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既視感あるくない?  作者: むぅむぅ星人


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プロローグ

——10年前、世界は炎に包まれた。


広大な領土と圧倒的軍事力を誇る共産主義大国クリリアは、隣国リラニアで激化する反政府運動を「民族解放戦線」と称え支援し、政権を転覆させた。

しかし、それは単なる序章にすぎなかった。


クリリアは新政権誕生から間もなくリラニアを併合、さらにエウロパへ侵攻を開始。電撃的な進軍でエウロパは領土の三分の一を失い、世界はクリリアの覇権に屈するかに見えた。


だが、遠く離れたエウロパ同盟国の大国コロンゴが介入し、戦況は膠着。広域に侵攻を続けるクリリアを、やがて世界世論は「人類共通の敵」と断じ、コロンゴも正式に参戦。

反攻作戦は苛烈を極め、開戦から10年。ついに戦火はクリリア本土へと達する。


追い詰められたクリリアは、自国の侵入を是としなかったのか、主要都市を自ら核で焼き払った。全土は放射線と灰塵に覆われた不毛地と化した。


ーー世界地図からクリリアという名は消えたーー


このクリリアvs世界国家と言う未曽有の世界大戦は後に「クリリア大戦」と呼ばれる事になる。



ーーーなぜ彼らはここまでの犠牲を払って無謀な侵略戦争を始めたのか、その理由は今も謎に包まれているーーー



戦後、母体国クリリアを失った共産主義陣営は分裂と内戦に揺れた。

特にクリリア周辺の旧衛星国では革命が相次ぎ、エウロパは積極的にその解放を支援。

リラニアをはじめとする新生国家群は次第に資本主義圏へと組み込まれ、経済・軍事共同体として再編される。

こうしてエウロパを主軸とした国家共同体「New Europan Union(NEU)」が誕生した。


戦後世界は、10年の時を経てNEUとコロンゴという二大勢力による新たな時代へと突入した。

民衆は資本主義と言う同一価値観である両国が衝突する事はないと安堵し今を迎えている。

ーーだが、人々の期待とは裏腹に世界は自ら暗闇を生み出していたーー



ーーその一端に戦争終結に発見された、歴史を覆す遺産があるーー


クリリアの極秘研究施設から発見された、人と機械を神経接続する適応制御技術。

後に 「Neural Adaptive Maneuver Gear(NuGear)」 と名付けられたそれは、人類がまだ触れたことのない可能性だった。


ほぼ同時にこの技術を手に入れたエウロパとコロンゴは、全世界に向けて「平和利用のための共同開発」を宣言した。

ーーだが人は同じ力を持った互いを信用出来ないのか…水面下では両国ともNuGearの軍事転用を進めていた――



ーー見えない冷戦の影が、再び世界を覆い始めるーー

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