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第百七十一話 魔法のなべ

お読みくださり、ありがとうございます。

 強風で。

 JRのダイヤが乱れた。


 普段乗っている時間帯の電車は。

 到着の見通しが立たず。


 JRの救済措置で。

 特急列車に乗せてもらった。

 特急運賃は、タダだ。


 乗車時点で。

 90分遅れていたが。


 到着時には。

 2時間半遅れになっていた。


 冬になると。

 ときどき、こうなる。


 自衛策として。

 文庫本を2冊持つ。


 いつかはたどり着く。

 それまでは、現実逃避だ。


「リーチ先生」を読んだ。

 陶芸のお話だ。


 読んだ翌日に。

 湯呑み茶碗を割ってしまった。


 これを機会に。

 良い物を買おう。


 ふるさと納税も見てみよう。

 返礼品で、もらえたらおトクだ。


 ふるなびで返礼品を物色してたら。

 気になるモノを発見した。


 ストウブの鍋だと!?


 ストウブの鍋は。

 魔法のお鍋。

 

 同僚が、力説していた。

 これで煮ると。

 どんな煮物も美味しくなるのだと。


 さつまいもを入れて。

 加熱するだけで。

 焼き芋ができちゃうと。


 ずっしりと重い。

 値段も、安くはない。

 一生モノの鍋だ。


 問題が。

 いくつかある。


 そんなに稼いでないので。

 大きな鍋は。

 もらえない。

 14cmの小鍋が限界だ。


 IHクッキングヒーターの。

 鍋の規格が直径12cm以上。


 14cmなら。

 足りそうなものだが。

 底の直径が10.8cmとある。

 規格に合わない。


 規格に合わないと。

 作動しないのだ。


 ただし。

 裏道がある。


 別の鍋で。

 鍋底が12cm以下のものを買ってしまい。

 作動せず、動揺した。


 三口のコンロのうち。

 全部、試してみたら。

 

 一番火力の弱い真ん中のヒーターだけは。

 作動した。


 その鍋の。

 鍋底は、10.8cm

 てことは。

 14cmのストウブも使えるハズだ。


 最大の難関。

 すぐには、届かない。


 配送時期。

 12月末まで。


 1月に申込むと。

 約1年待ちだ。

 待つしかない。


 しかし。

 何故に。

 ストウブが返礼品に?

 フランス・アルザス生まれの鍋ですが。


 答えは。

「ふるさと納税オリジナルの品」だから。

 

 具体的に言うと。

「鵜飼のモチーフイラストを鍋のノブに刻印している」から。


 市のシンボルマークを刻印したら。

「ふるさと納税オリジナルの品」になるわけか。

 すごい抜け道だ……

 

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