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後ろから声を掛けられた。

振り向けば離れたところに六、七才位の子供達が立っている。

ふと、自身の足元を見ると球があった。どうやら球蹴りをしていてここまで転がってきてしまったらしい。

球を拾い上げる。



「ほら、気をつけて遊ぶんだぞ」

「兄ちゃん、ありがとう!」



男の子が一人駆け寄ってきて、両手を広げ笑顔で受け取ろうとした時だった。



「――コウガっ!一体何やってるのっ!?」



近くの家の中から出てきた女性が、こちらを見るなり血相を変えて飛んで来た。


そのまま男の子の腕をぐい、と引っ張り、カイから引き離される。

届かなかった球がぽとりと地面に落ちる。



「“神守の人とは関わっちゃ駄目”だってお母さん言ったでしょっ!!もしもの事が有ったらどうするの……っ」

「……っ」



カイは息を飲む。

騒ぎを聞きつけた近くの村人達が何だ何だと集まってきた。


「ああ、あれほら、今度の新しい神守の……」

「嫌だねぇ……こっちまで祟られるんじゃないか」



ひそひそと、心無い中傷をされる。

先程の母親は男の子を抱き締めてこちらを睨んでいた。



「あ、あの……」

「帰ろうか、タチノ」



タチノの言葉を遮ってカイはぽつりと言った。

母親と男の子の方に向かって一度頭を下げ、タチノの肩を抱いてその場を後にする。


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