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狂人ですが何か  作者: 紅葉 咲
世界がガラッと変わった日
10/61

あいつらゾンビじゃね?

咲) 暇なう


狂人) 勉強しろよ。課題まだ終わってないんだろ?


咲) 今はゴールデンウィークだからダイジョブでしょ


敗北者) それ、死亡フラグ?


 敗北者:「うわ~? 人が人を食べてるよ? 感激だな~? まさか生きてるうちに地獄を生で見れるなんてさ?」


敗北者少し黙れ・・・


僕たちはあれから外に出て少し歩いていると交差点に出た


するとそこ悲鳴や人の残骸で埋め尽くされていた


車は建物に突っ込んだものや火を上げてるものがあり、


人は這いずる人や逃げまどう人、中には全身血だらけの人もいる


そして、人を食べる人も・・・・


敗北者:「ん? どしたの狂人? 黙りこくっちゃって? さすがにおどろいたの?」


僕:「いや、確かにこの光景はおかしいけどさ。驚いたりパニックにはなってないよ。てか、あの人よく生きてるよね」


僕は腰から下がなく、中身をオープンしてる人を指さした


敗北者:「ん~? ・・・いやあれは死んでるでしょ? さすがにさ?」


僕:「・・・やっぱり?」


敗北者:「そうだよ~? あんな状態で人が生きてたら戦争の時相手殺すのも大変でしょが?」


確かに戦争で上半身だけになっても銃もって襲ってきてたらきついよね


僕:「じゃぁ、なんで動いてんの?」


でも目の前には上半身だけで動いたりしてる人や、人の足食い破ってる人もいるしな~・・・


敗北者:「さぁ? ゾンビにでもなったんじゃないの?」


僕:「ゾンビってあの映画に出てくる動く屍? そんなの現実に居たらあぶ」


ないよ。と言う前に、首を半分食い破られ、眼球がない人がこっちに近づいてきていた


そして、大きく開いた口で敗北者を噛もうとし・・・


敗北者:「ちょ、キモいんだけど(笑)?」


敗北者の持っていた金属バットで頭をつぶされた


僕:「うわ~・・・」


とうとう殺っちゃいましたよこの子


しかも笑いながら・・・


まぁいつかは殺ると思っていましたがね


敗北者:「なんだよ~? 先にこいつが僕を殺そうとしたんだよ~? 僕は悪くない?」


ジト目で見ていた僕に敗北者が顔にいつもの笑みをうかべながらいう


僕はお面をしているが、何故かこの親友はお面ごしの僕の表情が分かるらしい


僕:「いやさ、仮にも人なんだからもう少しためらおうよ・・・」


敗北者:「え? あれ人だったの? キモ過ぎて分からなかったよ~?」


え~、あの人完全に人の形してたやんか。てか、キモ過ぎて殺すとか・・・


・・・同感だな


? あれ? 殺す? もしかして死んだのか?


僕:「あの人、死んだの?」


敗北者:「さぁ、死んだんじゃないの? ぴくりとも動かないし?」


そう言って敗北者はバットで自分で殺した人をつっついている


おかしいな、上半身だけで動く人、あきらかに出血多量の人、眼球がない人、心臓のある場所に何か刺さってる人。それが全部動いてる(生きてる)のに・・・


僕:「ふーん・・・。頭をつぶしたら死ぬんだ・・・。てか敗北者人殺しやんか」


敗北者:「これは人じゃないからダイジョブでしょ?」


あっけらかんとしとんね~おい


僕:「普通の人だったら罪悪感で潰れたりしちゃうのにね。さすが敗北者」


そう言って僕は歩きだす


敗北者:「いやいや、友達が、しかも遥か昔からの親友が目の前で人殺しをしてもいつもどうりでいられる君もなかなか凄いよ? さすが狂人? まぁ僕が殺したのは人の形をしたキモいゴミなんだけどね?」


そう言って敗北者も歩きだす


敗北者:「で、何処に行くの?」


僕:「きめてない。僕はただあそこは臭くてうるさいから移動してるだけだよ」


どこいこうかな~。あの公園にでも行こうかな~


??:「助けてください!!」


僕が何処にいくか悩んでいる時、若い女の人が小さな子供を抱えて何か叫んでいる所に出くわした


若い女:「この子今、おかしな人に手を噛まれてしまって血が止まらないんです!!」


見てみると小さな子の腕には赤く染まったハンカチが押し当てられていた


僕:「ねぇ敗北者?」


敗北者:「なんだい?」


僕:「ゾンビの映画ってたいてい少しでも噛まれたら死んでゾンビになるよね?」


敗北者:「なるね? そりゃもう80%の確率でゾンビになるね?」


僕:「だよね? じゃぁ、あの子供はもしかして・・・」


敗北者:「死んでゾンビになって復活するかもね?」


ですよね~


若い女:「きゃぁぁぁああああ!!!!」


そして、僕が敗北者と喋っていたら女の人から悲鳴が生まれた


若い女:「やめ、やめてやめてやめて痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いいたいいぃぃぃぃいいいいiiitataiiいいい!!!」


若い女の人は、子供に腕を噛みちぎられてるところだった


僕:「うわ~。きっついね~あれは・・・」


敗北者:「だね? でもこれでわかったね?」


狂人:「何が?」


敗北者:「あいつらは化け物ってことと、僕たちが化け物を殺していい理由と、こんなに化け物が増えた理由がさ? 化け物が僕たちを殺すなら、僕たちも化け物を殺しても別にいい、それどころか化け物を殺した人は場合によったら英雄になれるって事と、
















その『英雄』には僕と君みたいな人がなりやすいってことがさ?」





そういって、敗北者は笑った

咲) そうそう、WIIをワイファイにつなげたよ


狂人) 今頃!?


咲) マリカとかで『こうよう さく』って書いてたらたぶんそれ自分ですわ

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