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狂人ですが何か  作者: 紅葉 咲
コンビニに行こう!!
17/61

出会い

咲) このごろ、1日1作品がキツイ・・・


狂人) 頑張れ。マジで頑張れ。


 僕:「ありゃりゃ~、あいかわらず人が死んでるなぁ。誰か掃除とかしてくれないないかなぁ・・・」


僕が公園を出てからしばらくして、町に入ってみると喉が噛みちぎられた死体はもちろん、何故か潰れていて肉塊と化している死体もあった。気持ち悪い


喉かみきられた奴はなんか動き出すし・・・


僕:「にしても、全然生きてる人いないなぁ・・・。全員食われたのかな? 全く・・・右を見ても左を見ても死んだ人ばっかりであたし困っちゃ~う♡」


・・・・・・・・・・・


僕:「・・・・・・・寂しっ!!」


クッソ~!! 誰もいないからふざけても楽しくない・・・


「うあぇ・・」


僕:「あぁもうキモいな」


通算6匹目のゾンビの頭をバットで割る


僕:「くそ~。寂しい・・・。狂人は寂しいと死ぬんだぞ・・・」


なんてボケても美里みたいに誰かがツッコム訳もなく、ただただ寂しさが増すだけだな


「あぁぁぁあああ」


僕:「僕が寂しいから死ね」


7匹目のゾンビの頭を割った


僕:「あぁもうヤダヤダ。てか、なんで1人も生きてる人がいないのさ? 家にでも引きこもってんのかな?」


僕は何気なく近くにあった家の中を窓から見てみた


僕:「うげっ」


そこには血が滴り落ちる小さな腕だけを持った男ゾンビが居た。奥には2つの人間らしきものがある・・・

たぶん、父親が噛まれ、なんとか親子3人で家の中に避難したが、父親がゾンビ化してしまい、逃げる暇もなく母親と子供が食われたのだろう


僕:「たくもう。これじゃぁ他の家も同じようなことになってんじゃないのか?」


てか身内を助けて、その助けた身内に殺されるんだからせわないよね~


そう思い、他の家を見まわしてみると・・・


僕:「あっ、あの子生きてるっぽいぞ!」


一軒家の2階のベランダで、毛布を被って震えてる人がいた


僕:「よし、ツッコミの人欲しいからあの子を誘おうかな」





SAID OUT





SAID ??






 なんなの『あれ』は・・・・


おかしいよ、『あれ』は元は人間だった・・・


いや、私の母親だったはずだ・・・


なのに、なのに、何故、何故、どうして、どうして、あんな訳の分からない『あれ』になったの? 一体何故? 昨日の朝までは普通に朝ごはんを作ったり、私を育てるために仕事をする優しい母だったのに・・・。なのに、全ておかしくなった。


母は昨日の昼にいきなり帰ってくるなり、部屋に行って鍵を閉めなさい、私はきっと死んじゃうけど心和ちゃん、あなたは生きてねなどと言い、強制的に部屋に行かされた


そして、母に抗議しようとしたらいきなり、母は倒れて動かなくなった。


そして、母は『あれ』になった・・・・・


私はすぐに部屋の鍵を閉めた。何故か本能的に母であった『あれ』を恐れたのだ。そして、部屋の窓から外を見ると、いつもの道を『あれ』が覆っていた・・・


そして、気づいたら私は毛布を深く被り、ベランダで震えていた


きっと、母だった『あれ』から少しでも離れたかったんだろう。私はもう1度外の世界を見てみた。だがその世界はやはり『あれ』で埋め尽くされていて、もう人間が居なかった


ふいに、この町で生き残っている私ただ1人何じゃないのかという考えが浮かんだ


そう思うと、途端に私は寂しくなった。とても人が恋しくなった


だが、この町に居るのは『あれ』だけだ・・・


もしかしたら私は、もう誰とも会わずにここで飢えて死んでしまうんではないだろうか・・・


私は、そんな孤独と不安を抱えたまま毛布の中で震えていた


私:「誰か、助けてよぉ・・・・」


私の口は、いつの間にか助けを求めて動いていた


だが、この世界にはもう私しかいない・・・


そして、


私は孤独に心が折られてしまいそうになった時、


世界に声が響いたのを聞いた



























??:「へいそこの毛布かぶってる彼女!! 一緒にコンビニに行ってお茶しな~い!!」

咲) せっかく頑張ってシリアスにしようとしたのにお前が来て台無しだよ


狂人) この小説にシリアスは似合わない!


咲) 何だとこの野郎!

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