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52.ショッピング!

 その後も刹那と他愛のない話をした後、目的の駅に着き、電車から降りた後、最初の目的地であるショッピングモールに向かった。


駅からはかなり近い所にあったので長時間日光に焼かれるといったことはなかった。

というより冷房がちゃんと効いており涼しい。エアコン最強!


そして今俺達がいるのは雑貨屋であり、インテリアのコーナーにいる。

俺達はあまりウインドショッピングをしたことがない。だから、すぐに飽きてしまわないか不安と言えば不安である。

とそんなことを考えていたのだが・・・・


「ねえねえ!これ見て!かわいい~」

と目をキラキラさせながら、手に取る物を眺める刹那。


その手にはプラスチック製の収納ボックスのような上一面だけ空いている箱がある。

そのの側面に眠っている子猫がプリントされている。

そう、たったそれだけなのだが。


正直なところ、俺はそういうデザインが入っているとかよりも使えればそれでいいと思ってしまう性格なので、その箱に自体には俺は何も欲しいとは思わない。

のだが、さっきから商品を手に取り眺めながら表情をコロコロと変えていくのは見ていてとても癒やされる。


商品をムムムっと難しそうな顔で選んだ後、商品を手に取ってニパっと笑顔に変わる。


「永遠、これなんかどう?」


「うーん、何に使うの?それ」


と言って見せてきたのは、今度は犬か猫の足跡がプリントされた箱。さっきとデザインが違うだけだよね?


「もーお、そこじゃないよ!ここの柄がどぉって」


「えっ、柄の方?どっちも変わらなくない?それに似たようなやつならまだ家にあった気が・・」


「むぅ、永遠はわかってないなぁ。私達2人で住んでいる家だよ!私と永遠で買ったものをなんか置きたくない?」


「あの家は刹那の両親の家なんですが」


「別に両親は海外出張でほとんどいないんだし、いいじゃん。それにお母さんからは私達色に染め上げてもいいって言われてるから!」


「そっ、そうなのか」

お義母さんたち、なにしれっとそんな許可を出しちゃってるんですか!?


「とはいえ、もう収納に困っているということはないしなぁ。新しく買い替えるのはなんかもったいないし、もっと、普段から使えるやつがいいな。それこそ毎日使うレベルで」


「はいはい、柄の件はスルーですかそうですか」

と頬をプクッと膨らませる。


「いや、ごめん。そういうつもりじゃなかったんだけど・・・できることなら、刹那と買ったやつは毎日大事に使いたいなぁって」


「わかってるよ。私も毎日目にするものがいいしね。それにお母さんたちが買ったものを買い替えるのはやっぱり申し訳ないしね。お父さんとラブラブだし!」


と嬉しそうにしながらもどこか呆れたような様子で言う刹那。

そんな刹那もかわいいと思いながらも、なんか使えるものないかなと考えていると・・・


「あっ!そうだ刹那」


「何か欲しいもの思いついた?」


「コップなんかはどうだ?」


「あっ!それいいね。珍しく永遠が家庭的なことを言うじゃん」


「うぐっ、確かに刹那に任してることが多いし・・」


「ふふ、冗談!永遠は私のことちゃんと考えてくれてるもんね。すごく嬉しくて何よりの家庭的だよ」

と褒められて恥ずかしくなったので、


「ほらっ、そうと決まったら、早く行くぞ!」

と無理矢理に刹那の手を掴んで売り場に向かう。


「もう強引だなぁ~照れちゃって、かわいいぞぉ」


と嬉しそうにからかってくる。顔は恥ずかしくて見えてないが、きっとニヤニヤとした顔で俺を見ているに違いない。

くそぉ~。なんか悔しい。


そして、売り場を移動した俺はコップを眺めみている。

売り場についたら、刹那に


『私が永遠に合いそうなやつ選ぶから、永遠と私でお互いのものを選んで交換してみようよ』

と言われ、先に行った刹那がコップを隠しながら戻ってきて今度は俺の番ということだ。雑貨屋の一部でしかないので売り場はあくまで1箇所だけだ。


さて、何を選ぼうか・・・刹那と用途はちゃんと決めてある。お茶や水などを飲むためだ。

普段から冷たいお茶をメインに飲む俺達にはティーカップといったものはあまり使わないので、持ち手のない片手でガッチリと掴める持ち手なしの厚めのプラスチック製の割れにくいコップにしようかなと考えている。


こうして、形は決まったのだが、

「後は、デザインか~」


デザインにはかなり頭を悩ませた。普段からデザインは二の次に考えてるので真剣に考えたことがない。

刹那に使って欲しいやつはな・・・と探していると、なんか1つ気になる物があったので、それを手に取る。


これだ!と俺の直感が訴えていたので、それを手に取り隠しながら刹那のもとに向かうことにした。

戻る際に、一通り確認したが気になることはなかった。


これで喜んでくれるかな。と期待半分不安半分のまま刹那のところに戻るのであった。

今回も読んでいただきありがとうございます。

今後もよろしくお願いします!


「なあ、あれがろくにウインドショッピングをしてこなかったやつらのすることなのか?」

「知らないわ」

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