第二十九話 投資って、ある意味ハーレムだよね
お読みくださり、ありがとうございます。
なろうの小説には、ハーレムものがけっこうあるが。
現実世界では、実現はかなり厳しいだろう。
投資の世界だと。
たった一つに絞るやり方は、あんまり推奨されてない。
それでも、面倒だし、ほったらかししておきたいという人だったら。
バランスファンドとか、全世界株式とかだったら、いいのかもしれない。
いや、でもアンタ、最近海外ETFのVOOばっかり買ってんじゃん、とツッコミを入れた方。
貴方は正しい。
でも、大丈夫、インド株に浮気したから!
一個だけじゃさびしいなと思って、ついついまとめて買っちゃった。
あと、海外ETFのVTIも、赤字のままはやだなーと思って、買い増ししたら黒字になったよ。
それにしても、さすがに、アメリカの株とインド株だけの構成はありえない。
アメリカやインドに投資できるのも、土台があるからだ。
確定拠出年金では、日本株式と先進国株式のインデックスファンドに投資している。
比率は五分五分くらい。
投資を始めてから。
日本株式って、あんまり持たなくてもいいかな、と気づいた。
持株会で毎月買ってるし。
個別株を買って、見事に失敗したし。
確定拠出年金で、そこそこ貯まってるし。
なので、確定拠出年金の比率を変えてみた。
具体的には、日本株式のインデックスファンドを買うのはやめて。
先進国株式一本にした。
世界経済を基準に考えると、日本の比率って、そんなに多くない。
ちなみに、全世界株式インデックスファンドの中身を見てみると。
先進国88.5%、新興国11.5%で構成されている。
一番多いのはアメリカで、55.8%
一つの国だけで、半分以上を占めている。
日本は二番目に多いけれど、7.3%……
一位と二位の差が大きすぎるよ。
やっぱりすごいなアメリカ。
全世界株式を参考に、自分好みにアレンジしてみよう。
理想は、日本株式10%、新興国株式10〜15%、アメリカ株式60〜70%、残りはその他の先進国株式かな。
それを海外ETFを各種買うことで調整する。
投資が成功したら、儲かった分を債権とか手堅い資産に移して、老後のお金をガッチリキープなんてこともやってみたい。
投資の世界では、ハーレムは、むしろ推奨されてるかもしれない。
自分なりのベストな布陣を見つけたい。




