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第六話 合流

「功力!」


「よかったー。お前達、生きてたんだな!この体育館をずっと周ってたんだけど、なかなか1年3組のメンバーに会えなくて、正直不安だったんだよ。」


 それはーー


「それは、今残っている1年3組の生徒がここにいる、日丸、内山、功力だけだからだ。」


 いつものように冷静で、でもどこか悲しい声で黒井先生が告げる。


「そうなのか……」


 このどデカい体育館をずっと周ってクラスメートを探していたのか……。

 功力は人一倍クラス思いなやつだから、いくらいつも元気で明るくても、流石に辛いことだろう。


「んじゃあ、オレらがみんなの分まで頑張って、この学校のピンチを救おうぜ!」


 そうだった。こいつは元気で明るくてーーポンコツ。

 こんな意味の分からない状況でも、こう前向きで純粋な考えになる。

 それが功力の良いところなのかもしれない。


「丁度いい。功力のところへ向かう手間が省けた。これからは集団になって行動しよう。」


 よかった。黒井先生が無茶なことをする必要がなくなった。


「うわ!集団になってるから、侵入者がおれ達んところに集まってくる!……囲まれた。」


 シュンが少し慌てた様子で後ずさっている。

 本当だ。僕達が少し話している間にこんなにも侵入者が集まっていたなんて。

 ざっと10体、いや、15体はいるだろうか。


 僕、シュン、黒井先生、功力は背中を合わせ侵入者と見つめ合う。

 なんだか、このメンバーだと十分に戦える気がしてきた。


「シュン、さっきの勝負忘れてないよな?」


「もちのろん!」


「なんだそれ!?面白そう!その勝負オレも混ぜてくれよ!」


「……はぁ。気を緩めるなよ。」


 ダッ


 四人が当時に駆け出す。


 僕はまず、目の前の侵入者を斬り、その勢いで近くにいた侵入者も斬りつける。

 侵入者が僕の頭を目掛けて殴りかかる。

 それをしゃがんで避け、すかさず足を斬りつける。

 近くにいた別の侵入者が、僕に向かって蹴りを入れてきた。

 僕はその蹴りを刀で受け止める。


 とにかく何回も斬る。それが僕の得策。

 だから、なんとか刀の届く範囲まで近づきたい。


 ーーいや、僕が近づく必要はないのか。


 先ほどから、侵入者は僕たちを殺すためにしか動いていない。

 つまり、侵入者自ら僕を殺そうと近づいてくる。


 そういえばさっき、功力が来る前にカウンターを狙ってたっけ。

 それでいいんだ。

 もう一度試してみよう。


 僕は侵入者と少し離れて、構えをとった。

 案の定、侵入者が走ってこっちへ向かってくる。


「今だ。」

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