CHAPTER2. 何処だ此処は!?
前回のあらすじ…お亡くなり申した/(^o^)\
さて、どうした物か…
目を見開くと白、一面真っ白な場所がソコにはあった。
「知らない天井だ…」
一度は言ってみたい台詞である。
口にしてから思ったが、そもそも此処が何処だか分からないのだから知らないのは当たり前だ。
「それにしても真っ白だなぁ…」
辺り一面真っ白な部屋、あからさまな人工物感を感じるので人工物なのは分かる。
「…お?」
明らかに監視をする為の物が…
「あー」
少し厄介な事に巻き込まれてしまっているようである。
「目があるのか…」
落ち着いたのか少し察しが着いてきた。
実験、医療、拷問、監禁…
一先ず思い当たる可能性を念頭に浮かべる。
「死んだ人間には人権無いからなぁ…」
本人が実際に"死体"にならなくても、世間で"死んだ事"になっていれば人権は無くなる物である。
ソレでも、偽造等による出費はとてつもない物になると思うのだが…
「自分にそんな価値は無いと思うんだけどなぁ…」
一応人体実験としては役立つ筈である。
「何故…何て事は本人達に聞かないと分からないしな
ぁ〜」
寝っ転がったままその様な事をブツブツ言っていても仕方が無いのは一目瞭然である。
「よっ…っと?」
少し違和感は感じるが特に問題なく四肢を動かせるようだ。
「五体満足…か。」
いい事である。とても素晴らしい事である。
四肢が"異様に白い"事を除けば特に問題はなさそうである。
「グラグラする〜」
何時も以上に甲高い声でそんな事を喋る私。
死にかけるような出来事があったのだ、五体満足に生きている事に比べれば少し己の声が記憶と違く、全身が異様に白く動かしズライ事は特に気にならない物である。
気にならないったら気にならない!
ただ、少し気になるのは…
「私ってば何も着てないんだよなー」
不思議と寒気はしないし一人なので特に気にはしていなかったが私は絶賛全裸である。
▷ 私 は マッパ になっている!!
「温度調節とかされてるんだろうなぁ〜」
傍から見たら変態であるが、私が脱いだのではなく脱がされていたので私に非はない。
無いったら無い!
実験というワードが思い浮かぶのは全裸が理由だったりする。
一先ず己の事は天の彼方へ放っぽって置き、この一面真っ白な部屋の出入口が無いか一応探ってみる。
一通りの床と壁をペタペタ確認してみたが特に出入口がある訳では無いようである。
「やっぱ無いかー」
出入口があっても全裸の状況だと部屋の外へは出られないのだが…
「こんな霰も無いす…が…!?」
無くなっていた。
ナニがとは言わないが無くなっていた…
「ちょっとショックだぞ!?」
綺麗さっぱり無くなってしまっている。
その現実を突き付けられた私は膝から崩れ落ちるのであった。
とりあえずこんな感じですかね?
疑問等が有りましたら"出来るだけ"回答しようと思いますので悪しからず。
前向きに善処させて致します。m(*_ _)m