詩「エンジン警告灯」
昨日エンジン警告灯が点いたので
今日電話をかけてから工場へ持って行った
ひとまず乗るのに支障はないそうだが、
一部部品の交換が必要だという
普段何ともないと思っている自動車でも、
こうしてアラームが点くと驚いてしまう。
専門家に任せるほかにはないのだが、
長く乗っているとこうしたことも出てきてしまう
エンジンの部品が届いたとの連絡があったので朝一で行くと、代車が用意されていた
やはりギアの位置がマイカーと違っているので見ないと空振りをしてしまう
午後になって工場から電話があって修理が終わったとのこと
とはいえ今日はもう遅かったので明日伺うと伝えた
マイカーよ、一晩待っていてくださいな
昼過ぎ車を取りに工場へ行ったが誰もいない
店内の電灯がついていないが、
自動ドアは開いたし、ラジオもついている
何度か声をかけたけれども返答はない
それでも声を出すと、二階から降りて来る人影が
声をもう一度かける
作業員らしい、つなぎ姿の若者だった
車を取りに来たことを告げる
自分の車を指さして
「ああ、直ってますよ」
一礼をしてからマイカーで工場をあとにした
その時、別の作業員と事務員が店の横にいた
どうやら昼食休憩のタイミングだったようだ
そんなことを思いつつ操作に慣れたマイカーに乗って買い物へ出かけた