第七話 援護
「今だ。」
シュバッ
自分でも思った以上に強く斬ることができた。狙いを定めることができたからだろう。
流石にこの一発で倒すことはできなかったが、かなりのダメージを与えることができたはずだ。
その証拠に侵入者がよろけている。
この隙にもう一発。
シュバッ
侵入者が塵になり、消える。
油断は禁物。
背後からもう一体の侵入者が近づいてくる。
!!!
「ぐぅ……!」
避けれなかった。
僕の腹に向かってきたパンチをもろに食らってしまった。
かなり痛い……
でも、こんなことで怯むわけにはいかない。
もう一発くるーー
キィィン
顔に目掛けて放たれたパンチを刀で受け止める。
そして拳を弾く。
「はぁ……はぁ……」
流石に疲れてきた。
でも、動きを止めるわけにはいかない。
先程、腹を殴ってきた侵入者がこちらに向かってくる。
シュッ
カウンター。
そしてもう一発。
まだだ。
もういっぱーー
スカッ
「なっ……」
避けられた!?
まずい。蹴りがくる!
「ぐはっ……」
よりにもよって、さっき殴られた腹を蹴られた。
「うぅ……流石に痛いし、苦しい……」
でも、僕はシュンや功力と勝負してるんだ。こんなところで死にたくない!
「とりゃぁ!!」
渾身の一撃。
侵入者が塵になる。
「はぁ……はぁ……」
「おいおい、大丈夫かよ、トウヤ。かなりピンチなんじゃねーの?」
シュンが心配そうに声をかける。
「大丈夫。……とは言えないかな。」
「マジかよ。無茶すんなよな!オレが銃で援護すっからさ。っていうか、銃はどっちかというと援護向きなんだけど……」
シュンはそう言って銃を構える。
「三体だ。」
「え?」
「オレが倒したのは三体だ!」
「……僕も三体だ。」
勝負はまだ同点。
勝てる。いや、
「勝つ!」
僕はそう言って侵入者の方へ走った。




