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第三十二話 冒険者登録、みたいなことをやってみた

お読みくださり、ありがとうございます。

 市の広報を見ていたら。

 先着順で、1,800円と引き換えに6千円相当のタニタの活動量計をプレゼントという企画をやっていた。


 平日休みをとって市役所行くのは、少々面倒だが。

 幸か不幸か、コロナのおかげで休みが非常に取りやすくなっている。

 

 ゴールデンウィークも、インドア一択だったし。

 活動量計をくれるというなら、もらってこよう。


 簡単に済むと思ったら。

 説明に30分くらいかかるので、予約が必要とのこと。


 とりあえず、予約して行ってみた。

 お金を払い、書類に住所氏名等を記入する。


「では、ここにニックネームを書いてください」

 当然のことのように、職員に言われる。

 

 ……何故に?

 必要なモノは、金だけじゃなかったのか?

 ニックネームが必要なら、広報にそう書いとけや。


 もういいや……

 そのまんま「ほしみ」と書きこむ。


 実は、1,800円は「参加費」だった。

 イベントに、強制参加。


 バーチャルウォーキングラリーがありまして。

 歩数に応じて順位付け。

 そのとき、本名じゃなくて、ニックネームで表示される。


「歩数に応じて、景品が出ます」

 ほほう!


 規定の歩数や条件をクリアすると、ポイントがもらえる。

 ポイントを貯めると、最大2千円の商品券と交換できる。

 つまり、がんばって歩けば、参加費が回収でき、かつ活動量計が実質タダになると。


 とたんにやる気がみなぎる。

 オレはやるぜ、やってやる!


 活動量計の設定は、電池を入れるところから、全部職員がやってくれた。

 最後に、体組成計に乗せられる。


 結果がプリントアウトされた。

 体型はスタンダードクラスとアスリートクラスに分かれている。


 私は、言うまでもなく、スタンダードクラスだ。

 判定は「運動不足」……ごもっともで。


 筋肉量が、全部標準以下だ。

 筋肉をつけて、「運動不足」からの脱却を目指そう。

 

 活動量計に保存された歩数データは、30日保存可能。

 市内の指定箇所に活動量計を置くと、データを読込してくれる。

 設置された体組成計に乗っかると、その分のデータも送信される。


 送信されたデータはタニタの専用サイトで閲覧できる。

 サイトでは、自分のデータの他にタニタ食堂のレシピやコラムが読める。

 

 ……よくできてるなあ。

 医療費を削減させようという市のヤル気が感じられる、と思ったら。


「予算の関係で、来年もやるかどうかは、わかりません」と。

 ……そうですか。


 目指せ、「標準」

 お金も欲しいけど、筋肉も大事だよね。

 

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