相互評価クラスタは長期的に見ると、かなり不利
珍しく、くっそ真面目なエッセイを書こう。
相互評価クラスタを批判するわけでも、肯定するわけでもなく。
もし、その機構をうまく使って、デビューできても、金儲けは非常に難しいと言った、現実的な問題をこのエッセイに集約してみる。
ではでは、さっそく本題に入ろうか。
相互評価クラスタの人間達は総じて、ポイントを入れて貰い、出版社の眼にとまって拾い上げデビューしたい。と考えている。
デビューまでは、とにかく弾数が欲しい小さな出版社が拾ってくれる可能性もあるので、そこまでは問題ないだろう。
問題はその後だ。
拾い上げ、となると、大賞を受賞したような賞金はなく、小説の印税が貴方達の収入源になる。
さて、ここで出てくる問題が一つ。
あなたの小説、売れるの?
断言するが、間違いなく売れない。
恐らく、初版を一万部発行して終わりではないだろうか。
なろう小説の大半が売れている理由は、なろう時代に虜になった読者が買ってくれているからである。
彼らは奇特な人間だ、新刊が出るたびに購入し、それは発行数と言う数で世間の人々に認知される運びとなっている。
なろう時代で稼いだ人気は、そのままプロ時代へと受け継がれていくのだ。
パワプロ君のサクセスだと思えばいい。
では、次の問題をあげよう。
デビューさえすれば、売れるかも知れないなんて、ただの幻想だ。
なろうで人気になれなかった人間が、プロの世界で評価されるわけがないのである。
さて、なろうはただの通過点と考えている貴方に忠告しよう。
通過点でもねーよ!! ここ、小説の練習場所だよ!!
拾い上げで、人気になった作者が居るので、勘違いしやすいが、そもそも、その作者達と、相互評価クラスタで有名になった貴方達とは決定的に違う点がある。
まず、人を引き込むタイトルからして違う。
次に、読みたくなるあらすじからして、貴方達は数段劣る。
最後に、面白いプロローグが書けていない。
プロの世界で最も重視されるのは、この三つである。
と言うより、この三つがなっていないと、読者は読まない。手に取ってすら貰えない。当然、売れない。
プロの世界に入ってしまえば、読者は我慢して読む、なんて事は絶対にしない。たまたま手に取って、ちょっと読んでみようと思った読者でさえ、くっそつまらんプロローグを見た瞬間、本棚に戻しておしまいである。
どれもこれも、なろうで練習できるものである。
練習をすっ飛ばして、結果だけ得ようとしても、無駄だ。
そろそろ心が痛くなってきたかい?
副垢でも使って、私を叩いてスッキリしたくなったかな。
安心したまえ、これで最後だ。
まだまだ問題点は山積みだが、これは大まかな問題を書くエッセイである。
はい、最後。
一万部も売れたら十分? いいえ、車すら買えません。
ラノベの印税と言うのは、どんな出版社でも、最大で10%である。
大体のラノベは一冊600円だ。
この10%といえば、60円だ。
そこに一万を掛けてみよう。
60万円だ。
さて、これは君にとって、多い金額なのかな?
君にとっては大金でも、世間一般で言うと、はした金と呼ばれる部類のお金である。
一生ついて回る卑怯者の悪名と引き換えにするには、些か、安すぎるお金だ。
さて、君が相互評価で、デビューしたとしても、次の作品を出してもらえる確率は0%に等しい。完全な0ではないので、出してもらえるかも知れないが、そこには「相互評価を使ってデビューした厨房」と言う肩書が一生ついてまわる。
ああ、世間が忘れ去れるなんて、甘い考えは捨てた方がいい。
人間には「正義の立場から、悪党を叩きたい」と考えている人間が少なからず存在する。
彼らが叩けるのは、度胸も背後関係もないちっぽけな小悪党だけだ。
貴方達は「相互評価なんて悪い事じゃない」と言いたいだろうが、それを肯定しているのは貴方達だけであり、基本的に日本人はそんな不正を嫌う為、小悪党に分類されてしまう。
そして、そんな都合のいい小悪党なんぞ、そうそう出る物ではないので、十年以上は、本を出す度に叩かれ続けるのを覚悟した方がいい。
そこまで酷い事をやっているとは、私も思わないが、彼らはとてもしつこいのだ。
しばらく、玩具になる事は確定済みだろう。その間は悪名が独り歩きするので、他人によって悪党に仕立てあげられる気分を存分に楽しむといい。
さてさて、ここまで聞いて、何か言いたい事があるなら、感想欄に書き込むといい。
・売れないとは限らない
・ばれないように名前を変えればいい
・そもそもエッセイが気に入らない
・亜細万が気に入らない
・俺達は正義だ!
・批判するやつは条件反射で叩くお!
なんて感想はスルーさせていただく、どれも根拠のない感情論だからだ。
それと、私個人として、相互評価をしている人間に忠告しよう。
君達は自分達のやっている事は正しい、不正じゃないと叫ぶが、本当に正しいと思っているのなら、目標に向かって猛進した方がいい。
君らが感情的になって反論する度、批判する作者を叩くたびに君達の正しさと言う物は無くなっていく。
もう既に、相互評価は悪と言う風潮が出来てしまったので、手遅れではあるが、一つだけ、言葉を送ろう。
「正しさと言うのは、成功した人間だけが口にできる」
以上だ。
追記。
運営が動いたね。
これで相互評価を行っている人間は、自分達が正しい、間違っていないとは言えなくなった訳だ。
これから、君達はどうするんだい?
では、いくつかの選択肢を与えよう!
①バレなきゃいいんだぜ☆彡
と、静かに続ける。
恐らく通報祭りになるから、速攻消えると思われるが、頑張ってくれ。
②犯罪ならやらないよ! 見つけたら通報するよ!
と、謝罪文を乗っけて、相互した作品を削除して強い方に回る。
祭りのヒーローになれるぞ。
③黙ってグループを抜けて、アカウントクリーニング
正直これが一番賢いと思うが、同時にもっともつまらない選択肢だと思う。
④黙殺
アカウント消さないし、作品消さないし、グループは抜けておくが、黙っていれば、ばれないだろと高をくくって黙っておく。
これが一番多いんじゃないかな。
⑤僕が正義だ! ヒナプロジェクトは間違っている!
と、キチガイムーブ。
やれとか、やるなとか言わないが、それを見て笑う人間が居るのは覚えておきましょう。恐らく、君ら専用のWikiが出来ると思う。
どれもこれも、なんか終わってる選択肢である。