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狂人ですが何か  作者: 紅葉 咲
初めに・・・
2/61

狂人の日常 1

なんかこの日常編いらないんじゃないかと思ってきた

2037年8月24日


 路地裏には4つの影が走っていた


構図は1人のお面をかぶった少年を追う3人の青年という構図だ






*****






茶髪:「待てよこのガキ!」


僕を追いかけている3人組の中から茶髪の人が叫ぶ


僕:「そ~だね~・・・。君らが女子だったら止まったかもね!」


僕は笑いながら返す


メガネ:「なに訳分からんこと言ってんだ!」


デブ:「ちょっ、2人とも、待て、足、速・・・」


茶髪の後ろからメガネがよく似合う青年とデブが何か言ってくる


・・・どうでもいいけど、デブが死にそうだよ?


僕:「訳がわからない?・・・フッ! あなた達は女の子3人に追いかけられるという夢のようなシチュエーションの良さが分からないのかい?」


メガネ:「お前ホントに何言ってんだ!?」


デブ:「もう・・だめ・・・死・・・・」


僕:「そうかい。どうやらあなた達と僕は分かりあえそうにないね・・・」


茶髪:「つべこべ言ってねぇで俺の『手作り風・ミートスパゲッティ』を返せこのクソガキ!結構なお値段なんだぞそれ!!」


茶髪が僕の持ってる袋を指さす


僕:「うるさい! これは僕の星になった肉まんの代わりだ!!」


茶髪:「星になったって、お前が勝手に下水道みたいなところに落としただけじゃねぇか!」


僕:「勝手にじゃない! あんた(茶髪)がぶつかってきたから落したんでしょが!! そのせいで僕の全財産はたいて買った肉まんがご臨終だよコノヤロ―!!」


あっ、デブ倒れた・・・・


ざまぁW


メガネ:「テメーの全財産120円かよ!?」


僕:「ボンビーなんだよ!!」


悲しくなるからこういうこと言わすな!


茶髪:「お前のお財布事情なんて知るか!」


僕:「なんだと・・・・? そうかい、あんたらも『他人の事なんて知るかよ!! 自分さえよければいいんだよヒャッハー!!』な奴らなんだな。・・・悲しい世の中になっちゃったな~もう!!」


茶髪:「んなこと思ってねぇし、キレて人の食べ物くすねて逃走いているお前の方がたち悪いわ!!」


茶髪がもっともなことを言う


僕:「・・・・・フッ」


メガネ:「返すことがないからって鼻で笑うんじゃねぇよ!!」


メガネはツッコミがうまいな。将来の夢は漫才師か?


僕:「そうだ。あなた達に1つ、いいことを教えてあげよう・・・」


そろそろ教えてあげた方がいいよね。うん


茶髪:「なんだよ!!」


僕:「さっきから誰かいないと思わないかい?」


僕の言葉で茶髪とメガネは一瞬止まり・・・


茶髪&メガネ:「・・・・・・・・・・デブ何処行ったぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!??」


叫んだ


僕:「あの人に名前はないのかい?」


あのデブ可哀そうだな~


茶髪:「クソッ!デブはどこに行ったんだ!?」


メガネ:「デブは俺が探すから、茶髪はあのガキを捕まえてくれ!!」


茶髪:「わかった!デブは頼んだぞ。メガネ!」


僕:「あなたらニックネーム第1印象で決めてるでしょ?」


ニックネームがシュールすぎる・・・


だが覚えやすい。いつもバットを携帯している僕の親友と同じ考え方だ


茶髪:「うるせぇ!! 1人でもぜってぇ捕まえてやっからなこのお面野郎!!」


僕:「お面野郎? ・・・あぁ、お面してるからか」


そう、僕は今『とっとと逃げるぞ!! ヘタレンジャー』という戦隊もののお面をしている・・・


まぁ、いつもの事だけどね!!


茶髪:「てかなんでお面してんだ!? しかもピンクかよお前・・・」


僕:「ひ・み・つ♥」


茶髪:「キモッ!!」


僕:「人をキモイとか言うなや!!」





10分後・・・






茶髪:「追いつめたぞこのガキ・・・」


とうとう行き止まりに突き当たった


僕:「フム、では僕のマリ○ばりの壁ジャンプを見せてあげよう」


注) 僕は壁ジャンプはできません☆


茶髪:「ハァ!? まだ逃げんのかよ! いいかげん返せ!!」


僕:「ここまで僕を追い詰めた奴は初めてだ・・・。どれ、貴様に面白い話をしてやろうか」


茶髪:「いきなりキャラ変えるなよ! ビックリしたぞ!!」


僕は茶髪を無視して走ってる時に気付いた事を言う・・・


僕:「『手作り風・ミートスパゲッティ』は・・・・・手作りじゃなくね?」


その時、茶髪は固まった


茶髪「・・・・ッ!! ・・そ、そんなことわかってたさ・・・。家に帰って電子レンジでチンした時からそんな事には気づいてたさ!!」


茶髪が熱くなり出しました


茶髪:「でも、仕方ないじゃないか・・・俺には1度も彼女ができな (以下略 」


5分ぐらい愚痴られた


僕:「そうだよな! いくら中二病だからってボッチはつらいよな!!僕だって彼女がほし (以下略」


そして僕も熱くなり、男同士で語り合った・・・




二時間後(笑)・・・・




メガネとデブも交えて路上で熱く語り合っていたりします


茶髪:「お前も苦労してるな。もうその親友2人と縁切れよ・・・」


僕:「これがなかなかの腐れ縁で切れそうにないのだよ・・・」


メガネ:「そうだよ!! 別に恋愛対象が小学生でも二次元でもいいんだよ!!」


デブ:「メガネは何の話をしているの?」


このあと、そろそろ時間がヤバいとのことで解散になることに・・・


茶髪:「いや~、そういえば、お前名前なんていうん?」


僕:「え? 僕? そんなことより茶髪たちはなんて名前?」


茶髪:「俺か? 俺は『茶髪』でいいよ」


僕:「なぜに?」


茶髪:「そっちの方がしっくりくる」


僕:「あ~。なるほど」


茶髪の1番の特徴はその茶髪だもんね


メガネ:「納得するんだ」


僕:「まぁね」


メガネ:「ちなみに俺もまんま『メガネ』でいいからな」


デブ:「俺も『デブ』で」


デブよ、お前はそれでいいのかい?


茶髪:「で、名前は?」


メガネ:「俺ら流だと・・・『お面』?」


僕:「なんかぱっとしないねその呼び名」


お~いお面! 遊ぼうぜ~! ってなんかおかしい・・・


デブ:「でもそれ以外の特徴ないし」


メガネ:「あぁ、お前からお面をとったらただのガキだな」


僕:「さっきからガキガキとうるさいな~。僕は17歳だぞ?」


僕がそういうと、3人は鳩がショットガンを食らったような顔をした


茶髪:「ハァ!!? おまっ、その声と身長で俺たちより年上かよ!?」


僕:「ひどい!! 結構気にしてたりしてなかったりしてたのに!!」


メガネ:「してたりしてなかったりッて何!?」


デブ:「う、うらやましい・・」

僕:「うらやましいってなんぞっ!?」



閑話休題



茶髪:「で、結局俺たちはお前をなんて呼べばいいんだ?」


僕:「そだね~。・・・茶髪が『茶髪』だったら」


僕は少し考えた。まぁ、僕の1番の特徴は考えるまでもないかな


メガネ:「? だったら?」















僕:「僕は 『狂人』  だ」

咲)この日常編いらないんじゃないかと思ってきた


狂人) え・・・?

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