!!!!!」


そして、おっさんはつるはしを投げ捨て逃げ出した







*****







直子:「・・・・にしても、どうしちゃったんでしょうかね。あのおじさん」


直子が先ほどの現象を不思議がる


狂人:「さぁね。きっと怖くなったんじゃないの?」


綾:「? 何を怖がるの?」


狂人:「僕の事をさ」


綾:「な~にバカなこと言ってるのよ」


・・・俺は、気づいていた


みんな、あのおかしな現象に気づいていない


狂人:「バカなことじゃないんだけどな~。たぶん、守は分かってると思うよ?」


狂人は俺に話を振る・・・


心和:「? なぜ守さんが分かってるんですか?」


狂人:「生存本能が強く、あのおっさんの近くに居たから。かな」


綾:「? どういうことよ?」


狂人:「さぁね~」


そう言って狂人は俺の近くに来る


俺はコンビニバスケットと『つるはし』を持っていた


狂人:「ねぇ。守?」


俺:「・・・・なんだ?」


狂人:「僕の事、怖くなった?」


狂人が笑いながらたづねてきやがった


俺:「・・・・んな訳ねぇだろ」


俺は言いきってやった


狂人:「へぇ、意外だね」


狂人はたいして意外そうな顔もせずに言う


俺:「『あれ』はいまだになぞだが、俺のためにやってくれたんだろ? じゃぁ俺が恐がる理由にならねぇよ。国王様」


俺は思ってることを嘘偽りなく話した


狂人は、腕を組み、あごに手を当てて少し考えるそぶりをした後 (こうゆうポーズをするとホントに男なのか疑いたくなる・・・)


狂人:「まっ、いっか」

なんて言って笑いだす・・・


いきなり笑いだした狂人に俺と心和以外の2人は驚いていた(心和だけは何故かほほ笑んでた)







*****







狂人:「ついたよ~」


狂人は大きな門の前に手をつき、俺らの国に着いたことを知らせる


綾:「高い塀ね・・・」


直子:「大きいな~」


心和:「ここが、私達の国・・・」


俺は意外だった・・・


結構この町の事を知っていたと思っていたのだが、こんな所に公園があるなんて知らなかった・・・


すると、門の向こうから女の声がした


??:「狂人さんですかー!!」


狂人:「あぁ『伊藤』かな? ただいま! みんなのヒーロー、狂人さんだよ~!!」


・・・はたから見たらおかしな光景だ











こうして、俺らは無事に狂人の国にやってきたのだ

狂人) なるほど、途中から虫サイドだからここにおまえがいるのか


守) あいかわらず酷いな


咲) まぁまぁ、じゃぁ次回の予告よろしく~


狂人) 次回予告って何だ?


咲) 今回からここは次回予告場だよ


守) 俺がここに着た瞬間にかよ・・・


狂人) まぁ別にいいや


守) しかもべつにいいんだ・・・・


咲) まぁまぁ、じゃ、いくよ~



狂人) 僕の日常からの出演者が登場!


守) そして一気に国民増加!?


咲) 次回、『国の未来達!』


咲:狂人:守) お楽しみに~!!

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