第六十七話 還付申告……?
お読みくださり、ありがとうございます。
確定申告。
お金が戻ってくるという素敵な儀式だ。
去年は、持株会の配当金にかかっていた税金が戻ってきた。
今年はあらたに、ふるさと納税が加わった。
そして、もうひとつ……
海外ETFの分配金にかかっている税金を取り戻したい。
投資を始めた2019年は、非課税枠内に収まっていた。
非課税の限度額は120万。
期間は5年間。
非課税なんだから。
税金のことは考えなくていい。
投資がうまく行ったとしても。
非課税枠を超えて投資するのは、6年後。
その時になったら、考えよう。
証券口座を作るとき。
特定口座の源泉徴収「あり」か「なし」かの選択を迫られた。
源泉徴収ありにすると。
自動的に税金が引かれるので。
確定申告は不要。
源泉徴収なしにすると。
確定申告が必要。
ただし、儲けが20万円以下だったら、確定申告は不要。
投資額の低い人や、初心者は「源泉徴収なし」がおすすめ。
「源泉徴収あり」にすると、稼ぎが20万以下でホントは免税なのに。
税金を払うことになってしまう。
ならば「源泉徴収なし」だ。
万が一、20万超えて稼いだとしても、確定申告すればいい。
証券会社から「年間取引報告書」が送られてきた。
これをもとに、確定申告するのだ!
……マイナスでした。
利益が、出ていません。
買うだけで、売ってないからね……
ちなみに、マイナスの場合、確定申告は不要だ。
いや、だけど!
分配金は、もらってるし。
そっちはどうなの!?
海外ETFの分配金は。
「源泉徴収なし」にしておいても。
容赦なく税金がさっぴかれる仕組みだった……
しかも、海外ETFの分配金は、二重課税。
アメリカから、税金が引かれて。
日本国でも引かれる。
さすがに取りすぎなので。
外国税額控除の申告をすると。
税金の一部を取り戻すことができる。
返してもらうだけの手続きは。
還付申告というらしい。
還付申告は、1月からできるって……
確定申告の時期を、待たなくてもいいんだ。
持株会の配当金のお知らせが来たら、やってみよう。
でも、去年は市役所で手続きしたっけ。
とりあえず、市役所に聞いてみよう……




