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メリッサちゃんは王様のかわいい召使  作者: 桜雨実世


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6/12

蟹完食です

 夜食界隈第2夜です。


 昨日、誤って四本もの蟹を食べてしまったので、こうなったらヤケクソです。

今日は全部食べます。


 前に懸賞で当てたちっちゃいフライパンに、半分に折ったパスタ、お水を入れます。

 かまどはないのですが、フライパンを宙に浮かし、持ち手以外を加熱させることで、お料理ができます。


 それから、ほぐした蟹! 残しておいた朝食の残りの牛乳とバターを収納水晶から取り出して、くつくつ。

 懸賞で当たった塩と胡椒をパラパラ振って味を整えます。


 パスタに火が通ったら、ワンパンパスタの完成です。


 ハムハム。

 うまー。


 丁度、ベルが鳴りました。王様が私を呼んでいるのです。


 私は急いで王様の元へと向かいます。


 王様は何か悪い夢でも見たのか寝汗でびっしょりです。


 私に向かって、

「冷たい水を持って来い。着替える」


 私は頷いて、井戸から新しいお水を汲んで運びました。

 王様が水を飲んで一息ついたところでお着替えの手伝いをします。


 それから、王様が言いました。

「ルンルン歌ってほしい」


 私は五分くらい歌いました。


「しばらく自由に過ごしていい。部屋から本でもなんでも持ってきて過ごしてくれ。一人は嫌なんだ。そばにいてほしいんだ」


 私は頷いてから言われた通り、フライパンとフォークを持参し、座ってパスタを食べ始めました。


 冷めてしまったので、魔法で温め直します。


 やっぱりうまー。


 王様は私の様子をじっと見ています。


 お口直しに黒い炭酸ジュースを飲みます。

 これはとっても貴重なのです。お外に行けた時にだけ一本だけ買います。

 瓶に入っていて、魔法で瓶の蓋を開けるとシュポンという軽快な音とともに、蓋が飛ぶように外れるんです。


「アハハ」

 私はその様子が面白くて思わず笑っていました。


 黒いジュースシュワシュワしておいしー。


 王様はベッドから出ると、私の頭をおもむろに撫で始めました。

 そして、

「ねんねねんね」


 何か言い出しました。

 ……なんか眠くなってきた。


 王様の前なのに……。



 メルヴェーユはメリッサが寝たことを確認してから、残ったパスタを口に入れ、黒い炭酸ジュースを飲んだ。

 やはりおいしそうなものを見てしまうと我慢できない。しかし、食べさせてと言えば命令になってしまって、それもどうかと思う。


 でも、こうやって食べるというのもというところ、メルヴェーユはどうでも良くなった。


「うまいな……、これ」


 それから、メリッサを抱き上げてベッドに寝かせた。

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