ソール 1
もぉ一人の主人公
ソールのエピソードが始まります。
「つまんないなぁ〜」
僕は今、退屈と戦っている。
ソール・ディアマント
アインスト国の第三王子。
七つ離れた長兄と
五つ離れた次兄
二つ離れた姉に、五つ下に双子の妹達がいる。
父様と母様は濃厚に相思相愛、しかも子供好き。
そりゃぁ子沢山にもなる。
アインスト国は大きな大陸で。色んな人種が分布して構成されている……
どちらかと言えば群小国家の様な形だ。
大昔は個々の拠点が離れていて
交流が頻繁じゃなかったから、血が交わる事もなく。
種族の違いがハッキリしていた。
それも魔道具の発展により、移動距離や時間が短縮され、交流が容易になり
異種族間の婚姻も増えて、人種は緩やかに混ざっていった。
異種族と言っても…角があるとか、羽があるとか、見た目に大きな違いがあるわけでは無い。
遠い外国には居るが…容易に行ける距離ではない
(いつか見に行くつもりだ♪……もぉ行っちゃおうかな…)
アインスト国の異種族とは
大きくは魔力・魔法の特性の違いを指す。
他にも見た目には分かりづらい特徴がある種族もいるが…それも魔力と関わりがある事だ。
だから、姉様が留学しているウナヴォルタ国の人々も異種族と言える……
産まれ落ちた瞬間から、魔力が放出状態だなんて……特性が明らかに違う。
人種の違いは主に魔力に現れて…目印の様に、髪色や目の色が共通する。
例えば、東の海近くに故郷を持つ[海の民]の一族は、涙が真珠に変わると言う特徴があり、結界・防御魔法が得意。
そして必ず水色の髪に青い瞳だ…
水色の髪・青い瞳・真珠に変わる涙
この三つの特徴を持って[海の民]の一族の証明となる
全く魔力を持たない人も稀にいるが、この世界は大体が、大なり小なり魔力を持っている。
長い年月をかけて種族が混ざった為
先祖返りの様に…突然、特有の魔力を持って産まれる赤子がいる。
そうゆう赤子は、場合によっては、同じ特性の人種が多く暮らす各々が故郷と呼ぶ土地へ集められる。
色んな理由があるが……特異な魔力の扱いを学ぶには同種族の中でが良い。と言うのが一番の建前だろう。
そんな風に…一部、種族と言う物を切り離せない事情のある血統が、多く点在するので、未だに群小国家の様な形で纏まっている。
まぁ、それで特に問題無く統率出来ているから、我が国はこの形で良いのだろう。
かく言う…ディアマントの名を持つ王族も、元々[金の目]の一族と呼ばれていた。
このソールの人物像を考えていたら、このお話が出来ました。




