表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神様って本当にいるの?  作者: アキラくん
2/5

よく来たな、侵略者

「魔王、遂にたどり着いたぞ!世界平和のために、お前を退治しに来た、勇者だ!」

「くはははは!!よく来たな、侵略者」


「な、なに?」

「だから、よく来たな、侵略者、と言ったのだが?」


「なぜ、俺が侵略者になるんだ!」

「いや、だってお前ら人類のほうから先制かましてきたじゃん?」

「え?そうなの?」

「そうそう、我々は反撃してるだけよ?」


「そ、それでも、貴様らが残虐非道な性質を持っていることに違いはない!!」

「それってさ、一部のゴブリンとか、オークとかの所業のこと?」

「そ、そうだ!」

「それってさ、戦争じゃ普通のことじゃね?どんだけ、生真面目で倫理的な奴でもさ、戦争おっぱじめれば、心が壊れそうになるよな、だからさ、略奪行為とか凌辱行為とかが黙認されるんだぜ?お前らもやってんじゃん!」

「う…」


「じゃ、じゃあ!お前ら戦争の仕方が卑怯だろうが!」

「は?卑怯、戦争に卑怯だと」

「な、なんだよ」

「……こちとら、テメェの命かけて戦ってんだぜ。生き残るために卑怯な手段を取ってなにが悪い。そも、戦争のルールは一つ。ほどほどにして辞めるか、圧倒的に勝って、官軍となるだ。そもそもだ。テメェらだって、卑怯なことやってるぜ?表立った争いは、古臭いルール持ち出すくせしてよ。テメェらは、俺たち魔族を奴隷にするために、散々罠を張り巡らせてくれたよなぁ!あぁ!」

「ひっ!?」


「それで、侵略者殿、貴方はこれ以上こちらからなにを奪おうと言うのか?」

「え、えと、その……すいませんしたーー!政府上層部の腐敗を正してきます!許してくださーい!」

「うん、よろしい。わかればいいのだ。それでこそ、真の勇者というものよ、では、逝ってこい。狐狸の類は、魔王よりも手強いぞー」

「はひぃーー!?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ