表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
側にいる為に必要な事〜黄金の王女〜  作者: Kurakura


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/19

ソールとエピオテス 2


 ソールは

ペラペラペラ〜っと一気に捲し立てる


「エピオテス様は剣術がとても()()()と聞きまして。

僕は剣術にも努めているんですが、僕がいけないんでしょうね…鍛錬に王宮の近衛騎士達や騎士団の方々を付き合わせては、疲労困憊にさせてしまって…お陰で上達できたのですが、僕と()()に手合わせ出来る相手が、役職に就いた忙しい身の者ばかりになって…自国では誰も僕の相手をしてくれないんですよ。

退()()していたところにエピオテス様の武勇伝を聞きまして♪ これは是非とも!手合わせ願いたいと。伺った次第です。」


『あ〜〜…退屈って言っちゃった〜』

ソール付き従者の二人は心の中で冷や汗をかく…

これでは、『退屈だから暇つぶしに相手をしろ』と言ってる事になってしまう


 従者の二人は主人が失言したと思ってる様だが

ソールは()()()あからさまな言い方をしている


不快感を植え付け『早く返したい』と思わせようと

では、()()()()()()には?

手っ取り早く願いを叶えれば良い…ソールご所望の剣術の手合わせを。


『僕が来てるのは直ぐに姉様に伝わるはずだ…』

ソールは自身の剣術の腕前に自信があった。

とにかく、エピオテスを打ち負かしたい…

アウローラに知られたら止められる…


 自身に掛けた[感情を抑える魔法]が解けそうなほどに

感情が昂ぶっている事に、気付いていなかった



そんな発言を受けたエピオテスは

「そうですか…」

『武勇伝…?学園の剣術大会で優勝した時のことかな?…あんな学園行事…武勇伝だなんて、恥ずかしいな……』



「「………………………」」


どうやら、エピオテスには伝わらなかった様子である。


 『……もぉちょっとストレートに煽ろう…』


「僕はエピオテス様に勝つ自信があるんですが♪ エピオテス様は如何ですか? あぁ…僕みたいな子供相手じゃ本気出せないですか? でも、今なら「子供相手だから手加減してやった」って言い訳できますよ♪」


ソールは

向かいに座るエピオテスにニコニコと笑い掛け、煽り発言をしながら脚を組んだ。


 ソールの従者は自分達の主人が、主人の姉王女の婚約者である隣国の王子に喧嘩を売っている事実に

まさかこんな事になるとは…と蒼ざめている。


 エピオテスの従者達も、祖国の王子が今の主人に喧嘩を売っている…と動揺を隠せないでいる。


ソールの言葉に、エピオテスの眉がピクリと動いた。

『…………随分あからさまに煽ってくるな……どうするか……』


少し思案して

「………お相手しましょう。」

と言って、エピオテスはソファから立ち上がった。

エピオテスは後頭部を掻きながら思う…

『一度手合わせすれば満足するだろう。』


 『よっし!』

「ありがとうございます♪」

続いて直ぐにソールも立ち上がる。


「ソール殿…」

エピオテスはソールに顔を向ける。


「はい。なんでしょう?」


「この宮から闘技場までは一里と少し(約四キロ)あります。準備運動を兼ねて走りましょう。」

そう言ってから侍従に指示を出す。


「ソール殿とお連れの従者方に着替えを。」




二人は侍従達と共に闘技場へと移動する。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ