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18.助けて・・

すみません今回も暴力的な描写があります。気をつけてください。

1話の中身が少なくなってしまい、すみません。

次回から数えて後2話でこの状況を終わらせます。

 窓を開けての外を眺めていると、突然何かが倒れる音がした。

俺は驚いて音のした方に目を向けた。すると、向かいにある俺達教室の机が酷く散乱としていた。


そして、その近くに倒れる人影に近寄るもう1つの人影があった。よく見えなかったが倒れている人の胸倉が掴みあげられ、夕焼けの光に照らされた瞬間、体がその教室に向かって走り出した。


その後、頭で理解する。

あの一瞬だけだったが刹那に違いなかった。それに刹那の告白場所は教室だと言っていた。

背中に嫌な汗が流れる。


刹那、無事でいてくれ!

ただそれだけを願い。教室へ続く廊下を走った。





 もう何も考えられなくなった。こんな最低な男に好きなようにされて、もう私はただただ目の前の現実に絶望するしかなかった。体はそこら中痛く、抵抗している間にたくさん殴られた。初めに蹴られた足も動かない。


もうやめてほしい、永遠のところに帰りたかった。

しかし、私の願いとは反対にスカートに手を伸ばしてきた。ニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべてその薄汚い手が伸びてくる。


こんなやつなんかに・・・永遠・・・

布が擦れる音がする。だけどもう抵抗する気力も力も私には残ってなかった。


ごめんね、永遠・・・・こんな私で・・・

完全に脱がされるその直前


教室の扉がバタンと開く音がして

「刹那!」

ずっと待ってた、聞くと心の底から安心する大好きな永遠の声が教室に響いた。





俺は教室を見る。

刹那は床に倒れていて上下ともに服もはだけており、その白い肌は見える限りでも赤く腫れあがっているところがたくさんあった。自分の感情が一気に怒りで支配される。


目の前で刹那に覆いかぶさっている男に向かって叫んだ。

「そこで何してる!?刹那から離れろ!」


男が反応し立ち上がって後ろを振り返って、

「お前は冬海だな。何してるって?見ての通りだ。刹那が俺がいるのにも関わらずお前というクズと一緒にいるからわからせてやっただけだ」

そう言って、男、同級生の石田は刹那の左足を踏みつける。


「あぁっ。あああああ」

刹那が悲鳴をあげる。

「この!やめろ!」

俺はいても立ってもいられず、勢いに任せて突っ込み石田を突き飛ばした。

刹那を踏みつけていて上手くバランスがとれなかったようで非力な俺でも吹っ飛ばせた。


急いで刹那のもとに駆け寄る。

「刹那!」

俺は刹那を優しく抱きかかえる。ひどい様だった。衣服はボロボロでいつも綺麗な白い肌は至る所が腫れあがっていた。目も涙で腫れていた。


許せない・・・よくも刹那を・・・

怒りがさらに加速する。


「・・永・・・遠!」

かすれながらも名前を呼んでくれる。

ほっとする。よかった意識はあるみたいだ。少しだけ安心した俺は刹那に声を掛けた。

「刹那、大丈夫か!すぐにここから・・」


しかし、刹那の顔は急にハッと何かに気づいた途端、声を震わせながら俺に何かを伝えようとする。

「!・・うし・・・ろ」

「えっ?」

刹那に言われて後ろを振り向くとそこには獲物を狩る鬼の目をした石田が立っていた。

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