第三十五話 貸株やってみた
お読みくださり、ありがとうございます。
今、私の身には呪いが科せられている。
「8500歩かないと、お家に帰れない」という呪いが……
バーチャルウォーキングラリーが終わるまで続くのだ。
今日は、9438歩。
消費カロリーは、292カロリー。
虎屋の羊羹二切れくらいだ……
歩くって、人として当たり前の動作だから。
カロリーの消費量は少ないんだよね。
歩いた後は、牛乳を飲む。
プロテインの代わりだ。
欲しいものは、金と筋肉。
どっちも、大切だが。
簡単には手に入らない。
「貸株」という制度が、この世にあることを知った。
株を貸すと、お金がもらえる。
条件を知って、無理だと思った。
NISA(少額投資非課税制度)は、対象外。
非課税の限度額は、年間120万。
投資を始めた頃には。
限度額を超えることはない、と思っていた。
それが、コロナショックのおかげで。
あっさり実現してしまった。
よーし、やってみよ。
株のレンタル。
金利は、0.01%
ドキドキしながら、申込み。
お金が、振り込まれた!
よーし、よし。
えっと、0.03ドル……
3円くらい。
そうだね。
ラクして稼ぐって、甘い考えだよね。
めっちゃ投資した翌月には。
0.43ドル振り込まれた。
毎月、振り込まれるのはありがたい。
ありがたいのだが……なんだか切ない。
振込は、毎月じゃなくてもいい。
半年に、いっぺんでもいいから。
せめて、1ドル以上で受け取りたい……
しかし、この制度。
考えようによっては、すっごくトクなのだ。
海外ETFでメインにしているVOOの年間コストは、0.03%
貸株の金利は0.01%なので。
年間コストが3分の1削減できる。
株価が上がったり、下がったりするのは。
自分じゃどうにもできない。
でも、コストだけは、どうにかなる。
投資の本のアドバイスの中には。
「コストの安さだけで、選んじゃいけない」というのもあったが。
コストが高いからって、儲かる保証はどこにもない。
むしろ、低コスト商品を売ってる企業努力を讃えたい。
コスパ良で稼げる商品って、最強だよ。
日本の投資商品も、もう少しコスパが良ければいいのにな……