第二話 投資をはじめる前に、お小遣いを手に入れた
まだプロローグって感じです。
老後貧乏は嫌だ。
でも、定年過ぎてから働くのは嫌だ。
資産運用やってみっぺし!
さあ、証券会社に申し込みだ。
SBI証券とか、楽天証券がいいらしい。
どこがいいのか。
どっちもネット証券ってところがいい。
例えばの話、野村證券に申し込みしてもいいけどさ。
コストが高過ぎなんだよ。
頼むよ、野村くん! ってことにすると。
「やってもいいけど、2千円(以上)ちょうだい。手数料としてさ」ってことになる。
ちなみに、ネット証券だと、200円以下だ。
野村證券のお給料を考えてみたら、わかるだろう。
高いけど、その代わり、親身になって相談にのってくれるかもしれない。
でも、結局は自分で決めなきゃならないことだし。
お金が儲かるかどうかもわからんうちに、余分な金を払いたくない。
Tポイントが貯まるので、SBI証券にしてみた。
楽天ポイントを貯めたかったら、楽天証券がいいと思う。
キャンペーンとかやってたら、乗っかるのもいいなぁ、と思って探してみたら。
見つけたよ。キャシュバックのキャンペーン。
証券会社に口座を開設して、アンケートに答えると、1500円キャシュバックだって。
口座開設は無料。
タダで、1500円稼げちゃう。
やってみた。
お金が入るのは、二ヶ月くらい先になるらしい。
気長に待とう。
SBI証券は申込後、最短翌日からって謳い文句で。
ほう、そりゃすげえと思っていたが。
地方在住者だと、翌日は夢物語だったよ。
4日に申込みして、8日に手続完了の書類が届いた。
まあ、土日を挟んでたからね。
手続完了の書類を受け取って、初めて投資ができるんだけど。
その書類は本人以外は受け取れないので、時間指定して配達してもらうか郵便局に取りに行く。
で、書類も届いたし、さあやるか! と思ったら。
思いのほか、面倒くさかった……
何がって。
お金を入れるのが。
投資するためのお金を証券会社に振込む必要があるんだけど。
提携してる金融機関だと、振込手数料が無料になる。
いいね、無料。
振込のたびに手数料がかかるのはツラい。
提携してるところは、あった。
ゆうちょ銀行。
他の銀行は、一番近いところでも、100キロ以上離れとるわ。
陸の孤島に住まう身の上でも、なんとかしてくれる。
ありがとう、ゆうちょ。
喜んだのも束の間。
ゆうちょから振込むためには、申し込み手続が必要で。
3〜4週間かかるとな……
やりますよ。
だって無料になるんでしょ!
申し込みましたとも。
そしたら、住信SBIネット銀行から、口座開設のメールがきた。
……はて?
そういえば、SBI証券に申込みするときの同意のぽちぽちを押してた時にあったなぁ。
住信SBIネット銀行も同時に申し込みするみたいなのが。
まあいいや、ってそのまま突き進んだんだっけ。
住信SBIネット銀行は、当然提携銀行だ。
てゆーか、これ以上ないってくらい提携しとるわ。
こっちは、認証番号カードと口座開設完了のお知らせを、一週間〜10日で送ると。
ゆうちょより、こっちの方が早いな。
おお、知らん間にメロン支店に口座ができとる。
なんだメロン支店って。
他の支店名がちょっと気になる。
これで二つの選択肢ができたわけだ。
ゆうちょか住信SBIか。
両方使えるのは、便利かも。
とにかく、待とう。
ここまで手続きしたからには、わざわざ振込手数料を払ってSBI証券に入金の選択肢は絶対ない。
ちなみに、SBI証券に申込んだら、限定Tポイント100ついたよ。
お小遣いの100円を握りしめて待機中ってところだ。
キャッシュバックの1500円(予定)を含めると、投資はじめる前から、1600円儲かってます……
次こそ本編って感じでしょうか?