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狂人ですが何か  作者: 紅葉 咲
世界がガラッと変わった日
13/61

駄弁りですが何か

咲) いやぁ、平和だな


狂人) ゾンビがいても平和とか意味分からん・・・


敗北者) ていうか、この回いるの?


 敗北者・僕:「第1回、親睦を深めるため駄弁りまくろうじゃないか!! ~見知らぬ女の子2人へ~ 」


少女1:「へ?」


少女2:「どうした男たち!?」


僕と敗北者がいきなりハイテンションになったからか、少女2人が驚いている


敗北者:「ルール1!?  とりあえずテンションが高いこと!?」


少女2:「ルール!? ルールって何!? 何のルール!!?」


僕:「ルール2!!  ボケには必ずツッコムこと!!」


少女1:「え!? 誰かボケるんですか!?」


敗北者:「ルール3!?   テンションの下がること、行動は避けること!?」


少女2:「あんたには言われたくないわ!! あとクエッションマークをそのテンションで付けるなまぎわらしい!!」


僕:「ルール4!!  現実の話はしない!!」


少女1:「どうゆうことですか!?」


敗北者:「さて!? 今週のテーマはなんと・・・・」


少女2:「テーマなんてあるの!?」


少女1:「というか『今週』って・・・・」


僕:「『深海魚をどうやったら水族館で鑑賞できるか』!!」


少女2:「どうでもいいし難しい!!?」


敗北者:「僕の意見としては、まず深海魚を飼うにあたって必ずしなくちゃいけないことは、深海と同じ条件であるゲージ、いわば小さな深海を作る所だと思う? だが、これは難しく、深海の水圧、深海の水温を同じにしなくてはならない、さらに深海には太陽の光が・・・・」


少女2:「なんか語りだしたよこの人!? 怖いんだけど!!」


少女1:「しかも言ってることがなにげにちゃんとしている!?」


僕:「というのはボケで、本当のテーマはお互いの自己紹介とかです」


少女1:「よかった・・・。ボケで・・・」


敗北者:「え!? 今のボケだったの?」


少女2:「なんであんたはマジでビックリしてんのさ・・・」







*****







僕:「まず僕からだね、僕の名前は『マ○オ』。みんなからは『狂人』と呼ばれています」


少女1:「『マリ○』に失礼ですよ!!」


僕:「好きなのはお姫様で、よく亀と殺し合いをします」


少女2:「そうだけどそうじゃないよ!?」


僕:「よく『こいつ・・・人間なのか?』と疑問を持たれます」


少女2:「誰からっ!?」


僕:「プレイヤーから」


少女2:「プレイヤーって言ったよこの人!」


よし、ちゃんとみんなハイテンションでボケを処理しているな


でもおかしいな


なんで皆こんなにテンションが高くなってるんだろ・・・?


・・・・まぁ、いいかな。別に考えて分かるものじゃないし


僕:「では、僕の紹介は終わりです」


敗北者:「あれ? ボケだけで終わったよ?」


少女2:「結局この人の情報何一つ分からなかった・・・・」






*****







少女2:「『前田 美里』です。好きな食べ物は・・・」


僕:「誰だよ!?」


美里:「いや私だよ!?」


僕:「ずっと少女2だと思ってた・・・」


美里:「失礼だなオイ!!」


なかなか力強いツッコミをするな。こいつ、プロか・・・・


敗北者:「名前が・・・あった・・・のか?」


美里:「お前もか!?」


僕:「はい質問です。好きなダンスは?」


美里:「質問ありなんだ・・・ッてダンス!?」


敗北者:「何いってるのさ狂人? 女の子の好きなダンスはヒゲダンスに決まってるだろ?」


美里:「あんたは中学2年生の女の子を何だと思ってるのさ!?」


僕:「あっ、中学2年生ってことは・・・・・・・・・・・・・・・・・・11歳なんだね」


前田:「14歳だよ私は!! なんでそんな考えて間違うのさ!?」


敗北者:「ピピ~?タイムアッ~プ? 次の人にお変わりください?」

 

前田:「時間制限あったんだ!?」


前田 美里 (まえだ みさと)さんの補足


背は僕と同じくらいだから150cm前後


髪は茶髪がかった黒でショートヘア


バリバリ体育系らしく、で顔は中の上


結構気が強い


ツッコミがうまい







*****






少女1:「えーと・・・、『伊藤 優衣』です・・・。よ、よろしくお願いします」


おぉ、恥ずかしいのか顔を赤くしてもじもじしてる


かわいいな~


僕:「結婚してください」


伊藤:「へ?」


美里:「ハァ!?」


ハッ!! 求婚してしまった・・・。結構前に『腐女子』に求婚してしまってからは気おつけていたのに・・・


敗北者:「おいおいさすが狂人だな? 尊敬するよ?」


美里:「あんた、ふざけんのは顔だけにしろよ!!?」


敗北者は笑い、前田さんは放送禁止な顔 (ご想像におまかせします)で僕を怒鳴り、当の伊藤さんはショートしている・・・


・・・顔、ふざけてないのに


僕:「すみません。僕の好みがドストライクでしたんで。伊藤さんめっさかわいいよ!!」


伊藤さんの顔が赤くなった。トマトみたいだな(笑)


伊藤:「は、はずかしぃ・・・」


美里:「ちょっと!! 優衣に謝りなさいよ!! 怒るわよ!!」


僕:「真にこの度は調子に乗りあなたに恥ずかしい思いをさせてしまい、本当にすみませんでした!!」


僕は土下座をした。・・・だって女の子には嫌われたり怒られたりはいやだからねっ!!!


敗北者:「おぉ?流れるように膝を折り、それでいてダイナミックに腰を曲げ、これでもかというくらい地面に頭をこすりつけている・・・?まさに、マスター・ザ・土下座という称号がふさわしい?」


敗北者うるさい黙れ


美里:「マスター・ザ・土下座って何!?」


ちゃんとルールどうりツッコンでくれてるよ前田さん・・・


伊藤:「あ、あの、大丈夫なので、顔を上げてください。お願いします」


僕:「伊藤さん・・・ありがとうござ」


敗北者:「ピピ~? タイムアッ~プ?」


僕・美里・伊藤:「「「え!? このタイミングで!?」」」


伊藤 優衣 (いとう ゆい)さんの補足


僕より少し小さいから150cm以下 (たぶん145cmあたりかな)


髪は真っ黒でロング


どちらかと言うと文系でたれ目


おっとりしてて優しい


小動物を思わせる行動が多い


敗北者:「では自己紹介が終わりましたので、ただの駄弁り大会を開始します? ただし2時間たったら僕は寝る時間になるのであなたたちも強制的に寝かせます?」


伊藤:「分かりました」


美里:「なんであんたに合わせなくちゃいけないのよ? まぁいいけど・・・」


僕:「OK」


そして、僕は思った







・・・・・・・敗北者、自己紹介してねぇ・・・・・・









*****










叩き起こされたナウ・・・・・・


あれから僕たちは他愛のない話で盛り上がり、互いの性格や人柄などが分かったところで敗北者から「はい?時間です? ねろ?」といきなりお開きにされた


当然3人で文句を言おうとしたが、敗北者がこっちを真剣に(といっても眼だけで、顔全体はいつものへらへらした笑顔をしていたので2人は気がつかなった)見ていたので渋々僕は敗北者の味方をした


最初は『こんな変な所で見知らぬ男が2人も居るのになられる訳ねぇだろバーローが! この茶碗にフッついた米粒が!!』とか言われると思っていたが2人ともすぐに隅っこに行き、少ししたら寝息がしてきた


やはりバカな話をしていても、『普通の人達』にあの光景はきつすぎて精神が疲れていたのだろう・・・


だけど、『普通の人達』にしてはゾンビに恐怖したり、これからの未来に絶望したり、友や家族の心配もしていなかったな・・・


何故だ?


そんな事を考えながら僕も2人と同じように小屋の隅に行き目をつぶった・・・・


そして叩き起こされた。なんでやねん?


敗北者:「起きたな、狂人」


僕:「起きたよもう・・・」


敗北者:「ちょと外に行くぞ」


僕:「ヤダよめんど・・・」


いいながら僕は気づいた、敗北者の口調が変わっている・・・


僕:「・・・どうしたの?」


敗北者:「ちょっとだけ話があるんだ・・・・」


僕:「・・・わかった」








そうして、僕は敗北者と外に出た

咲) どうだ! いつものようにフラグを作ったぞ!!


狂人) ちゃんと回収するんだよね?


敗北者) 僕の傷のフラグもあるんだからね?

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